ゲーミングノートPCといえば、古くからのPCユーザーは"高嶺の花"というイメージが強いはず。しかし近年では、十分な性能を備えつつも気軽に購入できる価格の製品が増えてきた。マウスコンピューターのG-Tuneブランドでは、そのようなゲーミングノートを多数取り扱っている。同社の15万円以下で手に入る「NEXTGEAR-NOTE」をまとめてお伝えしたい。

マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」では、ゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE」を性能・予算別に数多く取り揃えている

ゲーミング性能を持ち歩けるノートPCのメリットとデメリット

ゲーミングノートPCは、限られたスペースに3Dゲームを動作させるためのパーツを凝縮させている。PCパーツは、処理能力を向上させるほど、高い電力と熱を発するため、ノートPCで性能を追求するのは今なお難しく、そして高価になりがちだ。だが昨今は、CPUやGPUの省電力化や、ストレージのSSD化により、十分な性能を備えつつもリーズナブルに購入できる製品が増えてきた。それに伴い、購入しやすい価格のゲーミングノートPCも増えている。

マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」でも安価なモデルが増加傾向にあり、ある程度の予算があれば、数々のゲーミングPCを選択することが可能だ。今回は、ゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE」から、15万円以下で購入できる4シリーズをピックアップした。この4機種のスペックと簡単な特徴を、GPU性能順にご紹介していこう。

GeForce GTX 970M搭載! ハイスペックを狙うならi5710シリーズ

税別15万円以内という予算で3Dグラフィックスの性能を追求したい人は、「NEXTGEAR-NOTE i5710 シリーズ」が一番のおすすめ。 i5710シリーズはNVIDIAのハイエンドに近いGPU「GeForce GTX 970M」を搭載しており、ノートPCながら、並みのデスクトップPCを凌ぐパフォーマンスを見せてくれる。さらにCPUには、4コア8スレッドのIntel「Core i7-6700HQ」を採用。定格クロック2.60GHz、ターボ・ブースト時最大3.50GHzの性能で、ゲームだけでなく、マルチスレッド処理を必要とするメディア編集アプリなどでも、高い処理能力を発揮してくれるだろう。

液晶パネルには15.6型のIPS方式を採用。ノングレア処理が施されているため、画面の反射は気にならない。解像度はフルHD(1920×1080ドット)となり、モバイル向けGPUでゲームを遊ぶにはバランスの良い組み合わせだ。ベンチマークソフト「3DMark」Fire Strikeスコアは、"7,523"と非常に高い。また、ストレージに標準で240GBのSSDを搭載している点も魅力。それでいて、8月中旬現在、149,800円(税別)という価格で提供されている。15万円以下でスペックに妥協したくないなら、「NEXTGEAR-NOTE i5710 シリーズ」をチョイスしたい。

持ち運びできるゲーミングノートなら14型のi4600シリーズ

デスクトップPCに対してのノートPCの最大のメリットは、本体と液晶ディスプレイを気軽に持ち運べること。そんなモバイル性に主軸を置くなら、「NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ」で決まりだ。 i4600シリーズは、ゲーミングノートとしては小さめの14型液晶ディスプレイを搭載したモデル。14型といえど、解像度はフルHD(1920×1080ドット)を実現、ノングレア処理も施されている。

さらに、CPUには4コア8スレッドのIntel「Core i7-6700HQ」を採用しており、処理能力に不足を感じることはない。もちろん他の製品同様、最安モデルでも240GBのSSDを標準搭載しており、ストレージがボトルネックとなることもない。GPUこそNVIDIA「GeForce GTX 965M」となるが、これはサイズを考えると仕方のない部分ともいえる。それでもベンチマークソフト「3DMark」Fire Strikeスコアは、"5,816"と十分な値。GPUにアッパーミドルモデルの製品が採用されているぶん価格は抑えられており、119,800円(税別)から購入が可能だ。