富士通の「LIFEBOOK THシリーズ」は、ディスプレイが回転するというスタイルを採用したノートPCだ。ノートPCとしてもタブレットとしても利用できるコンバーチブルモデルで、ユーザーが利用シーンに合わせて自由なスタイルで使えるマシンとなっている。今回はその中から、富士通の直販サイト「富士通WEB MART」で購入できるモデル「LIFEBOOK WT1/T」を試用してみた。

「LIFEBOOK WT1/T」

タブレットになるだけではない自由さ

ディスプレイ部を表に露出させて折りたためるコンバーチブルノートPCはいろいろあるが、「LIFEBOOK WT1/T」は二軸ヒンジを採用したタイプだ。

ディスプレイを大きく開いてトップカバーとマシン底面とを接する形でタブレット化するのではなく、普通にノートPCとして使う場合の角度まで開いた状態から、ディスプレイをひねるようにして変形させる。タブレットスタイルにするときには、トップカバー部がキーボードとくっつくような形になる。タブレットとして利用する際、キーボードが手に触れず、不快の少ないスタイルだ。

ディスプレイをひねるようにして回転させる

トップカバーをキーボードの上に伏せるような形でタブレットスタイルにできる

回転は左右どちらにもできるが、半回転しかしない。右回転で裏向きにした場合は、左転で元に戻す必要がある。そして、ノートPCスタイルとタブレットスタイルの間で、ディスプレイを通常と逆に向けた状態や、回転途中のよじれた状態で使うことも可能だ。このような状態でもキーボードやタッチパッドが利用できるので、人に画面を見せながら操作をしたいときに便利だ。

またディスプレイを大きく開き、ほぼキーボード面と水平にした状態でも利用できる。真上からのぞき込むような姿勢になるが、こうしたスタイルでも使えるほどに自由度が高い。

ディスプレイを逆向きにした、シアタースタイルでも利用可能だ

会議などで使えそうな回転途中のスタイル(バリアススタイル)でも、きちんと使うことができる

このように上向きで開いた状態でも利用できる。このままディスプレイをひねることもできてしまう

ノートPCとしての使い勝手も良し

もちろん、普通のノートPCとしても無理なく利用できる。トップカバーがさらさらとマットな素材で、素手で持ったときに汚れが付きづらいのは良いポイントだ。底面側もすっきりしており、回転用のヒンジも目立ちすぎないので、そのフォルムはノートPCとして自然な雰囲気となっている。

トップカバーはマットな素材を採用

底面側もすっきりとまとまっている

ヒンジ部が目立ちすぎることもない

本体サイズはW320.8×D235×H17.1~19.3mmで、重量は約1.59kg。特別に軽いというほどではないが、モバイル利用にも十分対応してくれるボリューム感だ。キーボードはアイソレーションタイプのものを採用しており、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.2mm。Enterキーが大きめで、入力しやすいキーボードだった。タッチパッドはボタン一体型のものを搭載している。

アイソレーションタイプのキーボードを搭載

本体は堅牢性を高めた「超圧縮ソリッドコア」構造を採用しており、見た目の印象よりもタフな作りだ。回転させるときなど、実際に使っていても弱さや不安を感じることはなかった。

指紋センサーや有線LANポートなども搭載

コンパクトなコンバーチブルモデルはインタフェースを削られがちだが、本機は必要なものをしっかりと搭載している。本体右側面にはマイク/ヘッドフォン端子と、USB 3.0ポート×1、HDMIポート、有線LANポートが並ぶ。有線LANポートはパーツを引き出して広げる方式で、薄型マシンでも有線LAN対応をあきらめてないところが好印象だ。本体左側面にはUSB 3.0ポート×1とダイレクトメモリースロットを配置。ディスプレイ上部には有効画素数約92万画素のWebカメラも埋め込まれている。

