今年も熱帯夜が続くこの頃。そんな寝苦しく暑い夜に、“涼”を求める方も多いのではないだろうか。そんなあなたにオススメしたいのがスカパー!で放送される“ホラー特集”だ。ぜひ、“ホラー特集”を見ながら“涼”を感じてみていただきたい。

ファミリー劇場では8月14日(金)夜9時から「緊急検証!もののけ王座決定戦! ~子供にウォッチさせたくない妖怪たち~」が放送されるほか、同日夜10時からは「緊急検証!日本の怪々村 ~ごらん、入ってはいけない村がほらそこに~」が放送される。また、エンタメ~テレ☆シネドラバラエティにて8月16日(水)昼1時30分から、日本最高峰のホラーストーリーテラー稲川淳二による「稲川淳二の真・恐怖夜話」、恐怖スポットに潜入する大反響のホラードキュメンタリー「稲川淳二 解明・恐怖の現場~終わらない最恐伝説~vol.3」も、同じくエンタメ~テレ☆シネドラバラエティにて8月26日(水)午前11時から放送となる。ホラー好きの方にとっては見逃すことができないホラー番組が各チャンネルで盛りだくさん用意されている。

「緊急検証! もののけ王座決定戦! ~子供にウォッチさせたくない妖怪たち~」8月14日21:00~ファミリー劇場にて放送。(C)東北新社

「緊急検証!日本の怪々村 ~ごらん、入ってはいけない村がほらそこに~」8月14日22:00~ファミリー劇場にて放送。(C)東北新社

お盆に近づくにつれ、“ホラー番組”の予告などを目にする機会が増えてくるが、実は怖いものにはそんなに強くない筆者。しかし、暑い夜にはついつい「怖いもの見たさ」で“ホラー番組”を見てしまう。しかしいつも見た後は怖くなりすぎて眠れない……ひとりでトイレに行けない……など、後悔半分、怖いものを見る事ができた満足感半分……という何とも複雑な気持ちの夜を過ごすのだ。

今年もまた、「怖い番組」が見たいなぁと思う事もあるのだが……ふと思ったのだ。“幽霊”や“妖怪”は生きている人間が演じているはずなのに怖い。どうして生きている人間を怖いと感じてしまうのだろうか?

たとえば “お色気”たっぷりのモデルが“幽霊”や“妖怪”を演じれば怖くならないのでは? 最近の夜はただでさえ暑くて眠れないのに、その事が気になってさらに眠れなくなってきた……。 「死」の象徴である“ホラー”と「生きる力」の象徴とも言える“お色気”とはどちらが勝つのだろうか? よし! 実際に確かめてみよう!

と言うことで、急きょその道のプロ達を招集して、実際に検証してみることにした。


“お色気”と“ホラー”はどっちが勝つ!? 特殊メイクとファッション写真対決

▼人物紹介

・モデル:城品 萌音(しろしな もね)ちゃん

「どんな風になるか、楽しみです!」

スレンダーなボディに豊満なバストが二次元のよう。ラテン系を彷彿とさせるはっきりとした顔立ちだが純日本人とのこと。

・メイク:つくる女・氏川 千尋(うじかわ ちひろ)さん

「絶対に怖くしてみせます!」

プロコスプレイヤーへの二次元メイクから特殊メイクまでこなせるメイクアップアーティスト。今回は精気を奪うメイクを担当。

・フォトグラファー:ピノグリ・はしぐち たけしさん

「オレがシャッターを切る限り、オシャレに撮るぜ」

軽いノリとは裏腹に堅実な絵作りをしてくる写真家。今回は男性目線を生かし、いかなる特殊メイクでもファッション写真のようにかっこよく撮影する。

・実況(筆者):コヤナギユウ

“お色気”と“ホラー”戦わせたらどうなるの? とプロを招集して才能の無駄遣いをさせている張本人。プロの方々を集めるだけ集めたら、あとは成り行きを見守ることだけ。結果が実に楽しみである。


まずはモデルの「生きる力(お色気)」を見てみよう。

メイク氏川さんに通常のメイクを施してもらい、まずはグラビア撮影を開始。ホラーメイクとの比較対象にするのだ。 撮影を見守るわたしの頭の中が「かわいい」の一言で埋め尽くされていく。 モデル萌音ちゃんはテンポ良くポージングを変え、それを追うようにカメラはしぐちさんがシャッターを切る。まるで踊っているようだ。撮影している現場も生き生きと「生」の力がみなぎっていた。 果たしてこんな彼女から本当に生命力を奪えるのだろうか。 ただ、カメラはしぐちさんには「胸の谷間は残しておいて欲しい」そう注文した。 だって、“お色気”と“ホラー”の比較なのだから。


