アメリカのロボット掃除機市場でシェア2位を誇るという、ネイト ロボティクスの「Botvac(ボットバック)」。独自のD型シェイプと、"SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)"と呼ばれる、自分の位置の推定と環境地図の作成を同時に行う技術が搭載された、ロボット掃除機の次世代を感じさせてくれる性能が魅力の一台である。

ということで、今回は、「ロボット掃除機を使っている人」「ロボット掃除機を使っていた人」「ロボット掃除機を使ったことがない人」の3名に「Botvac」を1カ月間利用していただき、率直な感想を聞いてみた。果たして「Botvac」の実力やいかに?

ロボット掃除機は“なくてはならない”アイテムなのか?

(左より)
高橋さん(仮名)：現在、他社のロボット掃除機を使用中
落合さん(仮名)：ロボット掃除機を利用したことがない
田中さん(仮名)：以前、ロボット掃除機を使っていたが、今では使っていない

――まず、皆さんはロボット掃除機に対してどのようなイメージを持っていますか?

田中さん 結婚したときにお祝いとしてもらったロボット掃除機を使っていました。それまでウチはあまり広くなく、ロボット掃除機を使うまでもないと思っていたんです。でもいざ使ってみると掃除に時間をかけなくてもいいと妻が大喜びでした(笑)。

落合さん 私は使っていなかったんですが、実際にロボット掃除機を使っている友達から、使っているうちに愛着が湧いてきて、話しかけちゃうみたいな話を聞いたことがあります(笑)。

――ペットみたいな感じですか?

落合さん そうです。私は両親と住んでおり、母が専業主婦なので、家事に時間を取れないなんてことはないようですが、ロボット掃除機はカワイイみたいだし、欲しいなとは思っていたみたいです。

――なるほど、では高橋さんはいかがですか?

高橋さん 僕は3年くらい前までは賃貸住宅に住んでいたんです。妻は楽をしたがって前々からロボット掃除機が欲しいと言っていましたが、それほど間取りが広いわけでもなく、いらないんじゃない? とはぐらかしていました。結局当時はロボット掃除機を使うより、ハンディ掃除機で効率的に掃除した方がいいと思ってたんです。

――田中さんと共通していますね。

高橋さん そうですね。でも、家を新築したときに、家財道具をすべて最新のものに買い替えたんです。そのときに、ロボット掃除機も買い揃えました。夫婦共働きなので、今となってはなくてはならないアイテムになってますね。

パワフルかつ隅の方までキチンと掃除ができる

――では「Botvac」を利用してみた感想を率直にお聞かせください。

田中さん 僕の部屋にはかなり厚みのあるラグマットを敷いてあるんですが、僕が持っていたロボット掃除機は、それを乗り越えられなかったんです(笑)。中途半端に乗り上げて止まっちゃったり……。それがすごく嫌で使わなくなりました。ところが「Botvac」は、その厚いラグマットを乗り越えてキチンと掃除をしてくれたんですね。しかも、隅っこの方までキチンとキレイにしてくれているようで……。以前に使っていたものと比べて、性能やパワーが格段に良くなっていて、ちょっと驚きました。

落合さん 私の家では基本的に母が使っていたんですが、ロボット掃除機を使うのが初めてで、楽しんで使っているようでした。掃除してくれるということはもちろん、ロボット掃除機を使うこと自体が楽しいようです。あとは、洗い物や洗濯など、ほかの家事をしている間に掃除をしてくれるのは本当に楽でいいと言ってましたね。

――お母様の感想としては、キチンと掃除できていると?

落合さん 初日は「Botvac」の後を追って、キチンと掃除できているか観察したそうです(笑)。とある部屋にゴミが落ちていて、それを掃除するのか見張っていたんですけど、吸い取ってくれたので感動していました。しかも、吸引力が強いせいだと思いますが、普通に人の手で掃除した部分を「Botvac」でもう一度掃除させたら、見えていなかったゴミを吸って、もっとキレイにしてくれたことにもビックリしました。行き届いてないところまで掃除してくれるのも嬉しいですね。

