家庭内の多くの機器に無線LANが搭載されるようになり、ネットワークを介して機器同士の連携が容易になった。しかし、その利便性の向上と比例して、セキュリティ面のリスクも高まっていることを見落としている読者も多いのではないだろうか。
パソコンやスマートフォンといったセキュリティソフトをインストールできるデバイスならまだしも、ゲーム機やネットワークカメラなど、セキュリティソフトのインストールができないデバイスの場合、意識しないうちにインターネットに接続されているケースもあり、ネットワークからの攻撃があれば、防ぐ手段がないのが現状である。
そのような利便性に比例して高まるリスクを回避する方法のひとつが、ニフティの「常時安全セキュリティ24プラス」だ。同サービスを実際に契約し、使い勝手をチェックしてみたので紹介しよう。
月額500円で家庭内ネットワークのデバイスへの脅威を排除
筆者の自宅にある無線LANに繋がったデバイスは次の通り。まずパソコンやスマートフォン、タブレット。これに加えて、据置型ゲーム機やデジタルフォトストレージといったセキュリティソフトをインストールできないものもある。ソフトを導入できないこれらの機器は、セキュリティ対策をしなくても良いかと言えば、そういう訳にもいかない。万が一、デバイスに脆弱性があれば、ネットワークからの攻撃の対象になり、悪用やデータ流出の被害に巻き込まれる危険性もあるのだ。
そこで今回、導入を検討したのが「常時安全セキュリティ24プラス」だ。同サービスは、ニフティが提供するセキュリティサービスであり、家庭内ネットワークに繋がったすべてのデバイスを、さまざまな脅威から守れることが特長となっている。
同サービスでは、最大3台のデバイスにインストールできる最新セキュリティソフト(Windows/Mac/Android対応)を提供するほか、ネットワークに接続したすべてのデバイスにクラウド型セキュリティ機能を提供する。具体的には、各デバイスがインターネット接続する際、同社の「@niftyセキュリティセンター」を経由し、そこでウイルススキャンやフィッシングサイトなどの悪意あるサイトからのブロックが行われる。セキュリティソフトをインストールできないデバイスでも、この@niftyセキュリティセンターがネットワークの脅威から守ってくれるわけだ。
同サービスの月額料金は500円(税別)。1年間の運用コストとしては6,000円となり、3台分の最新セキュリティソフトが付属することを考えれば、かなりお手頃と言える。なお、インターネットサービスプロバイダ(ISP)として、@niftyを利用していることは必須条件ではなく、@nifty会員に登録すれば、その他のプロバイダを使っていても契約可能だ。
「サービスアダプター」を設置して、ネットワーク内のデバイスを保護
それでは、さっそく「常時安全セキュリティ24プラス」に申し込んでみたので、一連の流れを紹介していこう。