100kgの実から採油できるのはわずか1リットル - モロッコの宝石「アルガンオイル」の効果とは

雨の日が続く梅雨のこの時期。久しぶりに晴れ間がのぞくと、お出掛け意欲もアップするもの。しかし、ついつい油断して紫外線ケアを忘れがち。曇り空であっても、紫外線は降り注いでいる。梅雨が明けて、夏本番を迎えたらなおさらだ。これからの季節、紫外線予防は特に欠かせない。

紫外線予防として、最も定番なのはやはり“日焼け止め”。クリームだったり、乳液状だったり、最近ではスプレー式で手軽に付けられるものなどありとあらゆる商品が登場している。

メイクアップ商品一般にいわれることだが、この日焼け止めも寝る前には必ずキレイに落とすことが大事。皮脂腺が詰まって吹き出物の原因となったり、肌の角質層が生まれ変わるのを阻害し、思わぬ肌のトラブルとなったり、老化を早める一因ともなってしまうので注意が必要だ。

希少オイル「アルガンオイル」

そこで注目したいのが、モロッコの宝石とも呼ばれている「アルガンオイル」だ。アルガンオイルとは、モロッコの南西部のみに自生するその名のとおり“アルガン”という植物の実から抽出されるオイルで、100キログラムの実から採油できるのはわずか1リットルという稀少なもの。

アルガンオイルは、毛穴を柔らかくする作用のあるリノール酸といった成分を豊富に含むほか、オリーブオイルの2～3倍以上のビタミンEを含み、アンチエイジングのためのオイルとしても注目されている。生産地のモロッコでは、修復機能があるオイルとして、ニキビや火傷等の治療薬にも使われてきたとのこと。


左からアルガンの原油、アルガンの実

近年、日本ではヘアオイルとして髪の毛になじませたり、バスエッセンスのように湯船に垂らして保湿効果を高めたり、マッサージオイルとしてなど、まさに万能オイルとしてさまざまな方法で使われている。

そんな万能なアルガンオイルだが、実はクレンジングオイルとしても使われている。アテニアから発売されている「クリアオイルクレンズ」もその機能を商品化したひとつ。毛穴を柔らかくして角栓などの汚れを取り除いたり、毛穴の詰まりの原因となる過剰な皮脂分泌を抑制したり、エステにも使われるオーガニックアルガンオイルを配合し、クレンジングをしながら美肌へ導く美容液としての効果も期待できる。特に加齢によっておこる毛穴の開きや小ジワなどの凹凸に入り込んでしっかりと汚れを絡みとってくれるところも嬉しい特徴だろう。