営業や出張など長く歩くことが多いビジネスマンであれば、「革靴よりもスニーカーを履きたい!」と思うことが多いだろう。ビジネスには革靴という固定概念がある一方で、シンプルで機能的なスニーカーをスタイリッシュに合わせる人も多い。特に、フットワークの軽さを求められるような業界では、堅苦しい革靴よりも好印象な場合もあるのではないだろうか。そこで今回は、2人の起業家の方に「オン」のビジネスの場でスニーカーを履きこなすならば、どんなコーディネートにしたいか、話を聞いてみた。
スニーカーは、レザーの高品質なテニスシューズで世界的にヒットを飛ばす「K・SWISS」にご協力いただいた。カジュアルなスニーカーとして根強い人気があるブランドだが、2人の起業家はどう「オン」の着こなしに合わせてくれるだろうか。
今回のコーディネートで登場するK・SWISSのスニーカー「Classic 88 Black」(左)と、「Classic 66 White」(右)。K・SWISSの公式サイトはこちらから |
Classic 88 Blackを使ったコーディネート
美容室や美容サロンのコンサルティングを手がけているNext Emotionの代表取締役・松浦温生さんは、ミュージカルなどの俳優として活躍した後に華麗な転身を遂げた起業家。松浦さんに挑戦してもらったのは、Classic 88 Blackを使ったコーディネート。アッパーに黒のレザーが使われており、シンプルだが高級感もあるモデルだ。普段から松浦さんは「サロンなどにお邪魔する場合も、あんまりカッチリとしすぎない感じの服装が多い」という。
──今回選んでもらったコーディネートのポイントは?
「今回、上をキレイ目なセレクトにしたので、下はあえてジーンズにしたほうがスニーカーも映えるかなと思って選びました。ここで普通にスラックスなどを選んでしまうと、ムリしている感じになってしまいますから。"何かあって、急に買ったのかな?"みたいな(笑)」
──「オン」のコーディネートで、いつも気をつけている部分は?
「コンサルタントは相手にどう思われるかが大事なので、相手に不快感を与えない服装になるように気をつけています。ファッション性があっても、ダメージジーンズや汚れたスニーカーなどは避けていますね。服装を変えることで仕事モードに切り替わるような感覚があるので、相手に合わせて選ぶようにしています。ただ、どんなにカジュアルよりになったとしても、ジャケットとシャツは外せないですね」
──ビジネスのとき、靴はどのように選んでいますか?
「スーツのときは革靴をしっかり磨いて行きますが、それ以外のときはスニーカーを履くことも多いです。とはいえ、経営者の方はいろんな意味で足元を見ている方が多いので、プライベートで履くスニーカーとは分けています。汚れていないかとか、底がすり減っていないかとか。SNSなどを活用して、個人でビジネスをする人も増えてきましたし、昔のようなビジネス=革靴という概念はなくなってきていると思うので、ビジネスにスニーカーも問題なくアリだと思っています」
──今日、K・SWISSのスニーカーを履いてみていかがでしたか?
「個人的に好きな形のモデルで、最初見たときもうれしかったんですが、履いたときのフィット感が良くて、感動しちゃいました。すごく履きやすいです。疲れにくいというのはビジネスでも大きなポイントですね。色もシンプルで合わせやすいので、いろいろなコーディネートができそうです」
松浦さんのコーディネートは、ホリゾンタルカラーでダブルカフスのシャツに黒ネクタイ、黒ジャケットと、かなりきれい目でカッチリした装い。下をさわやかなブルーのデニムでカジュアルダウンさせることで、スニーカーとの相性をグッとアップさせている。黒っぽいトーンが多いが、その分、胸元の白いチーフやシルバーのネクタイピンとカフスボタンが映えており、暗い印象にはなっていないのがポイントだ。