アメリカで人気のロボット掃除機「Botvac (ボットバック)」を販売しているネイト ロボティクス。ロボットが自走するための高度なナビゲーションシステムを搭載しつつ、ユーザーの手の届きやすい価格帯で提供し、支持を集めている。そこで今回は、アメリカ本社のマーケティングスタッフに同社が力を入れている点や製品のオススメポイントについて話を訊いた。
――ロボット掃除機の開発のきっかけは何ですか?
当初から私たちは「家事をもっと賢くやる方法があるはず」と考えていたんです。そして、それは高度なナビゲーションシステムを搭載したロボットによって解決できると思っていました。こうした考えのもと、スタンフォード大学の起業家支援プログラムによって誕生したのがネイト ロボティクスです。
設立当時の創業者たちには「たいていの人があまり好きではない掃除をロボットでもっと楽にできるはず」という信念がありました。その当時、すでにロボット掃除機は市場に存在していましたが、あまり賢くなく、あちこちにぶつかりながらランダムに動くだけで、清掃能力が高いと言えるものがなかったのです。
それゆえに、私たちが高知能なレーザーナビゲーションシステムとパワフルな吸引力を持つロボット掃除機を開発することで、人々のフロア掃除の方法を変えることができるだろうと確信し、「Botvac」を開発することで、実際にそれを実現しました。
――第二世代である「Botvac D Series」の開発コンセプトを教えてください。
本製品の開発にあたっては、日本のロボット掃除機市場をかなり意識しました。というのも、日本ではアメリカ以上に多くのロボット掃除機が市場に存在しているんです。特に我々が気になる製品でアメリカでは手に入らないものは、日本で購入してエンジニアが徹底的に検証して製品開発にもフィードバックさせています。その結果、使いやすく掃除しやすいブラシや、より高性能なフィルターを搭載した新製品を開発することができたのです。
――「Botvac D Series」で最もこだわったポイントや、力を入れたポイントは?
私たちの技術者が絶えず改善と機能の拡張に努めているのは、「SLAM」と呼ばれるレーザーナビゲーションシステムです。そして、クリーニングシステムを最適化し、ホコリや微粒子をより効率的に捕集できるように、超高性能フィルターの改善にも力を入れました。
また、「Botvac」に搭載されているレーザーセンサー「LIDAR(light detection and ranging)」もこだわっているポイントです。「LIDAR」は、我々が独自に開発したセンサーで、光の到達時間を計測し距離を測定するものです。これにより周囲の3次元形状の習得を可能としており、様々な企業から、その技術を使わせてほしいという声が寄せられているほど反響があります。さらに、ロボット研究者たちが自身の研究に応用するために「Botvac」を購入して分解、「LIDAR」を取り出して使っているという話も耳にします。こういった事実もネイト ロボティクスの優れたテクノロジーを裏付けているのではないでしょうか。
なお、日本市場を意識した本製品は、静音性を高めることも課題のひとつでした。外出中にロボット掃除機を利用するアメリカのユーザーは、掃除機の出す音をあまり気にしないので、前シリーズではモーターや吸い込み音を静かにするための機能が付いていませんでした。そこで本製品は、「音」に敏感な日本のユーザーを考慮し、動作音を静かにする工夫を施しています。
――「Botvac D Series」と他社のロボット掃除機と比較した際に、特に優れていると考えられるポイントは何ですか?
