ティントリはVMwareテクノロジー アライアンス パートナーの1社だ。だが、その関係は単なる技術的なパートナーシップよりも深く近しい。ティントリの創業者はVMwareで長くエンジニアを務めており、Tintri VMstoreは「VMware環境に最適なストレージをつくる」ことを目的に誕生した。そうした誕生の背景もあってティントリとVMwareは共同でセミナーやプロモーション、営業協力を行っている。

ヴイエムウェア株式会社 ゼネラルビジネスSE統括部 パートナーSE部 システムズエンジニア 七澤壮君氏

「Tintri VMstoreの販売がスタートした早い段階で製品をお貸しいただき、当社の技術者が直接触ってその特徴や良さを社内に啓蒙しています。またティントリジャパンの技術者の方にかなりの頻度で当社の技術者や営業向けにトレーニングをしていただきました。そうした経緯のもとでVBC Tokyoでも製品を使わせていただいていますが、その理由はこれまでの信頼関係だけではありません」とヴイエムウェア ゼネラルビジネスSE統括部 パートナーSE部 システムズエンジニア 七澤壮君氏は話し、こう続けた。「統合ハイブリッド クラウドの世界観を共有でき、仮想環境の運用に特化した機能の実装がされているかどうかが重要な選定ポイントとなります」。

菊本氏も仮想環境の運用に特化した実装について「当社が製品を評価する観点で大事にしているのはVMware製品との連携がどのレベルでできているかということです。その点、ティントリさんはVMwareの新しいアーキテクチャであるVMware vSphere Virtual Volumes (以下、VVOL)や、VMware が提唱する運用管理の自動化において、VMware vRealize Operations Manager (以下、vROps) や VMware vSphere Web Clientへの対応を非常に早いタイミングで実装してくださっています。これまでもストレージのハードウェアアシスト機能である vSphere APIs for Array Integration (VAAI)も含めてフルに対応していただいています」と補足する。

ティントリジャパン合同会社 SEマネージャー 東一欣氏

「Tintri VMstoreの最新OSでは仮想マシンや仮想ディスクをそれぞれのオブジェクトとしてストレージが直接管理する仕組みを提供するVVOL を正式にサポートするなどVMwareとの連携をさらに強化している。仮想マシン単位でパフォーマンスを管理する考え方はティントリと同じ方向です。このことも世界観を共有できる大きな理由と言えます。vROpsからTintri VMstoreを仮想マシン単位で直接モニタリングすることも可能となりました」とティントリジャパン SEマネージャー 東一欣氏は話す。

また、菊本氏は「Tintri VMstore はVMwareと非常に親和性が高く、VMwareの観点で実現したい世界観をTintri VMstoreとともに提供することができる」と強調する。

誰もが狙った性能を出せるのは
「Tintri VMstore」の大きな魅力

統合ハイブリッド クラウドを実現するうえでストレージにはVMwareとの親和性に加え、導入の容易さや性能、運用のしやすさが求められる。実際にTintri VMstoreを導入した七澤氏は「Tintri VMstore は収容可能な仮想マシンの台数に合わせて予めストレージ容量が最適化されています。LUNやボリュームを考える必要がなく、IPアドレスを設定するだけですぐにネットワークに接続して使い始めることができる。設定は数十秒で終わりました」と驚きを隠さない。

また、仮想化環境における性能問題で悩むお客様が多いと七澤氏は話す。「性能問題でCPUやメモリを意識するお客様はたくさんいらっしゃいますが、ストレージの観点は見落とされがちです。仮想化環境の性能問題を解決するうえでストレージの性能は重要なポイントとなります。これまで性能問題を解決するためにはストレージの技術者が高度な設定や複雑なチューニングを行う必要がありました」

仮想化環境における性能問題では、技術者に依存しないという視点が重要となる。技術者のスキルによって実際の性能に差が生まれてしまっては安定したパフォーマンスの維持は難しい。「Tintri VMstoreの場合、難しい設計などしなくても自動的に性能チューニングが行われるため常に安定したパフォーマンスで運用できます。誰もが狙った性能を出せるのはTintri VMstoreの大きな魅力であり、Tintri VMstoreはストレージの専門技術者を必要とないのもポイント」と菊本氏は話す。
ティントリのコア コンピタンスは、ハイパーバイザーから得られた仮想マシン毎の稼働状況をもとにTintri VMstore自身が性能チューニングを自律的に行い、各仮想マシンのストレージ性能を最適化していくことにあるとティントリの東氏は説明する。

「従来のストレージはストレージの中身をあまり意識することはなかったのですが、Tintri VMstoreは仮想マシン毎に稼働状況を管理し、性能が必要かどうかを判断できるストレージです。専門知識を持つSEが管理するのではなくTintri VMstore自身で管理します。通常、仮想マシンのパフォーマンスが低下しストレージの性能を見る場合、RAIDやディスクビジー率、キャッシュの状況などを確認しなければならず大変です。Tintri VMstoreは仮想マシン毎の稼働状況を自動収集し、仮想マシン単位でストレージはもとよりホスト、ネットワークなどのパフォーマンスを可視化するため、パフォーマンスが低下した場合の要因特定も迅速かつ容易に行えます」(七澤氏)

VBC Tokyoスタート当初から多くの問い合わせ、今後のコンテンツも順次拡充

運用管理の連携面でもVMwareとティントリの優れた親和性があらわれている。「VMware vSphere環境の管理画面で見えている情報はTintri VMstore側でもすべて確認できます。VBC Tokyoでは一週間に一回、仮想マシン単位でバックアップをとっていますが、Tintri VMstoreの管理画面で必要な仮想マシンを選ぶだけと非常に簡単です。またVMware vCenter ServerのプラグインによりvCenter Server側でTintri VMstoreをコントロールすることも可能です。基盤側の作業が多いときはvCenter Server側から、ストレージの作業が多いときはTintri VMstore側から、どちらからでも統合管理することが可能です」(菊本氏)。

VBC Tokyoスタート当初から多くの問い合わせが寄せられているという。統合ハイブリッド クラウドに対する日本企業の関心の高さが窺える。今後、お客様のニーズに合わせてコンテンツの拡充も順次図っていく。「SDDCアーキテクチャ上で統合ハイブリッド クラウドを見据えながら、ビジネス モビリティやセキュリティなどお客様毎の課題を解決しステップアップしていくことが大切です」(菊本氏)。

VBC Tokyoデータセンター内のTintri VMstore

Tintri VMstoreはハイパーバイザーとNAS接続、仮想化管理サーバーとHTTPS接続を行うシンプルな構成となっており、設計や性能チューニングも必要ないことからVBC Tokyoの目的に応じた構成変更にも柔軟に対応できる。仮想化・クラウド時代が急速に進展する中で、お客様の課題解決とビジネス価値創出を支援するためにVMwareとティントリの連携は今後ますます強まっていくことだろう。

(マイナビニュース広告企画：提供 ティントリジャパン)

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