通常、マザーボードを購入すると付属のDVDにマザーボードをより便利に使うための、メーカー独自のユーティリティが収録されている。マザーボードベンダーの雄であるGIGABYTEももちろん、古くから充実したユーティリティを提供しており、その機能は日々進化している。本稿では、GIGABYTEの最新マザーボード・ユーティリティ「App Center」に搭載される機能を詳しく紹介していきたい。
GIGABYTE 9シリーズ Z97/H97マザーボード
■ G1 ゲーミングシリーズ | |||
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GA-Z97X-Gaming G1 | GA-Z97X-Gaming GT | G1.Sniper Z97 | GA-Z97X-Gaming 7 |
GA-Z97X-Gaming 5 | GA-Z97X-Gaming 3 | G1.Sniper Z6 | G1.Sniper H6 |
GA-H97-Gaming 3 | GA-Z97MX-Gaming 5 | GA-H97M-Gaming 3 | GA-Z97N-Gaming 5 |
■ Ultra Durable シリーズ | |||
GA-Z97X-UD7 TH | GA-Z97X-UD5H | GA-Z97X-UD3H | GA-Z97X-SLI |
GA-Z97-D3H | GA-Z97-HD3 | GA-Z97P-D3 | GA-H97-D3H |
GA-H97-HD3 | GA-H97-DS3H | GA-Z97M-D3H | GA-Z97M-DS3H |
GA-H97M-D3H | GA-H97M-HD3 | GA-H97M-DS3P | GA-Z97N-WIFI |
GA-H97N-WIFI | |||
■ Ultra Durable シリーズ | |||
GA-Z97X-SOC Force | GA-Z97X-SOC | ||
■ Ultra Durable シリーズ | |||
GA-Z97X-Gaming G1 WIFI-BK | GA-Z97X-UD5H-BK | GA-Z97X-UD3H-BK |
「App Center」の最大の特徴は、これまで個別に提供されてきたGIGABYTE製マザーボードのユーティリティでおなじみの機能である、OCツールの「Easy Tune」、BIOS更新ツールの「@BIOS」、バックアップツールの「Smart Recovery」などを、ひとつの統合メニューから、起動できるようにした点だ。
この統合メニューからは、「@BIOS」「Easy Tune」「Smart Recovery」のほか、システム情報を参照する「System Information Viwer」、マザーボードのセットアップを手助けする「EZ Setup」、USB機器の使用可否を設定する「USB Blocker」など様々な機能が利用可能。さらには、家庭内クラウド機能を構築できる「Cloud Station」といったユニークな機能も利用できる。
さっそく「App Center」を使ってみた
「App Center」により、GIGABYTEの各種ユーティリティは、使いやすさが格段に向上した。以降、「App Center」の導入方法から、各機能で”できること”を紹介していく。
まずドライブにDVDをセット。「Application Software」のタブからインストールする。「App Canter」と「Smart Switch」という2つの項目が用意されており、それぞれ個別にインストールする必要がある。
App Centerは、前述の通り複数のユーティリティを一括管理できる機能。Smart Switchは、Windows 8のスタートメニューを改造するツールで、これを導入するとWindows 7以前のスタートボタン風のメニューに変更できる。
Smart Switchは、WindowsボタンをWindows 7風スタートメニューに変更するツール。この手のツールとしては比較的シンプル。赤枠の部分からデフォルト画面を設定することで、OS起動時にデスクトップ画面にすることも可能 |
App Canterは、タスクトレイに常駐する。アイコンをクリックすればメニューが表示され、そこから各種ユーティリティが利用可能だ。なお使い始める前に「Live Update」を利用し、各種ユーティリティを最新版に更新しておくのも忘れずに。
注目機能「Cloud Station」をチェック!