「Botvac」の「Dシェイプ」という、進行方向側が四角く、後方が半円形になっている形状は、他のロボット掃除機には無い特徴です。進行方向側についた吸い込み口が壁際まで近づくので、部屋の隅のホコリを取り残してしまうことはほとんどありません。
また、私たちのレーザーセンサー技術による「SLAM」は、薄暗い部屋や吹き抜けなど天井の高い部屋でも問題なく稼働できることが特徴です。レーザーセンサーシステムは掃除中、絶えず室内をスキャンして、壁、家具、出入り口、ペットや人を検出し、最も効率のよい経路で部屋全体を掃除するよう自動で調整を行っています。
その他にも吸引する風の流れの計算、吸引力をロスさせないための様々なアイデア、吸引口とダストボックスを繋ぐ機構、そのすべてにネイト ロボティクスの技術が活きているのです。ロジテック(日本ではロジクール)を創業した会長兼CEOのジャコモ・マリーニを慕う、高学歴で経験も豊富な精鋭たちをエンジニアとして揃えている我々だからこそ、これらの技術を使いこなして製品化できたのだと思っています。
一方、日本市場においては、2014年に現地法人を設立したものの泣かず飛ばずの状態が続いておりました。そこで、テコ入れのためにトップマネージメントとして、さまざまな企業で業績を上げ、なおかつ、ジャコモ・マリーニの原点であるロジクールの社長として常に二桁成長を成し遂げてきた竹田を、2015年10月にネイト ロボティクスの社長として迎え入れました。
それ以降、ネイト ロボティクスは日本においても、継続的に500%以上の成長を成し遂げております。
――「Botvac D Series」は、"ボットビジョン"と呼ばれるマッピング技術で正確に部屋の状況を把握することができますが、掃除ルートはどのように決定されるのでしょうか?
私たちのロボット掃除機は、壁の位置や家具、物の位置を判定するためにマッピングを行い、部屋全体がきれいになるまで掃除をする仕組みです。掃除ルートは、部屋の中をいくつかに区分し、一区分を掃除してから、次の区分に移って掃除をします。すべてがきれいになったと判定されるまでこれを繰り返します。そして最後にマッピングデータをつなぎあわせて地図を作成し、掃除されていない場所がないか確認するんです。稼働中は部屋をスキャンし続け、前回掃除した時から何か位置が変わったりしたものがないかを検知し続けるため、最新の部屋の状態を把握し、くまなく掃除することができます。
――"ボットビジョン"のようなマッピング機能が他社製品のロボット掃除機にも搭載されましたが、貴社の商品は今後どのように進化していくのでしょうか?
同じマッピング機能でも、他社のマッピングはレーザーセンサーではなく、カメラセンサーを用いているのが主流です。カメラはレーザーよりも精度が劣るだけでなく、薄暗い部屋では上手く作動しない場合があります。私たちはそんな理由からもレーザーセンサーにこだわり、今後もボットビジョンシステムの改善を続け、ロボット掃除機ユーザーのために最先端の技術開発を続けていきたいと思います。それと同時に、潜在的な消費者も含めてユーザーの方々によりよいソリューションをもたらすべく、システム全体を改善することに注力したいと思います。
――最後に、日本でロボット掃除機の購入を検討している方にメッセージをお願いします。
現在、アメリカでロボット掃除機シェア2位の ネイト ロボティクス「Botvac」ですが、3年前までは知名度がほとんどありませんでした。特にTVコマーシャルや派手な宣伝活動をしているわけではありませんが、ネットでの口コミを中心に大幅にシェアを伸ばし続けることに成功しています。日本においても、アメリカ同様に口コミが広がり、ますます良さを実感していただけるものと確信しております。
さらに、一旦お使いいただいた方々の満足度も、他社製ロボット掃除機とは格段の差があるようです。それは、私たちの製品がレーザーナビゲーションシステムやマッピング機能などに加え、アレルゲンカットフィルターなど、他社製品に比べて最先端のテクノロジーを駆使していながらも、手の届きやすい価格帯で提供しているからだと自負しております。
ぜひこの機会にネイト ロボティクス「Botvac」のご購入を検討していただけますと幸いです。
【特設サイト】
1回目:米国でシェアNo.2のロボット掃除機で賢く・効率的にお掃除! “D”形状のネイト「Botvac」なら四隅もお任せ
2回目:米国でシェアNo.2のロボット掃除機にはどんな魅力が? - 本社スタッフに訊いてみた
3回目:ロボット掃除機、「買いたいけど、でも……」と迷う理由
4回目:最新ロボット掃除機「Botvac」を使った感想は? - 利用者に聞いてみた
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