PCはシーズンごとに新しいモデルが発売される。大手メーカーだと、同じコンセプトを引き継いだシリーズモデルの新型として発表されるものも多く、直前のモデルと新モデルを比較した場合、大きな違いが感じられないことも少なくない。しかし時間がたち、小さな違いが積み重なればけっこう変わってくるはずだ。そこで、同じコンセプトを引き継いで作られている、富士通「LIFEBOOK AHシリーズ」の2012年発売モデルと2014年発売モデルを比較してみた。

旧モデル「LIFEBOOK WA2/J」(左)と新モデル「LIFEBOOK WA2/S」(右)

15.6型ディスプレイを搭載した家庭向けノートPC

富士通の「LIFEBOOK AHシリーズ」は、15.6型ディスプレイを搭載したノートPCだ。AHシリーズの「LIFEBOOK AH77/x」「LIFEBOOK WA2/x」という名前のモデルは、よりハイエンドな構成を採用。外見にも凝った部分などがあり、見映えよく快適に使えるノートPCという位置づけとなる。

15.6型ディスプレイ搭載モデルは、家庭やオフィスでのメインPCになれるサイズだ。見やすいサイズのディスプレイに、テンキーもついたフルサイズのキーボードと、光学ドライブも搭載して、実力的にも不足はない。そして、富士通には直販サイト「富士通WEB MART」でしか購入できない「カスタムメイドモデル」が存在する。

カスタムメイドモデルでは、自分に合うように構成を一部変更できるため、自分にとって不要なものは搭載しないという選択も可能だ。さらにクーポンが適用され、お得な価格で購入できる。つまりカスタムメイドモデルは、「富士通WEB MART」をうまく利用すれば、比較的手ごろな価格で手に入る高性能モデルという存在といえるだろう。

そんな「LIFEBOOK AHシリーズ」の、現在販売中のカタログモデル「LIFEBOOK AH77/S」に対応するカスタムメイドモデルが「LIFEBOOK WA2/S」だ。「LIFEBOOK WA2/S」が2012年の同等モデル「LIFEBOOK WA2/J」と、どんなところが変わったか見てみよう。

新モデル「LIFEBOOK WA2/S」

旧モデル「LIFEBOOK WA2/J」

より見映えよくスマートに進化

旧モデルとなる「LIFEBOOK WA2/J」は、ボディカラーが5色から選択できた。今回試用したモデルはダークブラウンだ。PCのカラーとしてブラウン系は珍しく、トップカバーやパームレストにテクスチャが描かれ、高級感がある。表面加工はつややかで、見映えがいい。

新モデル「LIFEBOOK WA2/S」ではカラーバリエーションが3色となり、試用機はアーバンホワイトというカラーネームのモデルだった。トップカバーにのみ光沢があり、パームレストや底面側などはマットなホワイトとなっている。カタログモデルもカラーバリエーションは同じだが、店頭在庫に関係なく、ユーザーが好みのカラーを購入できるのもカスタムメイドモデルの魅力だ。

15.6型ディスプレイ搭載モデル同士ならほとんど見映えは同じに思えるかもしれないが、並べてみるとけっこう違っている。例えばトップカバーの縁のあたりを見ると、旧モデルはなだらかに丸く落としているが、新モデルでは径を最小限にしてすっきりと切り落とすような形で処理している。おかげで、都会的でスマートな雰囲気が強調された。

トップカバー周辺部の処理の違いでスマートさが違って見える(右が新モデル)

より違いが見えるのは、底面側だ。旧モデルではバッテリーの取り外しができることもあり、でこぼこしたところが多い。機能的には十分なのだが、いかにも裏側という雰囲気だ。これに対して新モデルでは、すっきりとフラットにまとめられ、底面側を見せる形で持ち歩いても見映えがいい。

底面側も見映えよく処理された新モデルは、持ち歩くときにも美しい(右が新モデル)

また旧モデルの試用機は、フルフラット ファインパネルを搭載しているため少々厚みのあるタイプなのだが、新旧のスペック表の数値を比べると、その差は最薄部で0.4mm、最厚部で1.7mm。しかし、実機を並べてみるともっと違うように見える。これは底面に取りつけられた足の差で、新モデルではより平たく目立たない足を採用しているため、薄く感じられるようになった。