さてApp Centerから利用できるユーティリティで、最初に紹介しておきたいのが「Cloud Station」だ。その名の通り、クラウド環境を構築できる機能で、スマートフォン、タブレットなどからファイルをアップロードしたり、PCを操作することができる。
通信は基本的には自宅Wi-Fiから利用するかたちとなるが、一部機能の利用のみに制限されるが3GやLTEのWANを通じてもアクセスできる。
Cloud Stationでは、「HomeCloud」「Remote Control」「Remote OC」などの機能が利用できる。
HomeCloudは、スマホ/タブレットなどに保存している写真や音楽、動画などをPCに簡単にアップロードできる。スマホで撮った写真をPC側の補正ソフトで加工しSNSにアップロードしたり、撮りためた写真の保存先としてPCのHDDを活用するといったかたちで利用することが可能だ。
スマホ/タブレット向けアプリからは、HomeCloud、Remote Control、Remote OCなどの操作が可能。マザーボード側にWi-Fi/Bluetooth機能があればAutoGreenやHotSpot機能も利用できる |
HomeCloudでは写真や音楽、映像ファイルをPCにアップロードすることができる |
Remote Controlは、その名の通りスマホやタブレットをPCのキーボードやマウスとして利用できる機能。いわゆるタッチパッド的な感覚でスマホからPCを操作できるというもの。リビングのソファに座ってスマホからPCを操作する、といった使い方が考えられる。
Remote OCは、スマホやタブレットからPCをオーバークロック(OC)できる機能だ。スマホからハードウェア情報をカンタンにチェックしたり、Easy Tuneの簡単OC機能が利用できる点がポイントだ。
このほか、スマホなどのBluetooth機能を利用して、PCから離れた時にスタンバイやサスペンドに自動的に移行させる省電力機能「Auto Green」やPCをアクセスポイントとして活用する機能「HotSpot」も利用可能。なおHotSpotは、無線LANとBluetooth機能を備えたマザーボードでのみの利用となるので注意が必要だ。
以上がCloud Stationの主な機能となる。「App Center」ではこのほか、以下の機能が利用できる。スクリーンショットとともに紹介していこう。
■ @BIOS
@BIOSはPCのBIOS(UEFI)を更新するためのツールだ。インターネットを通じてダウンロード・インストールできる。あらかじめダウンロードしておいたBIOSに更新することも可能。UEFI・OS起動画面のカスタマイズもできる
■ Easy Tune
先にも触れたがOCツール、モニタリングツール、システムステータス表示ツールから構成されるユーティリティ。起動するとSystem Information Viwerが簡易表示される。
メイン画面には、搭載するCPUに応じたプリセットが提示される。右のステータス表示はSystem Information Viwer |
CPU OC設定をさらに詰めたいならAdvanced CPU OC画面から。倍率や周波数、電圧をGUI上から設定できる |
■ System Information Viwer
System Information Viwerは、ステータス表示ツール。Easy Tuneで簡易版が表示されるが、メインのUIも用意されている
■ EZ Setup
EZ Setupは、IntelのSmart Response TechnologyやRapid Start Technologyといった各種機能を簡単に設定できる
■ Fast Boot
■ Game Controller
■ Smart Recovery
■ Smart TimeLock
■ USB Blocker
マザーボードだけでなく、ユーティリティも進化している
本稿で紹介した通りGIGABYTEの最新マザーボード・ユーティリティ「App Center」は、これまで個別に提供されていたツールを集約することで、これまで以上に簡単に各種機能を利用できるようにしている。加えて、マザーボードを活用するためのツールだけでなくHomeCloudのような「PC活用の幅を広げるツール」も搭載している点も大きな特徴だ。
本稿で紹介した通り、GIGABYTEではマザーボードはもちろん、付属のユーティリティにおいても進化させている。本稿をきっかけに、ユーティリティを積極的に活用し、充実したPCライフを楽しんでいただきたい。ちなみに同社Webサイトにも、ユーティリティを紹介するページが公開されている。こちらもあわせてチェック頂きたい。
(マイナビニュース広告企画)
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