学生時代の次に待っている社会人デビュー! 「期待できる!信頼できる!」と思われる有望な新人の仕事のやり方とは?
長年人材開発・採用に携わってきた人事マンにして『入社1年目から差がついていた!頭のいい人の仕事は何が違うのか?』(すばる舎)の著者・中尾ゆうすけさんが監修のチェックリストで、あなたの「有望度」診断します!!
結果はいかがでしたか?
デキル新人とは、つまり、いつも期待以上のアウトプットを出し続けることがデキル人。「頭がいい人」というのはそのために必要な思考や習慣が身についています。
今回は、実際にチェックリストに挑戦した入社1年目の社会人たちの結果も見ながら、「頭がいい人」になるための仕事のやり方を、中尾さんに伝授してもらいました。
頭がいい人は、「すぐできること」から片付ける
山岸 診断の結果は……3人とも「惜しい人」でした(苦笑)。全員○をつけたのはチェックリストの3だけで、あとはバラバラですね。
中尾 でも全員が「早く片付くほうからやる」にあてはまるのは素晴らしいことです! 全体の仕事時間は変わらないので、納期に問題がなければ短時間で片付くものを優先したほうがいいですね。心理的な不安が軽くなるし、相手からも対応が速いと評価されるからです。
磯田 チェックリスト1の「メールの優先度」は全員が×です。私もメールの優先度の低いものは返信を後回しにしていました……。
中尾 メール全部に目を通して、優先順位をつけてから、高順位のものに戻って処理しようとすると、探す時間もかかりますし、同じメールを二度見ることになって、2倍も3倍も時間がかかってしまうのです。一度読んだときに、すぐ返信できるものはその場でしてしまうほうが効率的なんですね。結果的に仕事をためず、周囲からの信頼度も上がります。
南場 なるほど! 確かに頭いいなあ、仕事ができるなあと思う人ってレスポンスが速いですもんね。
中尾 そうは言っても、急ぎの案件などもあると思いますので、メールのタイトルを見て、読む順番を判断するといいですね。既読か未読かは見ればわかりますから、2度見ることもありません。
大きな仕事を「すき間」で進められる人は強い
南場 リスト8の「すき間時間」の使い方も全員×でした。
中尾 仕事量が増えると「まとまった時間」が取りにくくなります。例えば企画書など時間のかかる仕事をしっかり時間がとれるときにまとめてしようとすると、なかなか着手できず結局進まず……なんてこともあります。そんなとき頭のいい人は、仕事を作業ごと・区切りごとに分解して考えるんですね。分解した作業を、すきま時間ができるたびに少しずつ進められるというのも「スキル」です。細切れな時間の活用ができると、仕事の「速さ」も「質」も大きく向上しますよ。
磯田 13の「今すぐ使わない書類は捨てる」は身につまされます。私も全然捨てられなくて机が片付きません……。
中尾 保管する書類もあっていいのですが、整理されていることが条件。当面使わないものを「いつか使うかも」「ないと不安だから」と捨てずにおくと、身の回りはモノであふれ、仕事の効率は落ちる一方です。その点、頭のいい人は必要ないものの判断をつけ、潔く捨てます。持ち物に無駄がありません。
山岸 確かに! 仕事がデキル人ってデスクもきれいな気がします。
「ホウレンソウ」は上司のためだから堂々と!
南場 先日ミーティングを設定したとき、先輩を勝手にメンバーに入れてしまい、連絡もせずに当日を迎えまして……めちゃくちゃ怒られました……。
中尾 「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)が抜けてしまった失敗例ですね。仕事量が増えると「後で言えばいい」という判断はリスクがあります。やはり「今できることは今やる」が大事ですね。
山岸 リスト11に「ホウレンソウは自分のためより上司のため」とありますが、この意味をお聞きしていいですか?
中尾 まず前提として知っておいてほしいのは、「ホウレンソウ」の意味です。「報告」は指示された仕事に対して状況や結果を伝えるものですから義務だと言えます。そして情報を共有する「連絡」は義務ではありませんが、職場全体の効率を上げるためには必要なものです。「相談」は文字通り相談ですね。「ホウレンソウは必要」と誰もが言いますが、部下は「ホウレンソウ」なんてしなくても、特別なトラブルがない限り自分の仕事を滞りなく進めることができるのです。ところが、上司は部下の管理や支援が仕事ですから、全体の進捗や状況、問題点を常に知る必要があります。つまり「ホウレンソウ」は上司のために行うと考えるのが正解。だからどんなに上司の機嫌が悪く忙しそうでも、ひるまず「報告」「連絡」「相談」をしてくださいね。
仕事の価値を知ることが、デキル新人の第一歩
磯田 仕事の難しさを日々感じていますが、「デキル新人」を目指すコツはあるのでしょうか?
中尾 まず大切なのは「仕事の目的」を忘れないことですね。目的を理解すると全体を俯瞰して見ることができて、必要なことと不要なことが見えてきます。すると仕事の効率が上がるだけでなく、目の前の作業をこなすことから、一歩踏み込んでクライアントの課題解決だとか、社内の業務改善だとか、今より何かを「良くすること」を考えられるようになります。
山岸 忙しいとつい根本的なことを忘れがちなので……ちゃんと意識したいです!
中尾 目的を見失わないということは、いつも期待以上のアウトプットを出す「頭がいい人」が当たり前のように行っている習慣です。その結果、周囲からの評価も高まり、期待値も上がり、それが自分自身のモチベーションにもなるのです。こうした心構えと実践がともなえば、1年目から差がつくデキル人になれると思います。皆さんも頑張ってくださいね!
3人 はい!ありがとうございました。
デキル人の仕事のコツ、もっと知りたい人へ!
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頭のいい人の仕事は何が違うのか?】
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