ブラザーの「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」は、低ランニングコスト&高速印刷が魅力のビジネス向けインクジェット複合機だ。6月に発売されてから1カ月が経とうとしているいま、この新モデルがユーザーからどのような評価を受けているのか、ブラザーの担当者から話をうかがった。さらに思いがけず、非常にお得な耳より情報も入手! 仕事で使うインクジェット複合機の導入を検討している方は、ぜひ参考にしていただきたい。

プリンター/コピー/スキャナー/ファクスとして使える、1台4役なA3対応ビジネスインクジェット複合機「MFC-J6973CDW」(左)と「MFC-J6573CDW」(右)
※「MFC-J6573CDW」は1段給紙トレイ

新型A3対応インクジェット複合機の評判は上々! ブラザーのマーケティング推進部N氏によると、新モデル「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」の売れ行きは好調で、実際に購入したユーザーからは高い評価を受けているとのことだ。特にユーザーから好評なのが、以下の5つのポイントだという。

■購入ユーザーによる「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」の評価ポイント

  • プリント/コピー/スキャン/ファクスのすべての機能がA3に対応している

  • ランニングコストが安い。印刷コストはA4カラー文書で約6.1円/枚、モノクロは約1.4円/枚(大容量タイプのインクカートリッジ使用時)

  • インクの消費量を最大52.2%削減できる「インク節約モード」が用意されている

  • 「ダイヤル制限機能」でファクスの誤送信を防げる

  • 1年間のメーカー保証やオンラインからの修理申し込みなどサポートが充実している

MFC-J6973CDW/J6573CDW購入者に対して行ったアンケートの集計結果を見せてもらったところ、ユーザーの職種でもっとも多いのは建築業がダントツで、その次が製造業ということだ。このふたつの業種に共通しているのは、日常的にA3サイズの図面を扱う点。プリントとコピー、スキャン、そしてファクスのすべてが行なえるA3用紙完全対応のモデルとして、中小企業やSOHOを中心に人気を集めているという。

A3サイズまでの自動両面印刷に対応。A3用紙の最大給紙枚数は501枚だ(給紙カセット上下段各250枚+手差しトレイ1枚)

印刷コストが安く済む点も、ブラザー製品がビジネスの現場で高く評価されている理由のひとつだ。MFC-J6973CDW/J6573CDWではA4カラー文書の印刷コストが1枚約6.1円、モノクロ文書なら約1.4円と、インクジェット複合機としてはランニングコストがかなり低い。大量に印刷する人ほど、お得になるというわけだ。テスト印刷や社内回覧用などで品質を重視しないときは、「インク節約モード」を使うことでさらにコストを下げることができる。

また、ファクス機能の使い勝手に優れている点にも注目したい。前述の「ダイヤル制限機能」は同じファクス番号を2回入力することで誤送信を防ぐ機能で、うっかりミスによる情報の漏洩を防ぐ効果もある。そのほか液晶パネルで受信したファクスを確認できるなど、ファクス機能がとても充実しているのだ。

ブラザーのN氏が「MFC-J6973CDW」の魅力を力説してくれた

さらに新モデルでは、受信したファクス文書を自動的にクラウドサービスへアップロードする「ファクスクラウド転送」という機能に対応しているのだが、ブラザーのN氏によると想定以上に多くのユーザーがこ機能を利用しているとのこと。ファクスクラウド転送はブラザーのクラウドサーバーを経由して文書がアップロードされるのだが、この経由回数が同社のほかのサービスよりも段違いに多いという。つまりたくさんの人が利用しているということになる。受信したファクス文書を外出先から確認したり、ほかのメンバーと手軽に共有できることを考えれば、確かに利用する価値の高い機能だ。

受信したファクス文書を自動的にクラスドサービスへアップロードする「ファクスクラウド転送」機能。N氏によると「正直なところ、ここまで同機能が使われるのは予想外だった」とのこと

以上のように、新モデル「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」の評判は上々で、多くのユーザーが日々活用しているという。ランニングコストが低く使い勝手に優れ、しかもコンパクトで設置場所を選ばない、この「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」。ビジネス向けインクジェットの購入を考えている方に、ぜひ検討していただきたい。