近年、メタボリックシンドロームという言葉は急激に広まり、太っている事の代名詞としてメタボと言われることが多くなった。なぜ人は太るのだろうか。そして、太ることでどのようなデメリットがあるのだろうか。そこでダイエットのコツを、リバウンドをしないというメディケアダイエットを実施している予防医学研究所メディケアクリニック代表取締役・薬剤師の岡田眞さん、統括責任者・栄養士の安倍幸子さん、栄養士・ダイエットインストラクターの乙訓史子さんにお話を伺った。
ダイエットは生涯続くテーマ
―まず、肥満がどういった点で問題になるのかを教えてください。
岡田:風邪は万病の元というように、肥満も万病の元と言っていいと思います。いまやメタボリックシンドロームという言葉を知らない人はいないくらい使われており、国も生活習慣病として肥満を問題としています。しかしメタボの場合、体のどこかが痛かったり、熱が出たりするわけではないので、日常的に重く考えない傾向があります。それが問題なんです。
安倍:男性の場合は仕事が忙しく後回しにしていて、気付き始めたら20代後半くらいでベルトの上にお腹が乗り出して……という人は多いですね。
―まさに私もベルトの上に乗っているお腹を見て気付きました……。肥満はただ単に肉体的な問題ではないんですね。
岡田:はい。ですがダイエットの正しいやり方がわからなくなっている人は多いです。例えば激しい運動をして、極端な食事制限をすれば体重は下がります。ただ、ずっと続けるのは難しいでしょう。そのように体重を落としてもいつかはリバウンドをしてしまいます。
―一時的に体重を落としてもそれでは意味がないですよね。
岡田:当院に来られた方にまず言うのが「ダイエットをするのはあなたですよ」と。当たり前の話ですが、私たちがなにか仕掛けを持っていてそれを買っていただいたら一生太らない、なんてことはありませんので。それを頭で考えていくと無理だな、続かないなと思ってしまいます。ですので、ダイエットを習慣にしていこうというのがメディケアダイエットの大きな特徴のひとつです。我々はダイエットが生涯続くテーマだと考えております。歯を磨くのと同じように、面倒だと思ってもやる習慣をつけていきます。別の言い方をすると美や健康に対するモチベーションを生涯持ち続ける訓練の学校みたいなものです。それさえ身についたら当院でやることはもうありません。
ラーメンはトッピング全部乗せで
―どう習慣づけていくのでしょう?
安倍:初めに毎日決められた時間に体重を量ってもらいます。そして、どんな形でもいいので、食事の内容をノートに記入してもらいます。ですが、「カレー・100キロカロリー」という風に食事ごとに細かく記入していたら疲れてしまうので、当院では女子栄養大学で作られた栄養バランスの表を使用し、そこに丸を付けるゲーム感覚で管理しています。
乙訓:四群点数法といって、第1群に乳・乳製品・卵、第2群に魚介・肉・豆・豆製品、第3群に野菜・芋・果物・第4群に穀類・油脂・砂糖という項目があり、朝・昼・夜のうちなにを食べたのか記入してもらいます。最初の練習として10日間は自由に食べて記入してもらい、あとの10日間で少ない項目に丸を付けていきます。
―なるほど。第3群の野菜・芋・果物はあまり取ることがないのですが、例えばフレッシュジュースなどでも大丈夫ですか?
安倍:本来なら野菜や果物は噛んで食べるものがいいのですが、100%ジュースならいいと思います。噛むことはダイエットにとって、とても大切なことなんです。噛むことによって唾液が出ます。食べ物を唾液と混ぜることで胃の負担を軽減することができるんです。
乙訓:唾液に含まれているアミラーゼによって食べ物が分解されるので、きちんと噛んで食べないとうまく消化吸収されないんです。消化吸収できていないのに栄養価のあるものを食べても意味がないので、両方のバランスが必要になっていきます。
―噛むことはダイエットにとって相当重要なんですね。今日はラーメンを食べてきたんですけど、よく噛むことを考えると、スープと麺は別々に食べないといけないですね。
乙訓:そうですね。麺をスープで流し込んでしまいますから。あと、ラーメンを食べるときは、できればトッピングを全部乗せにしたほうがいいです。
―え! そうなんですか。トッピングしてしまうと食べ過ぎて体重が増えてしまうのでは?
乙訓:早食いで一気に麺を流し込んでしまうのはいけないのですが、卵やもやしなどをしっかり噛んで食べてから、炭水化物の麺を食べれば大丈夫です。それに、一気に食べてしまうと血糖値が急激に上がってしまうんです。そうすると、睡魔が襲ってきます。お昼ごはんをよく噛むだけで午後からの仕事の集中力も変わってくるので、ダイエットだけの利点ではなくなっていくんです。
同じ満腹感でも栄養バランスが違ってくる
―ダイエットをする場合、食事を抜くという手段を取る人がいますよね。それはどうなのでしょうか。
乙訓:例えば痩せるために食事を減らすと筋肉が落ち、基礎代謝が下がります。それに3食バランスよく食べないと便秘になり、腸内環境も悪くなります。食べない日をつくるほど痩せられなくなっていくんです。
―食べる量じゃなくて食べるもののバランスが問題で太る場合もあるんですね。
安倍:男性ですと基礎代謝が一番高い時期が20歳くらいで、あとは下がっていきます。食事量が減っても食べているものを変えずにいたら体重は増え続けていきます。
―たしかに、私も25歳くらいから一気に体重が増えていきました……。いままで乳製品や卵の1群、肉や豆製品の2群、穀類や油脂の4群と大量に食べて、野菜・果物の3群だけ食べてなかった人は、3群を食事に取り入れるだけで痩せたりするんでしょうか。
安倍:胃の大きさの割合が変わってきますからね。例えば、牛丼の特盛りでお腹いっぱいになってた人が並盛りにしたら、サラダと豚汁も食べられるじゃないですか。そうすると同じ満腹感でも栄養バランスが違ってきます。
岡田:そうですね。本当は野菜もジュースではなく、そのまま噛んで食べてもらいたいんです。今はジュースで事足りるかもしれませんが、10年後には噛んで食べている人とジュースの人では大変な差になって出てきます。自分を大切にしようという思いを忘れ、ついついなんとなく一日を過ごしてしまうことはあるかと思います。ですが、一日一日が大切なんだという思いを持っていれば噛んで食べることも習慣になってきます。。
乙訓:毎日が最後の晩餐だという気持ちで食べてほしいですね!!
岡田:その自覚をどうやって持つか、ということを患者さんと話します。メディケアダイエットでは体重の10%の減量を目的としています。ですが、期間中に5%しか下げられなくても、そこがすべてじゃないです。本人が体重の下げ方さえわかっていれば問題ありません。メディケアダイエットは通過点で、その後本人がどうするかが重要だと思っています。
【予防医学研究所メディケアダイエット】
メディケアダイエットはリバウンドをしにくいのが最大の特徴とし、ストレスを感じることなく体重を落とすことを目的としたダイエット方法を実践している。「なぜ太ったのか」を患者本人に考えてもらい、前向きな気持ちでダイエットに取り組めるよう、栄養士・薬剤師・カウンセラーがきめ細かくサポートしている。初回相談は無料となっている。
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