忙しい朝に、食欲が無い時に、なんだか無性に食べたくなる、卵かけご飯。日本人にとってのソウルフードといえるのでは? 最近は"TKG"とも呼ばれ、いろいろなアレンジで食べる人も増えてきています。そんな卵かけご飯を専門に提供するお店があると聞きつけ、取材に行ってきました。

全国各地の卵が食べ放題!!

今回取材させていただいたのは、都内の巣鴨・千石にある「喜三郎農場」。山小屋の雰囲気を思わせる、木造のぬくもりのある店内。

どこか懐かしい空気が漂うカウンターとお椀たち

そんな店内でさっそく卵好きには、たまらない魅力的なゾーンを発見!

魅惑的な卵達が入り口で出迎えた

殻の色や大きさも異なるさまざまな種類の卵。まさか、この卵たちが食べ放題!? 興奮しながら、「喜三郎農場」のオーナー高木大地さんに伺いました。

「当店では、全国各地の養鶏所から7種類の卵を取り寄せています。その中でその時期に美味しい新鮮な卵を選んで、毎日5種類ほど食べ放題として提供しています」。

卵かけご飯食べ放題のお店はいくつかあれど、さまざまな種類の卵を楽しめるお店は珍しい。メニューには、卵食べ放題の「たまごかけ御飯御膳」、好きな卵から1つを選べる「たまごかけごはん定食」、卵とごはんが食べ放題の「TKGおおまくれ御膳」の3つがあり、せっかくなので、たくさん種類の卵を食べられる「TKGおおまくれ御膳」を注文。7種類の卵の中から、オーナーの高木さんに選んでいただいた、オススメの卵ベスト3をいただいてみました!

ゆうやけ卵(群馬県倉淵町産)は黄身の色が特徴的な一品

まずは、1番人気だという、「ゆうやけ卵」。黄身がゆうやけのように濃い黄色で、味もこってりと濃厚だそう。

黄身の濃厚な味わいとごはんの甘みが相まって最高! 見映え・味ともに、これぞ卵かけ御飯という感じです。老化を防ぐ効果や、生活習慣病予防にも効果が期待される、ビタミンEが普通の卵の20倍もあるそうです!

アロウカナ卵(山梨県北杜市産)は独特な殻の色が印象的

続いては、アロウカナという南米の地鶏の卵「アロウカナ卵」。とうもろこし・海藻・ヨモギを与えて育てているそうで、スカイブルーの色をした殻が特徴です。

これは、とってもさっぱりした味で食べやすいです。卵かけごはんとしても美味しいですが、いろいろな料理にも合いそうな味でした。

お米卵(山形県天童市産)はヘルシー志向の方にはうってつけ

「お米卵」という面白いネーミングの卵。お米をエサに育てており、トウモロコシの餌で育った卵と比べてリノール酸が少なくオレイン酸が多い、とってもヘルシーな卵です。

殻を割ってみて、びっくり。黄身の色も白に近いレモン色をしています。ヘルシーですが、しっかり黄身の味があって、さらっと喉越しの良い卵です。

他にも、33種類の天然ハーブで育てた「ハーブ卵」(山形県北杜市産)、無農薬野菜で育った「白州郷の平飼い有精卵」(山梨県北杜市白州産)、天然ハーブと乳酸菌を与えて育てた「出羽の郷名水赤がら」(山形県天童市産)、柚子の皮で育った「ゆずたまご」(高知県南国市産)など、産地の異なる卵が揃っています。

ちなみに、卵かけごはんのプロ、高木さんがオススメする食べ方も教えていただきました。

1 まずは、塩で食べてみる。
黄身本来の味を楽しめるそうです。
2 次に醤油をちょっとたらして、黄身と白身をあまりかき混ぜずに食べる。
生卵ならではの白身のプリプリした食感も卵かけ御飯の醍醐味! とのこと。

卵好きのオーナーによる、これは卵のエンターテイメント!

多種多様な卵が食べ放題という、めずらしいお店をはじめたきっかけは何だったのでしょうか。

オーナーの高木さんは根っからの卵好き

「元々、卵が大好きで。昔、山梨県の養鶏所を訪れたことがあって、いろいろな種類の卵に出会ったんです。餌や育て方で、黄身が濃かったり薄かったりすることに感動したことがきっかけで、卵かけごはんを中心とした卵のお店をやりたいなと思ったのがはじまりです」とオーナーの高木さん。

常時7種類の卵を取り寄せて提供しているということですが、お店で扱う卵を選ぶ基準は何ですか?

「お店をはじめる前に、全国各地の卵をいろいろ取り寄せてみました。黄身が濃い卵という特徴だけでも、30種類以上もあるんです。私は食べ放題ということにこだわって、思わず食べてみたくなるような名前の面白さと美味しさと提供しやすい価格で選んでいます。いろんな個性を持った卵をエンターテイメントとして楽しんでもらいたいですね」。

「喜三郎農場」は卵かけごはんだけでなく、ゆうやけ卵を使った親子丼や女性客に人気のプリンなど、卵の美味しさをいろいろな角度から楽しめる工夫を凝らしたメニューがあるのも魅力。

こだわり卵の濃厚なめらかプリンは男子も満足の隠れた人気商品

卵をもっと食べてもらいたい!

「卵は1日1個まで」と言われ続け、コレステロール値が高くなる食材に挙げられてきましたが、最近の研究などでは食品から摂取するコレステロールと、体内の血中コレステロール値は直接関係ないことが確認されています。

「卵は栄養抜群なので、たくさん食べて欲しいですね。1日1個といわず、2~3個くらい食べた方が健康にも良いと思いますよ」と高木さんも卵のある食生活をおすすめしています。

卵好きの人も、この記事を読んで卵かけごはんが食べたくなった人も、卵でエネルギーをチャージして、残暑が続く毎日を乗り切っていきましょう。


photograph = Yui Kanai (マイナビニュース広告企画:提供 日本養鶏協会)


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