さらに、ディスプレイ下部の左端には指紋センサーが搭載されている。この位置だとタブレットスタイルにしたとき触りやすくて便利だ。複雑なパスワード入力が面倒になりがちなタブレット状態でも、十分なセキュリティを確保しつつ楽に利用できる。

本体右側面にはマイク/ヘッドフォン端子と、USB 3.0ポート×1、HDMIポート、有線LANポートを配置

本体左側面にはUSB 3.0ポート×1とダイレクトメモリースロットがある

有線LANポートはパーツを引き出して広げる方式を採用している

ディスプレイ上部にはWebカメラを配置

タブレットスタイルで利用しやすい位置に、指紋センサーも搭載している

デジタイザペンが付属し、タッチだけではない快適な使い心地を実現

タブレットになるモデルだけに、当然タッチ操作には対応している。13.3型ディスプレイの解像度は、2560×1440ドットのWQHDだ。消費電力の少ないIGZOパネルを採用した超高解像度表示は、好みに合わせて表示サイズを変更できるだけでなく、大きめの文字に設定してもエッジが美しく目が疲れづらい。

そしてタッチ操作は指先だけでなく、ペンでも行える。ヒンジ部に専用スタイラスペンが収納されており、これで細かい操作を行えるのだ。ペン先が一般的なタッチディスプレイ対応ペンよりもずっと細く、鉛筆やボールペンほどではないがしっかりとした手応えのあるペンなので、細かい文字を書く場合も苦にならない。簡単な図を描いたり、手書きメモを作ったりする際に活躍するだろう。

ヒンジ部にペンが収納されている。隣のくぼみはストラップを取り付けるためのホールだ

消しゴム機能やメニュー表示のためのボタンも搭載した、細いペンを装備。自由な描画に活躍する

自分好みの仕様にできる「富士通WEB MART」の「カスタムメイドモデル」

富士通のPCには、家電量販店などで販売される「カタログモデル」と、自社が運営する直販サイト「富士通WEB MART」でのみ販売する「カスタムメイドモデル」が存在する。「カスタムメイドモデル」はその名の通り、ユーザーが購入時に一部の構成を変更できるモデルだ。

「カスタムメイドモデル」のカスタマイズメニューを利用すると、カタログモデルよりも高性能にしたり、性能を少し抑えることで購入しやすい価格にしたりできる。

例えば、CPUのインテルCore i5-5200Uは共通だが、メモリをカタログモデルより少ない4GBにできる。一方でストレージも、ハイブリッドHDDかより高速なSSDか、どちらかを選択可能だ。

さらに、ディスプレイをWQHDからフルHDへとダウングレードすることもできるし、Microsoft Officeを搭載したり、外付けではあるがDVDスーパーマルチドライブやテレビチューナーを追加したりできるのも楽しい。おしきせの構成に満足できず、自分好みのものを手に入れたいと考える人に、ぜひ利用してほしい仕組みだ。

なお「富士通WEB MART」には、お得な特典や便利なサービスが多数用意されている点にも注目したい。例えば、割引クーポン(詳細はこちら)やワイド保証(3年間の保証拡張サービス)、5,000円の割引が受けられる電話相談が不要なユーザー向けのミニマムサポート、送料無料など、メーカー直販ならではのサービスが満載。これらをフルに活用して、最適なPCをよりリーズナブルに購入してほしい。

今回検証を行った試用機「LIFEBOOK WT1/T」の主な構成

型番 LIFEBOOK WT1/T
CPU インテルCore i5-5200U(2.20GHz)
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
グラフィックス インテル HD グラフィックス5500
ディスプレイ 13.3型ワイド(2560×1440)
通信機能 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T、IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth Ver4.0
インタフェース USB 3.0×2、HDMI×1
カードスロット ブリッジメディアスロット
本体サイズ/重量 W320.8×D235×H17.1~19.3mm/約1.59kg
OS Windows 8.1 Update 64ビット

関連サイト

LIFEBOOK THシリーズ
富士通WEB MART
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