ピンポーン。
……ガチャ
ある日の週末、彼女のひろかを自宅に呼んだ。
ひろか「もう。いきなり呼んでなに?」
お互い忙しくてすれ違い、最近は会っても喧嘩ばかり。数週間ぶりに会えたのになんだか機嫌が悪い。
「今日行きたいところがあったんだけど……」
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話はさかのぼり数日前、久しぶりに会えるひろかをもてなそうとインターネットで調べ物をしていたところ、こんなアンケートを見つけた。
女性がしてほしいおもてなしは「コーヒーやお茶を淹れる」こと!? 頑張って手の込んだ料理を作ろうと思って調べてたのに、コーヒーでいいのか。
コーヒーメーカーを持っている男性は「こだわりがありそう・オシャレ・大人っぽい・かっこいい」!?
「コーヒーを飲む男性は意外と好印象なのか! そういえば、ひろかが家に来ても飲み物とか出したことなかったな……」
よし! 今度ひろかと会う時はこだわりのコーヒーを大人っぽくふるまおう。これで、ひろかの心もホットにあたたまるはずだ!
そして、ついにコーヒーメーカーを購入。
コーヒーメーカーって使ったことがなかったけど、水とコーヒー粉をセットしたら、スイッチを入れるだけでいいらしい。しかも「ノア」は出来上がったらアラームで知らせてくれるスグレモノ。
コーヒーは挽きたてがいいらしいから、電動コーヒーミルも買ってみた。「セレクトグラインド」はスイッチを押すだけの簡単操作で豆が挽ける。
最後に忘れてはならないのは、ミルクフォーマー「クレミオ」だ。アンケートによると、男性には断然ブラックを飲んでもらいたいが、女性はミルクの入ったものも好きらしい。コレで作るミルクの泡はきめ細かくなめらかになっている。
これらの器具を使って、カプチーノを作れば、彼女の機嫌もなおるはず!
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ひろか「ねぇ。ちょっと聞いている? 早く家に入れてよ!」
「あ、ごめん。どうぞ!」
今は、こんな怒っているけど、もうじき笑顔が見られるはずだ。
「そっちは最近調子どう?」
ひろか「『調子どう?』って私の顔見て気づかない?」
「え? 髪型変えたとか?」
ひろか「……。“退屈”っいうのが顔を見てもわからないわけ?」
彼女の言葉が鋭く僕の胸に刺さる。
ひろか「逆になんか最近、面白いことあった?」
「最近? うーん、あんまりないかな」
ひろか「そっか。あー、天気もいいのに家にいるなんてもったいない」
そして、彼女はスマホをいじりだしてしまった。きっと友人のFacebookや、海外のセレブのInstagramにいいねを押しまくっているに違いない。目の前の僕には一度だって“いいね”とは言ってくれないのに。
そろそろ出すべきだと思った僕はおもむろにキッチンに向った。
まずは、豆を挽こう。付属の計量スプーンに二杯分のコーヒー豆を取り、コーヒーミルに入れる。ミルクにあうように、あえてエスプレッソの豆をドリップすることにした。豆を入れたら、あとはスイッチを押すだけ。軽快な音を立てて、豆が挽かれていく。
ちょうどよい粗さに豆が挽けたら、コーヒーメーカーに挽きたての豆を投入。豆のいい香りが部屋の中をただよう。
あとは、水を入れてスイッチを押すだけでOK。
「ピピ」。スタートの音が鳴る。
ひろか「ねえ。何の音?」
「あ、いや、なんでもないから」
ひろか「ふーん」
どうやら彼女も気になっている様子。
数分経ち、「ピピピーピピピー」
音が鳴った!
ということは、完成の合図。ちゃんと音で知らせてくれるのがかわいいところ。「できたよ~」って言ってくれているみたいで愛着が持てる。カップに注いで、まずは自分用のコーヒーの出来上がり! もちろん、男はブラック。
次は、彼女の分を作ろう。
牛乳をミルクフォーマーに入れていく。コレを買っておいたのは、もちろん彼女のためだ。カフェに入ると、いつもカプチーノを頼んでいたのを覚えている。夢中で飲んでいた彼女。泡の口ひげがかわいかった。
牛乳を入れたらアタッチメントを選ぶ。このミルクフォーマーは「カプチーノ」、「ラテ」、「ホットミルク」とレシピに合わせて、アタッチメントを変えて作りわけることができるのだ。「カプチーノ」用のアタッチメントをつけて、スイッチオン。
すぐにミルクの泡ができた。文句なしのきめ細やかさだ。
カップにミルクを注げば、なめらかな泡たっぷりのカプチーノが完成。さっそく彼女のもとに届けよう!
コーヒーとカプチーノをリビングに持っていき、僕は彼女に尋ねた。
「カプチーノ淹れたんだけど、飲む?」
ひろか「カプチーノ? え? 何で?」
「付き合ってはじめてのデートでカフェに入ったろ? その日は確か10月1日だったよな」
ひろか「…うん。どうしたの? 急に?」
「10月1日は“コーヒーの日”だってカフェの店員に言われて、それまではコーヒーは苦くて苦手かもって言っていたのに、『ミルクたっぷりのカプチーノなら』って勧められてはじめて飲んだだろ?」
ひろか「え? 覚えてたの?」
「もちろん!」
そう言って、カプチーノを差し出した。
ひろか「え? うそ?」
「あの頃みたいに戻れないかな?」
長い沈黙の後、彼女は恥ずかしそうに答えた。
ひろか「……うん」
ひろか「ありがと!」
やっとあの頃の彼女が戻ってきた。
「どう? 美味しい」
ひろか「美味しいに決まってんじゃん! あの時より泡がフワフワだよ」
これ以上ない彼女からの返事。心の底からコーヒーメーカーを買ってよかったと思った瞬間だ。
「ちょっと飲ませてくれよ」
ひろか「うん、いいよ」
やっぱりうまい。今度はチョコレートシロップも用意してカフェモカでも作ってやるか。
ひろか「もう、口に泡ついてるよ」
まるで付き合いたてのバカップルのようだ。こんなことなら、もっと早く買っておけばよかった~。
ひろか「家でこんな美味しいコーヒーが飲めるなんてステキ。これからもっと遊びに来てもいい?」
「もちろん」
そう言って、僕は彼女に微笑んだ。
冷めきっていた二人の関係も温めなおすことができた。もしも、あなたが“こだわりのある男”としてモテるおもてなしをしたいなら、今回使った以下の商品を試してみてはいかがだろう?
温かいコーヒーのように、人間関係もホットになるはずだ。
『コーヒーのある、ひととき。メリタ』
今回使用したコーヒーメーカー器具はこちら
●コーヒーメーカー
ノア NOAR
型番:SKT54-1-B(ブラック)
SKT54-3-W(ホワイト)
SKT54-5-H(グレー)
メーカー希望小売価格 12,000円(税抜)
出来上がりのタイミングで、「ピピピ」とアラームで知らせてくれる賢いコーヒーメーカー。氷を直接ポットにいれることでアイスコーヒーも作れる!
●コーヒーミル
セレクトグラインド
メーカー希望小売価格 5,200円(税抜)
型番 MJ-516(ホワイト)
MJ-518(ブラック)
スイッチを押すだけのカンタンコーヒーミル。豆の粗さは好みで調整できる。
●ミルクフォーマー
クレミオ
型番 MJ-121/W
メーカー希望小売価格 オープン価格
しっとりなめらかな泡が作れるミルクフォーマー。「カフェラテ」、「カプチーノ」、「ホットミルク」など、さまざまなレシピに対応できる。冷たいミルクの泡も作れるから料理にも使える
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