メイクで精気を奪う

いよいよ本番突入だ。あの健康美をメイクで奪い、ホラーにする。(もちろん胸の谷間は残してもらいつつ) 本当に「メイク」だけでかわいいモデルの精気を奪うことができるのだろうか。自分で言い出したことではあるが、疑問の念は拭えない。

ポイント1:顔を白くする

レースクイーンもしているモデル萌音ちゃんは、先日の仕事で日焼けしてしまったらしい。エキゾチックな顔立ちと相まって魅力的ではあるが、そんな小麦肌は「ホラー 」には不要。白いドーランを薄く重ねていくことで、血色の悪さを表現していく。ただの白塗りにしてしまうと、コメディになってしまうそうだ。何度もテスト撮影を行いつつ、彼女の血色を奪っていくメイク氏川さん。さすがはプロである。

唇の色が奪われると一気に血色が悪くなった。やはり、世の女の子たちがデートの前にはチェックをかかさない「リップメイク」は、元気な印象を作るためには重要なのだ。

ポイント2:青い隈を入れる

骨格に合わせて皮膚の薄いところを見つけ、死んだら血色の悪くなる場所を青くしていく。アイメイクを落としても顔立ちの美しさが立ってしまうモデル萌音ちゃんにメイク氏川さんは苦戦していた。

ポイント3:身体の血色も抜かりなく

普通のメイクでも顔と首の色が合っていない人は整合性がとれておらず不格好だ。ホラーメイクも同じこと。だがここでも胸の谷間は残しておきたい。“お色気”を残しつつ、“ホラー”と比較したいので、そこはあえて主張しておく。胸元はもちろん、首や肩も白く塗り、血色を奪っていく。


いよいよホラー撮影

シンプルな「死」のメイクを施し、いよいよ検証撮影だ。 「生きる力」の象徴とも言える“お色気”と「死」の気配を感じさせる“ホラー”は、果たしてどちらが勝つのだろう。

明らかにわたしの頭の中は混乱している。 先ほどの撮影では瞬時に「かわいい」という感想でわたしの頭の中は一杯になったが、今回は一言では言い表しづらい。それでも、あえて表現するのであれば「美しい」だろうか。もろく、儚く、今にも散ってしまいそうな、一夜限りの美しさとでも表現したい。

怖いのにかわいい。 なんだ、この感情は。 「生きる力」の象徴とも言える“お色気”と「死」の気配を感じさせる“ホラー”を戦わせてみたけれど、やはり、結局は美女の「お色気」が勝つのか?

いかん。ホラー特集なのに簡単に“お色気”が勝ってしまっていいのだろうか。 それまで静かにモデルという役に徹していた萌音ちゃんが口を開いた。

「わたし、もっと怖くなりたいです」

「え?」

「せっかく、こんな風に幽霊メイクをしてもらったんだから、もっともっと、怖く写りたいです」

「……」

(でも企画趣旨的に、フォトグラファーにはオシャレに撮ってもらわないと成立しないし……)

「わたしもまだできます! もう“人の道”を外れさせてみてもいいですか?」

「ええっ!?」

「……分かった」

(なにを?)

「オレは、オシャレに撮る役回りなんだろ?」

「ええ、まぁ」

「オシャレなのに怖く撮れるぜ?」

「本当ですか!?」

「わたしもここまで来たら、怖い写真にしたいです」

「で、でもそれじゃあ“対決”にならないし……」

「だから言ってるじゃん。怖いけど、オシャレに撮るって」

(ど、どういうことだ?)

(オシャレとホラーって両立できるのか?)