最薄部で0.4mm差のはずが、だいぶ厚さが違って見える(右が新モデル)

最厚部の差は歴然としているが、スペック表では1.7mmしか違わない(右が新モデル)

タッチ対応で高解像度化したディスプレイ

今回試用した新旧モデルで最も大きな違いがあるのは、ディスプレイだろう。旧モデルは1366×768ドットであるのに対して、新モデルは1920×1080ドットのフルHD対応だ。

実は旧モデルも、当時のカタログモデルではフルHDのディスプレイを搭載していた。1366×768ドットのディスプレイは、カスタムメイドモデルで選択できる、コストダウンのポイントだったのだ。しかし新モデルはカスタムメイドモデルにも、低解像度パネルは存在しない。そこを妥協しなくても、十分入手しやすい価格になったということだろう。

また、新モデルはタッチ操作にも対応している。旧モデルでは選択肢としても存在しなかったが、すでに搭載OSはWindows 8だ。タッチ操作に向いたOSを搭載していても、コストなどの問題からタッチ対応パネルにはしなかったモデルが、年月を経て、同じ価格帯でもタッチ対応ディスプレイを搭載できるようになったのだ。

解像度の違いは歴然としており、やはり15.6型にはフルHDがぴったりだと改めて感じさせられる(右が新モデル)

使いやすさ向上への小さな違い

インタフェースの数にあまり違いはないが、少しだけ違う部分がすべて使いやすさにつながっている。例えば旧モデルではUSBポートを左右合わせて5つ搭載していたが、新モデル「LIFEBOOK WA2/S」では4つになり、減っているように見えるが、すべてがUSB 3.0ポートになったのだ。

さらに、側面に配置されていたメディアカードリーダーを手前側へ移動させたことで、USBポート同士の距離が十分に離れている。USBポートは数が多くても、密集していると、ケーブルや機器が干渉して使いづらいものだが、新モデルではゆとりを持って利用できるようになった。

本体右側面にはUSB 3.0ポート2つが、ゆとりを持って配置されている。光学ドライブはブルーレイディスクドライブだ

左側面にはUSB 3.0ポート×2とHDMIポート、有線LANポートなどが配置されている

メディアカードリーダーは手前側に移動した

また、ヒンジのつけ方の違いも面白い。底面側へ角が回り込むようなつけ方をしたため、新モデルは旧モデルよりも大きく開けるようになった。自分が使いやすい角度をより探しやすくなったのはもちろん、タッチ機能を利用して複数人で見ながら作業をしたいときにも便利だ。

ディスプレイが大きく、ほぼ真上に向くくらいまで開けるようになった

高性能をお得に入手できる「富士通WEB MART」

新モデル「LIFEBOOK WA2/S」は、もちろん内部に使われている各種パーツも進化している。CPUの世代も変わり、それと同時にグラフィックス処理性能も向上した。

カスタムメイドモデルでは、予算重視の構成と性能重視の構成が選択できるのは旧モデルと同じで、こうしたメリットは残っている。一方、メモリの選択肢に4GBがなくなるなど、同じ予算感で構成しても高性能なものが手に入るようになったのはうれしいポイント。ほかにも、Microsoft Officeやネットワークテレビチューナー、さらに内蔵バッテリパックの追加も可能だ。

なお「富士通WEB MART」なら、ワイド保証(3年間の保証拡張サービス)を選択できたり、電話相談が不要な場合はミニマムサポートを選択すれば5,000円割引になるなど、スペック以外でも自分にぴったりな購入方法を選べる。しかも割引クーポン(詳細はこちら)を利用すればかなりお得に購入できるうえ、送料も無料。メーカー直販ならではのサービスが満載なのだ。ぜひ納得のマシンをリーズナブルに入手してほしい。

関連サイト

富士通 FMV LIFEBOOK AH
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富士通WEB MART(目玉品)
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富士通 FMV LIFEBOOK AH

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