キヤノン「EOS M5」は、ミラーレスカメラEOS Mシリーズの最新モデルだ。独自技術「デュアルピクセルCMOS AF」の採用によってAF (オートフォーカス) 速度を大きく向上。EVF (電子ビューファインダー) を標準装備し、AF固定で最高約9コマ/秒、AF追従で最高7コマ/秒の高速連写、Bluetooth LEでスマホと接続できるなど、見どころ満載の高機能カメラに仕上がっている。
注目すべきはカメラ本体だけではない。キットレンズのひとつとして高倍率ズーム「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」が新登場。これによってEOS Mシリーズ用の「EF-Mレンズ」は、広角から望遠、単焦点、マクロレンズまで計7製品のラインナップに拡大した。
言うまでもなく、レンズを交換できることはミラーレスカメラの大きなメリットだ。今回は、EOS M5に様々なレンズを取り付けて、撮る楽しみをいっそう深く味わってみたい。
とにかく便利で万能な高倍率ズーム
新発売の高倍率ズームレンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は、全長86.5mm、質量約300gの小型軽量にもかかわらず、ワイド端28.8mm相当、テレ端240mm相当という幅広い焦点距離をカバーする。レンズ内に搭載した手ブレ補正機構はシャッター速度4段分の効果を誇り、マクロ性能は0.31倍という高い撮影倍率を実現している。
広角から望遠まで1本で対応できるため、荷物の量を減らしたい旅行用のレンズとして最適。レンズ交換中にシャッターチャンスを逃したくない大切なイベント撮影にも役立つ。