「そ、そこまで言うなら……まだ少し時間あるしやってみてもいいよ」

「やったー!」

「ただし! 失敗したらボツにするから」

「そんな……」

「あくまで“お色気”と“ホラー”の戦いなのに、“ホラー”が圧勝するだけなら潔く“ボツ”にするって事を忘れないでね」

「……オッケーだ。まかせろ」


“人の道”を外れて妖怪へ。これぞ大人ならではの“プロ”才能の無駄遣い。


現場には謎の団結力が生まれだした。なんなんだ、この団結力は……。そして、一層の緊張感を保ちながらもメイク氏川さんのプロの技によって、さらなる「怖いメイク」が施されていく。 一方、カメラはしぐちさんは、同条件の中ライティングの微修正を行いながら何度も写真をチェックしていく。


「その首筋のラインをみせたいから、髪を逆に流せる?」

「分かりました。分け目もこっちでいいですか?」

「目線をすこし外してみようか」

「こう、ですか?」

「なんなんだ、このチームワークは……(ゴクリ)」



その結果がこちらだ。



……怖い! けど、カッコいい。 メイク氏川さんの“人の道”の外れ方は「妖怪」だった。それも、昭和時代の小学生を恐怖に陥れた「口裂け女」だ。「わたし綺麗?」とばかりに迫り来る写真を見て答えに詰まる。その姿は本当に綺麗だ。しかし迫りくる恐怖感もあり、なんとも不思議な感覚だった。

「生きる力」の象徴の“お色気”と「死」を感じさせる“ホラー”を戦わせるつもりだったが、見事に“お色気”と“ホラー”は両立し予期せぬ結果となった。 プロの力を借りるとそれらはまるでモード写真のように、オシャレに撮ることも可能だった。その場合、“お色気”はさらなる美しさへ昇華するようだ。これは今回の企画で、贅沢にもプロの才能を存分に無駄遣いさせてつかんだ「真理」と言えるだろう。



ふと思いついた疑問からここまで徹底的に検証することができたので、明日からはゆっくり眠れそうな筆者である。 しかし、寝苦しい夏の夜はまだまだ続く。“涼”を取り入れるには、やはりホラー番組がいいかもしれない。

「稲川淳二 解明・恐怖の現場~終わらない最恐伝説~vol.3」8月26日11:00~エンタメ~テレ☆シネドラバラエティにて放送。(C)2008稲川淳二/解明・恐怖の現場製作委員会

ファミリー劇場では8月14日(金)夜9時から「緊急検証! もののけ王座決定戦! ~子供にウォッチさせたくない妖怪たち~」が放送されるほか、同日夜10時からは「緊急検証!日本の怪々村 ~ごらん、入ってはいけない村がほらそこに~」が放送される。

また、エンタメ~テレ☆シネドラバラエティにて8月16日(水)昼1時30分から、日本最高峰のホラーストーリーテラー稲川淳二による「稲川淳二の真・恐怖夜話」、恐怖スポットに潜入する大反響のホラードキュメンタリー「稲川淳二 解明・恐怖の現場~終わらない最恐伝説~vol.3」も、同じくエンタメ~テレ☆シネドラバラエティにて8月26日(水)午前11時から放送。なお、各番組の情報はコチラの特設サイトからチェックしよう。

いかがだっただろうか? ぜひ、あなたも今回放送される各番組を見て、実際に“涼”を感じてみよう! なお、冷えすぎた身体はお色気成分で温めるのがいいだろう。

最後に、一連の戦いを目撃した読者の皆さんにお聞きしたい。 “お色気”と“ホラー”は両立したと考えた筆者だが、とはいえ、どちらが勝っているだろう。下記の「特別プレゼント企画」より奮ってご応募いただきたい。

この夏あなたが出会いたいのは、人間、幽霊、それとも……妖怪?



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取材協力

・モデルプロフィール 城品 萌音
東京生まれ。モデル・レースクイーン業のほか「DJ monemilk」として活動し、ニューヨーク在住&プロダンサーの経歴も持つクリエイティブガール。

・カメラマンプロフィール はしぐち たけし
広告・雑誌・ファッション・WEB等の撮影を中心に活動するフォトグラファー兼クリエイティブディレクター。奄美出身の写真家とユニット「habu」として活動し、奄美群島での作品撮影やイベントを開催してる。

・メイクプロフィール 氏川 千尋
女性クリエイター集団「つくる女」所属のヘアメイクアーティストで、インナービューティーを重視する健康志向。出身地である大分が好きすぎて、ブログから生まれたゆるキャラ「関サバあじ子」を用い、大分の良さを伝えてまわっている。

ライター

コヤナギ ユウ
そもそもデザイナー。旅のイラストブログが人気に。妄想と思い込みの激しさで人生が楽しくて仕方がないアラフォー。おばけは怖い。

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(マイナビニュース広告企画:提供 スカパー!)

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