初めての子育ては、何もかもがわからないことだらけ。ママ友と情報交換をしたり、身内に相談したりしながら乗り越えていくものですが、子育てにまつわる悩みは時代と共に変化するもの。親世代から「私の頃は〇〇だったのよ」とアドバイスされて、驚いた経験があるママも多いのでは?
そこで今回マイナビニュースでは、最近子育てを経験したママたちを「平成ママ」と名付け、243名に子育てのあれこれを調査。彼女たちの親世代である「昭和かあさん」たちの子育ての悩みや常識の違いをテッテイ比較していきます。
昭和かあさんから教えられてびっくりした「アレコレ」
まずは、平成ママ世代と昭和かあさん世代の、子育ての常識を比べてみましょう。
<しつけ編>
まずは、誰もが気になる赤ちゃんへの「しつけ」。あなたは赤ちゃんが泣いていたら、「抱っこしてあげる」派ですか? それとも「抱っこしない」派?
・「抱き癖がつくから赤ちゃんが泣いても抱いては駄目」と言われた。(食品・飲料/29歳)
・「夜泣きしても、そのうちに泣き止むから放っときなさい」と言われたこと。(学校・教育関連/30歳)
・私が子供の頃は、抱き癖がつくからと親から全然抱っこしてもらえませんでした。 (食品・飲料/33歳)
泣く赤ちゃんを抱くべきか・抱かざるべきか? この問題は、平成ママたちの間でも議論になる話題です。平成ママたちの意見としては「抱っこしてあげるべき」派が優勢のようでした。ただ、「抱っこしないでいたら親から『抱っこして甘えさせることが自立への第一歩だよ』と諭された」 (機械・精密機器/30歳)という平成ママも。昭和かあさんたちの間でも、意見が分かれているのかもしれません。
<食事編>
続いては赤ちゃんが口にする離乳食について。
・うちの母は「赤ちゃんに蜂蜜をあげてはいけない」ということを知らなかった。びっくりした(サービス業/30歳)
・私の母乳が出なかった時、母は米のとぎ汁を沸騰させ、それを冷ましてからミルク代わりに与えようとしていた。(その他/37歳)
・口移しで赤ちゃんに食事を与えようとしたので、急いで止めた。(学校・教育関連/22歳)
離乳食は時代の差が現れやすいですね。平成ママへのアンケートでは、離乳食として赤ちゃんに与えているものとして「レトルトベビーフード(74.5%)」を上げた人が最も多い結果に。さく乳器や保冷技術が発達した昨今ならではの「冷凍した母乳 (14.4%)」も票を伸ばしました。ちなみに昭和かあさん世代にはお馴染みの「米のとぎ汁(5.3%)」を上げたママも、少ないながら存在することが分かりました。
ベビーグッズの呼びかた昨今
同じものでも、今と昔とでは呼び方が異なるベビーグッズは多いですよね。たとえば赤ちゃんのお尻に不可欠のアレ。「おしめ」と「おむつ」、みなさんはどちらの呼び方ですか?
平成ママへのアンケートでは、おむつ派が84.4%、おしめ派が6.2%と、おむつ派が圧倒的に優勢という結果に。そもそも「おしめ」は「湿布(しめふ)」が語源という説もあり、「紙」おむつ利用が多い現代には合わない言葉なのかも。一方、筆者が周囲のママたちに聞いてみたところ、今でも「おしめ」と呼ぶ地域があるようです。特に田舎ではおしめ派が見られるとのことで、住む人たちの年代や地域差も関係があるかもしれません。
平成ママたちの悩みって?
わが子のために最適な子育て方法を知りたい。その気持ちは、平成ママであれ昭和かあさんであれ同じ気持ちではないでしょうか。子育てしているときに苦労したことや不安なこともたくさんあると思います。平成ママたちは今、どんなことに悩んでいるのか。読者からコメントを寄せてもらいました。
・「なかなか泣きやまなくて、なぜ泣いているのか分からない事が多い」(団体・公益法人・官公庁/37歳)
・「子供を夜寝かしつける時になかなか寝てくれなくて、私が寝不足に」(金属・鉄鋼・化学 / 36歳 )
・「他の子に比べて、成長や学習などが少し遅いこと。個性なので気にしないようにしてはいるが、やっぱり気になる」(食品・飲料/24歳)
・「母乳とミルクを混合であげているが、栄養が足りてるのか心配になってしまう」(商社・卸/34歳)
子育てで困ることは、どんなママにでもあることです。ママたちは、そんなピンチをどう解決しようとしているんでしょうか。「親にアドバイスを求める(71.6%)」、「友だちに聞く(49.8%)」という意見が多く、身近な人にアドバイスを求める人が多いようでした。一方で、「人によって言うことが違うし、情報が錯綜して混乱することも」(団体・公益法人・官公庁 / 29歳)という意見も見られました。こんな時に欲しいのは、やはり小児科のお医者さんや専門家の確かな意見ですよね。
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