JR豊田駅から5分ほど歩いたところにある和菓子の店「紀の國屋」。昭和36年の創業以来、地元に密着した店舗経営を目指している。「もちろん最近は、機械で何千個と菓子を作ることも増えましたが、『ひとつひとつを大切に作っていこう』『お客様の思い出に残るようなお菓子を作っていこうね』といつも話しています」 (紀の國屋 代表取締役 田窪弘子さん) 。

一番人気の和菓子は、バターの風味が香るパイ生地でこし餡を折り込み焼き上げた「黄金杯(パイ)」(152円・税込)。「創業者である父の代からあるお菓子です。『お前んちの黄金杯、うまいよな』って私が子供の頃から友達に言われていたんですよ。すごく誇らしかったですね。先日も、黄金杯を食べたパン職人の方から『美味しかった』とわざわざお手紙を頂きました。子供から大人まで、年齢に関係なく召し上がって頂ける菓子だと思います」。

様々な和菓子が並ぶ紀の國屋店内。黄金杯は、封を開けた瞬間からバターの風味が香り、食べごたえがあるので甘党には嬉しい

長く思い出に残る菓子作りを続けてきた紀の國屋が、「健康」という分野で新たな挑戦をはじめる。黒糖風味の皮に小倉餡を挟んだどら焼き「多摩まどか」(180円税込)に、消化吸収のスピードが穏やかな天然の糖・パラチノースを採用したのだ。背景を聞いた。

食べ比べれば、保水性の高さが分かる

まず、作り手としてパラチノースをどのように評価しているのだろうか。

「どら焼きは、和菓子屋では必ず置いてある定番商品のひとつ。うちでは若い方にも食べて頂けるように、ふわふわした食感にこだわって作っていますが、皮の保水性を高めることにパラチノースが役立っています。『皮だけ買いたい』なんてお客様もいるぐらいなんですよ。最初は皮だけにパラチノースを採用していましたが、餡にもパラチノースを入れたほうがみずみずしさを感じられるということで、今は餡にも入っています。食べ比べれば、その保水性の高さは分かると思いますよ」。

筆者も頂いてみた。ふわふわモチっとした食感の皮と、甘い餡が口の中で渾然一体となってたまらない美味しさ……。これで健康にも良いとなれば、ついつい沢山買ってしまう人も多いだろう。

多摩まどか。パラチノース採用の印であるシールが貼られている

「口頭で良さを説明して『じゃあ買っていくわ』という年配の方もおられますが、パラチノースは体に優しいということをどうお客様に伝えるか……実は、うちでもいろいろと試行錯誤している段階です。ただ最近は、味だけでなく素材についても気にされているお客様が多い。体に優しいという点だけでなく、自然由来の糖である、という点についても興味を示していただくことが多いですね」。

紀の國屋は、地域の子どもたち向けに菓子づくりの教室を開いている。「そういう席で、お母様たちにパラチノースの話をすると、関心の高さを感じます。自分はもちろんですが、子どもたちにもあまり変なものは食べさせたくない、と皆さん思っていますから」

2014年にイオン系列の大型ショッピングモールがオープンしたことで、豊田駅周辺は変わりつつある。マンションも増え、若い世帯の流入が増えている。パラチノースは、健康を気にするこれまでの年配の客層だけでなく、子供の食べ物に気を使う若い層の興味も引いているようだ。

長く愛されるための架け橋に

「和菓子は、砂糖を多く使うイメージがありますよね。もちろん、『それが好き』というお客様もいるのですが、健康に配慮しすぎて食べるのをやめようと決心されてしまうと、本人だけでなく、ご家族も気を使って和菓子を食べられなくなってしまいます。これまで毎日のように来ていただいていた方が、ぱたっと来られなくなってしまうと……。やはり寂しいですよね。そういう方に、ぜひ多摩まどかをご愛顧いただきたいと思っています」。

『お菓子を作るだけでなく、お客様の思い出も作っていきたいと考えています』

これからも地域で長く愛されるために、健康に良い和菓子を作った紀の國屋。パラチノースは、その架け橋のひとつになるかもしれない。商品の発送は、電話やFAXでも受け付けている。詳細はウェブサイトをご確認いただきたい。

(マイナビニュース広告企画:提供 三井製糖)

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