既報の通り、韓国サムスン・エレクトロニクスは7月18日、コンシューマー向け2.5インチSSDの新製品「Samsung SSD 840 EVO」を発表。次いで7月25日には、日本サムスンの販売特約店であるITGマーケティングから、Samsung SSD 840 EVOシリーズを日本国内にて8月上旬より発売するとのリリースが出された。
Samsung SSD 840 EVOは、昨年(2012年)に登場したSamsung SSD 840の後継となるSSDだ。書き込み速度が最大で従来比3倍のパフォーマンスを引き出すという、「TurboWriteテクノロジー」を搭載していることが特徴である。また、専用ユーティリティソフトの最新版「Magician 4.2」では、Samsung SSD 840 EVOのパフォーマンスをさらに高める「RAPID Mode」が追加された。
TurboWriteとRAPID Modeの詳細については別記事で解説したが(ぜひご一読いただきたい)、実際のパフォーマンスが気になるところだろう。ここでは、期待の新世代SSDであるSamsung SSD 840 EVOのパフォーマンスを、じっくりと検証していくことにしたい。
Samsung SSD 840 EVOベーシックパッケージの外観 |
Samsung SSD 840 EVOベーシックパッケージの中身。SSD本体のほか、ユーティリティCDやマニュアル、シールなどが入っている |
Samsung SSD 840 EVO 1TB(手前)とSamsung SSD 840 120GB(奥)のエッジ部分の比較。どちらもダイヤモンドエッジカッティングが施されている。Samsung SSD 840は最後にカッティングしているため、下地の金属が光るデザインなのに対し、Samsung SSD 840 EVOはカッティング後にチタンカラーを蒸着しているので、一体感のある仕上がりだ |
テスト環境は以下に示した通りで、新製品のSamsung SSD EVO 1TBおよびSamsung SSD 840 EVO 120GBと、旧モデルのSamsung SSD 840 120GB、合計3台のSSDを用意し、ベンチマークテストを行ってみた。
■テスト環境
CPU : Core i7-3770K(3.50GHz)
マザーボード : GIGABYTE GA-Z77X-UD3H(Intel Z77 Express)
メモリ : DDR3-1600 4GB×2
グラフィックスカード : ELSA GLADIAC GTS 250
HDD : Western Digital WD10EADS(1TB)
OS : Windows 8 Pro 64bit