"チョコレート"カテゴリー初の機能性表示食品として2016年3月に発売された、江崎グリコの「LIBERA(リベラ)」。発売からおよそ1年が経過した3月15日、同製品の紹介をはじめ、販売状況や消費者の声などを報告する記者向け座談会が行われた。
座談会に出席した同社チョコレートマーケティング部の佐野有香氏によると、「LIBERA」の累計出荷数は、既に1,200万個に到達し、これは同社が発売当初掲げていた計画比で2~3倍の実績になるとのことだ。
「チョコレートカテゴリーで年間1,000万個以上を売り上げる単品商品は年に1~2アイテム。それを発売から1年足らずで早くも達成し、弊社の中でもヒット商品となっています」と佐野氏は語る。また、販売チャネルとして多くを占めるのはスーパーマーケットだが、他の商品に比べるとコンビニやドラッグストアでの販売構成比が高いのも特徴だという。
脂肪と糖の吸収を抑える難消化性デキストリンの入ったチョコ
前述のとおり、「LIBERA」はチョコレートカテゴリー初の機能性表示食品として発売された商品。脂肪と糖の吸収を抑える機能があると報告されている「難消化性デキストリン」と呼ばれる食物繊維を商品中に5グラム含んでいる。
グリコによるとミルクチョコレートは、砂糖40%、植物油脂25%、カカオマス20%、粉乳15%というのが一般的な材料組成。砂糖と植物油脂の比率が大きいため、「おいしいけど太りそう」といったマイナスイメージを持っている人も多いのではないだろうか。実際に同社が16~19歳の男女1,600人を対象に独自に行った調査では、チョコレートについて67%が「おいしい」と答えた一方で、「糖質が多い」(39%)、「高カロリー」(34%)、「太る」(28%)、「脂質が多い」(22%)といったネガティブな印象を持つ人も多かったという。
そこで、こうしたイメージを払拭させる"機能性"に加えて、チョコレート本来の"おいしさ"にもこだわって生まれたのが「LIBERA」だ。日本人が食べ慣れているとされるガーナ産のカカオを使用し、甘味料として砂糖を用いることで自然なおいしさを追求している。
「チョコレート本来のおいしさを味わってほしいので、一般的なチョコレートと同様に砂糖を使用しました。気になるチョコの脂肪分や糖分に配慮して、難消化性デキストリンを配合しています。デキストリンは味にも影響を与えないので、砂糖の代替品を用いることでカロリーオフを実現している他の機能性チョコレートとは違い、機能性とおいしさの両立ができています」と佐野氏。商品名の「LIBERA」は、英語の"liberal(=自由)"に由来し、「脂肪や糖が気になる人にも自由な気持ちでチョコレートを楽しんでほしいという思いで付けました」と話す。
女性8割以上に好評の味!
チョコレート購入者の男女比率は男性4割、女性6割程度というのが一般的とのことだが、「LIBERA」の場合は約8割が女性で、年代は20代、30代、50代が多いのも特徴だという。 また、マイナビニュース会員の20~50代の女性有職者500人を対象に実施した調査によると、「LIBERA」購入者の理由は「機能性表示食品」がトップ。味についても「好き」「まあまあ好き」を合わせて8割以上が評価した。
他の商品に比べると、コンビニやドラッグストアでの売り上げも高いという「LIBERA」だが、オフィスや持ち歩きを想定した工夫がパッケージや形状にも施されている。開閉可能なパウチ仕様で持ち運びがしやすく、仕事中などにも食べやすいようチョコレートはつまみやすい一口サイズを採用。表面にはコーティングも施されており、溶けにくく、手にもつきにくい仕様だ。フレーバーは現在、「ミルク味」のみの展開となっている。
ちなみに、江崎グリコからは「LIBERA」の他に、機能性表示食品のチョコレートとして「GABA」も展開している。事務的作業による一時的・心理的なストレスの低減機能があることが報告されている「γ-アミノ酪酸」が含まれているのが特徴で、機能性チョコレートの中では独自のポジションを築き、「LIBERA」同様に同社の人気商品となっている。
拡大する機能性チョコレート市場
同社の調べによると、こうした機能性チョコレートは同社の2製品に限らず、年々市場が拡大しているのだという。「消費者の健康志向の高まりにより、機能性食品市場自体が拡大している。チョコレート市場の中でも機能性は特に成長著しいカテゴリー。『LIBERA』のヒットは市場自体の掘り起しにも大きく寄与していると思う」と佐野氏。しかし、機能性チョコレートの今後の展開については「当面は『LIBERA』と『GABA』のブランド育成に注力していきたい」とし、既存ブランドの認知向上などに努める意向を明かした。
最後に、3月1日から展開中のプロモーション施策を紹介。スペイン在住のアーティスト・AnaHell氏の「Secret Friends」という作品をリベラバージョンにアレンジした動画で、ウェブと首都圏の主要公共交通機関内で配信されている。思わず目を引かれてしまうこのビジュアル。是非、最後の「オチ」をチェックしてみてほしい。
(マイナビニュース広告企画:提供 江崎グリコ)
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