富士通WEB MART」の専売モデル「LIFEBOOK WU1/S」は、購入時に構成の一部をユーザーが変更できるカスタマイズ対応モデルだ。構成次第ではクーポンを適用すると8万円台から購入でき、手に入れやすい価格でありながら格好のよいモバイルノートとして注目されている。今回、このモデルを試用してみたので紹介していこう。

「LIFEBOOK WU1/S」

安価ながら高級感のあるデザインを採用

LIFEBOOK WU1/Sの外観は店頭販売されているカタログモデル「LIFEBOOK UHシリーズ」の「UH55/M」と共通している。直販用のカスタマイズモデルというとカタログモデルに対してスペックが上位のものが多く、よりこだわりの強いユーザーのための製品として用意されていることが多いがLIFEBOOK WU1/Sの場合はその逆だ。

カタログモデルのCPUがIntel Core i5-4200Uであるのに対して、LIFEBOOK WU1/Sは選択できるCPUがIntel Celeron 2957UかIntel Core i3-4005Uと抑えめだ。一方でカタログモデルではメモリ容量が4GB固定であるのに対して、LIFEBOOK WU1/Sでは4GBか8GBかを選択できるなど実用向けの構成になっている。

富士通はLIFEBOOK WU1/Sを「エントリーモバイルノート」と分類している。確かにスペック的にはエントリークラスといったところなのだが、外観はなかなか見映えがよい。カラーネームはガーネットレッド。しかし本体全体が赤いわけではなく、ブラック基調のボディに対してサイドパーツなどの一部にアクセント色として赤が配されている。

ブラックのトップカバーはヘアライン加工が施されており、中央にミラー加工されたロゴが入っている。そして本体の左右パーツやタッチパッドの縁取り、キーボード奥にあるスピーカー部分等に赤を加えたデザインだ。光沢のある素材ではないため指紋がべったりと目立つことはない。

ヘアライン加工の施されたトップカバー

サイドパーツなどに暗い赤が配されていて見映えがよい

外出先でも作業がしやすいサイズと反射のないディスプレイ

本体サイズは幅322×奥行き225×高さ19.5mmで、重量は約1.63kg。特別に軽いというほどではないが、13.3型ディスプレイ搭載モデルということを考えると十分軽量だ。モバイル利用でもあまり小さい画面では使いづらいという人には、ほど良いボリューム感であろう。

ディスプレイの解像度は1,366×768ドットとあまり高くないが、外部ディスプレイ出力では1,920×1,200ドットに対応する。13.3型としては使いやすい解像度で、ライトな使い方ならば解像度に不満を持つことはなさそうだ。

また、表面加工に光沢のないノングレアタイプであることも評価したい。映像鑑賞時などにおいてはグレアタイプのほうが鮮やかかもしれないが、反射が少ない分目が疲れづらい。またモバイル環境では太陽や照明が背中側にくる状態で作業することもあるので、外出先でまぶしさを感じずに作業したいという人にもぴったりだろう。

本体ディスプレイの解像度は1,366×768ドット

ディスプレイの表面加工は光沢のないノングレアタイプだ

モバイルマシンとしては十分なキーボードとインタフェースを搭載

キーボードはアイソレーションタイプのものが採用されている。キーピッチは約17.8mmと少し狭めだが、実際に入力作業をしてみるとあまり気にならない。キーストロークは約1.5mmだ。配置に大きな変形はないが、Enterキーの右側に機能キーが1列配置されているため、多少好みが分れるかもしれない。

タッチパッドはジェスチャー機能対応のボタン一体型。さらさらと指すべりのよいパッドだ。赤いパーツで縁取りされているのが、スピーカー部のドットのような赤配置とともによいアクセントになっている。

インタフェースは、本体の左右側面に振り分けられている。本体右側面には、マイク/ヘッドフォンコンボジャック、USB2.0ポート×1、SDカードスロット、電源コネクタがある。左側面にはHDMIポート、USB3.0ポート×2を配置。全体でUSBポートが3つということで、コンパクトモデルとしては十分な数が用意されているという印象だ。

ヒンジ側には通気口がある。本体左右にあると利用中の手に温風があたるのが気になったりするものだが、背面から排気されるためそういった心配はなく、快適に使用することができた。

アイソレーションタイプのキーボードとボタン一体型タッチパッドを搭載

右側面には、マイク/ヘッドフォンコンボジャック、USB2.0ポート×1、SDカードスロット、電源コネクタを配置

左側面にはHDMIポート、USB3.0ポート×2がある

ヒンジ側に通風口が用意されている

ディスプレイ上部にはWebカメラが埋め込まれている

長時間のバッテリー利用が可能なモバイルワークにぴったりなマシン

試用機の構成は、CPUにIntel Celeron 2957Uを採用し、4GBのメモリと500GBのHDDを組み合わせたものだ。ハードウェア的にはこれが最も安価になる組み合わせとなっている。グラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel HD Graphicsだ。

Windowsの快適さを計測する評価プログラム「WinSAT」の実行結果を「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介すると、以下のようになる。

Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)

プロセッサ 5.7
メモリ 5.9
グラフィックス 4.8
ゲーム用グラフィックス 5.0
プライマリハードディスク 5.9

構成から想像できるとおり、突出して高い部分も低い部分もない結果が出た。実際に使ってみた感触も、ハイスペック機と比較すればもたつきは感じられるものの、ブラウジングやドキュメント作成を基本としたライトな使い方ならば不自由を感じることはないだろうといったところだ。

バッテリーについては「BBench」を、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で実施してみたところ7時間16分07秒使うことができた。これだけ長時間使えるのならば、外出の際でも安心だ。

本体サイズから考えても据え置きマシンとして複雑な作業をしたり、ゲームをしたりするのにはあまり向いていないが、家やオフィスの他に外出先でも手軽にいろいろな作業をしたいという人には是非オススメしたい。富士通という大手国産メーカー製のマシンとしてはお手頃価格なのも魅力的だ。

詳細は富士通のキャンペーン告知ページをご参照いただきたい。なお、執筆時点の最小構成価格は税込8万3,954円(18%オフクーポン適用)。自分の望むスペックでいくらになるか、気になる方は富士通WEB MARTをチェックしてみてほしい。

今回検証を行ったLIFEBOOK WU1/S試用機の主な構成と価格

型番 LIFEBOOK WU1/S
CPU IntelIntel Celeron 2957U(1.40GHz)
メモリ 4GB
ストレージ(HDD/SSD) 約500GB HDD
ディスプレイ 13.3型ワイド(1,366×768ドット)
グラフィック Intel HD Graphics
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth Ver4.0
インタフェース USB2.0×1、USB3.0×2、HDMI×1
カードスロット SDカードスロット
本体サイズ/重量 W322×D225×H19.5mm/1.63kg
価格 試用機の仕様では、12万3,980円(税込)
18%オフクーポン適用時:10万1,666円(税込)

Officeなし(標準)の場合は、10万2,384円(税込)
18%オフクーポン適用時:8万3,954円(税込)

※2014年1月14日時点

※価格は変動する場合があります。最新の情報は富士通WEB MARTをご覧ください。

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