高橋さん ウチでは他社のロボット掃除機を使っています。掃除機なので音はどちらもそれなりにしますが、「Botvac」は僕が使っている製品より気にならない。今使っている方は、いわゆるサイクロン掃除機のような大きな音がするんです。一方「Botvac」はしっかり掃除してくれるのにそんなに気になる音がでなくて、ウチは2階が居間で1階が寝室なんですが、「Botvac」に掃除をさせながらでも音を気にせずに眠ることができました。都会暮らしだと生活音って割と気になりますよね？ ですから「音が静か」というのは重要なポイントだと思うんです。

またロボット掃除機の動きですが、僕が使っている製品は部屋をランダムに動いて掃除している感じなんです。一方で「Botvac」は、直線的ですごく効率的に掃除してくれる。それによって掃除のモレや所要時間も少ないのかなという印象を受けましたね。

あと「Botvac」は壁や家具に近づいたらスピードが緩まって減速し、壁にドーン！とぶつかる感じがない。一方、ウチで使っているものは当たりまくる感じです(笑)。一言で言うなら、僕が持っているロボット掃除機は“タックル”で、「Botvac」は“ソフトタッチ”というくらいの違いがありますね(笑)。

Dシェイプが可能にした大きな吸引孔とダストボックス

――落合さん宅は普段からロボット掃除機を使っていなかったわけですが……。

落合さん 母は「ロボット掃除機がなくても生きていけるけど、実際あったら便利だね」と言っていました(笑)。また祖父や祖母が、身体が弱くなって掃除するのも大変になってきたらプレゼントしてあげたいとも。「Botvac」に関しては、ペットのような愛着が湧きつつあるようでした。あの可愛がる様子を見ていたらもしかしたら母が先に買ってしまうかもしれない(笑)。

――皆さんが「Botvac」で気に入ったポイントは?

田中さん ゴミを捨てたり、フィルターを掃除したりすると、日本語で「ありがとう」というメッセージが出るんです。妻も「Botvac、ありがとうって言ってたよ」なんて喜んでました(笑)。何気ない機能だと思うかもしれませんが、案外夫婦の会話が弾みます。実は、ロボット掃除機には不満を持っていたんですが、「Botvac」であれば、買っても良いのかなと思いました。

また、ウチは共働きの二人暮らしなので、毎日掃除しているわけではなく、週末にまとめて掃除するのがルールだったんです。でも、「Botvac」を購入してからは、一切手間もかからないので、毎日決まった時間に掃除するように設定しました。すると、週末の掃除時間は短くなるし、毎日掃除させて綺麗な状態を常に保っておくことができるのも魅力ですね。

落合さん 親の家事の負担が減ったのは良かったと思います。我が家は5人家族で一軒家に暮らしているのですが、母は掃除、洗濯、炊事と、一日中家事に追われている状態なんです。そんな中、「Botvac」を使用したことで、普段の掃除が20分ほど軽減されました。つまり1週間に換算すると大体2時間程度になります。これは母にとって非常に大きな時短効果だったみたいで、「自由時間が増えた」と楽しそうにしているんです。それに加えて、母が「Botvac」と触れ合うこと自体も楽しんでいるという様子も気に入りましたね。

私自身も今までズーッと実家暮らしで、家事をやったことはほとんどないので、将来独立することを考えると、「Botvac」を導入して掃除を任せるだけでもだいぶ楽になるのではないかと、今回改めて思いました。

高橋さん 率直に僕はまずデザインがいいなと思いました。よりロボット感、未来感がありますよね。毎日使う家電だからデザインの好みは重要ですよ。それに効率よく早く掃除してもらえるし、音も気にならない……。大きな吸引孔が先端にあって、ダストボックスを真ん中に持ってきている、独自の仕様のおかげだと思うのですが、これも他のロボット掃除機には無い特徴だと思います。

「Botvac」の使用感について、嬉々として語ってくれた3名。とても気に入った様子で、実際に他社製品からの乗り換えも検討しているようだ。

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1回目：米国でシェアNo.2のロボット掃除機で賢く・効率的にお掃除! “D”形状のネイト「Botvac」なら四隅もお任せ
2回目：米国でシェアNo.2のロボット掃除機にはどんな魅力が? - 本社スタッフに訊いてみた
3回目：ロボット掃除機、「買いたいけど、でも……」と迷う理由
4回目：最新ロボット掃除機「Botvac」を使った感想は? - 利用者に聞いてみた

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