自由にPCの構成を選択できるBTOは便利だが、自分にとって手頃な構成を見極めるのは案外難しい。そこで、魅力あふれるパーツが多数用意された「ストーム」の中で、「大手メーカー製の家庭向けPCでは物足りないが無限に予算をつぎ込めるわけではない」というユーザー向けに、特におすすめのものをピックアップして紹介する。あわせて各パーツ選びのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてほしい。
基本性能の充実に欠かせないCPU&メモリの強化
第1回は「性能が如実に変わるパーツ編」ということで、CPU、GPU、メモリ、ストレージについて紹介しよう。まずはPCの頭脳であるCPUだ。ここを強化すると単純に処理能力が上がる。一方、ここをおろそかにするとほかを強化しても十分な効果が出ないだけに、購入時にはできるだけ予算をかけたいパーツといえる。
具体的には、コンシューマー向けのPCでハイエンドを目指すならば、やはりIntel Core i7を選択したい。動作周波数はCore i3でも3.50GHzなどCore i7に並ぶようなものもあるが、注目すべきポイントはコア数とスレッド数だ。コア数が多いほど処理能力が高く、スレッド数が多いものは高負荷時に並列処理をうまく行ってくれる。もし予算的にCore i7を選択できないならば、コア数の多いCore i5で踏みとどまりたい。オーバークロックにチャレンジする気がないならば、Intel Core i7-4770あたりがいいだろう。
CPU以外のパーツは追加や交換が行いやすい。しかし、メモリだけは最初からできるだけ多く搭載したいところだ。メモリは実際に処理を行う際にデータを一時的に広げる場となる。容量が少ないと重い処理をするときの速度が遅くなってしまう。逆にメモリの増設で、日常的な処理のスピードを上げることができ、より快適な操作環境を得られる。高品質なメモリを選択するのも大切だが、まずは容量だ。ただし、Windows 7 Home Premium 64bit版の場合は16GBまでしか認識できないので注意が必要。快適さを実感したいなら、最低でも8GBは搭載したい。また、できればOSを大容量メモリを認識できるWindows 7 Professional 64bit版以上やWindows 8にして、将来の増設に備えておくのがベストだ。
もちろんストームでは、CPUもメモリも豊富な選択肢が用意されている。どちらも重要なパーツになるので、予算と相談しつつ、じっくりと検討してほしい。
より上位の快適さの追求には、GPU&ストレージの強化が必須
グラフィックス機能は、Intel Coreシリーズの場合、CPUに統合されたIntel HD Graphicsがある。とりあえず、ビジネスでの文書作成やインターネット、映像鑑賞などに使う程度ならば、これだけでも十分といえる。しかし3Dゲームをしたい、CADで図面作成をしたいというような高度なグラフィックス機能を要求される作業には力不足。その場合、別途グラフィックスカードを搭載する必要がある。
どういう選択をするかは、用途による。ざっくりといえば、最新のゲームを快適に楽しみたいならばNVIDIA GeForce GTXシリーズがいいだろう。「GTX」の後ろの数字が大きいほうが高性能になる。手頃なのはNVIDIA GeForce GTXの700番台。もし予算に余裕があるなら、NVIDIA GeForce GTX TITANも魅力的だ。さらに高性能を狙うなら、2枚組で使うSLI構成にするといいだろう。一方、業務的に3D CADやPhotoshopでの複雑な画像処理を行いたいならば、同じNVIDIAの製品でもプロ仕様となるQuadroが向いている。
ストームのグラフィックスボードには、先に紹介したNVIDIA GeForce以外にも、AMD RADEONなど、豊富なVGAが用意されている。さまざまな選択肢の中から、安心して自分が求めるスペックを探し出すことが可能だ。
SSD「CT120M500SSD3」 |
ストレージは速度ならばSSDが圧倒的に速いが、容量はやはりHDDが勝る。理想はこれのハイブリッド構成だろう。プライマリストレージをSSDにし、データストレージをHDDにする構成が効果を実感しやすい。120~240GB程度のSSDに、2TBのHDDを組み合わせるのが、予算的にも手頃だろう。
OS等が入ったドライブとデータ保存を主体とするドライブを物理的に分けておけば、アクセスが分散して速度的なメリットがあるうえ、トラブル時の復旧速度なども速くなる。より高い安全性を考えるならば、さらにバックアップ用ドライブの搭載やRAID構成なども視野に入れたい。
今回紹介したパーツはどれもPCの基本構成となるものだ。もし一度に用意できる予算が少ないならば、まずはCPUに投資し、残りの予算で、そのほかのパーツを選ぶのがいいだろう。そして、その際には将来的な増設も視野に入れた構成を選択するのがベストだ。なおストームでは、こういった基本性能に直結するパーツについて、幅広い選択肢の中から自分好みのものを選ぶことができる。まずはストームのサイトにアクセスして、その魅力を実感してみてほしい。
次回は電源やCPUクーラー、リムーバブルケース(冗長化)など、安定性に関わるパーツの選び方について解説する予定だ。お楽しみに!
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