ユーザー好みにカスタムしたPCを提供するBTOショップである「ストーム」。低価格なエントリーモデルから、専門性の高いハイスペックモデルまで、幅広いベースモデルが用意されており、さらにユーザーのこだわりと予算に合わせて自由にカスタマイズできるというのが大きな魅力だ。この連載では、その豊富なラインアップの中から、旬なお勧めモデルをテーマごとに紹介しよう。

キューブ型PCの2台目は、AMDのCPU「AMD FX-8350」を搭載し、リーズナブルな価格にハイスペックを装備したゲーミングPC「Storm Power Gamer Cube FX」(販売価格105,000円)を取り上げる。

ゲーミングキューブPC「Storm Power Gamer Cube FX」

高性能ながら割安感のあるAMDマシン

「Storm Power Gamer Cube FX」の最大の特徴は、AMDのCPUを採用していることだ。インテル製のCPUに比べると採用頻度は低めだが、AMDのCPUを採用したマシンは高いスペックに対して安価な価格になりやすい。「Storm Power Gamer Cube FX」もゲーミングPCとしては、かなり手頃感が高いモデルだ。

第4回で紹介した「Storm Power Gamer Cube X79」と比較した場合、簡単にいえばCPUは少し弱いが、グラフィックス機能は少し上回るものを組み合わせたという感じの構成になっている。全体のバランスとしてはいい勝負で、価格が安価にまとまっているのがこちらのポイントだ。

具体的には、CPUとしてAMDのデスクトップPC向け最上位ブランドであるAMD FX プロセッサーの、この時点での最上位モデルとなる「AMD FX-8350」(8コア、動作周波数4.00GHz、Turbo CORE機能利用時最大4.20GHz)を搭載。グラフィックス機能は2013年春に登場した、シリーズ中ではミドルクラスに当たる「Radeon HD 7790」にHIS製のオリジナルクーラーを組み込んだ「HIS 7790 iCooler」を採用している。メモリは8GBで、ストレージは1TBのHDDというのが標準構成だ。

「Radeon HD 7790」にHIS製のオリジナルクーラーを組み込んだ「HIS 7790 iCooler」を採用

キューブ型ながら拡張性の高いケースと豊富なBTOメニュー

ケースは「Storm Power Gamer Cube X79」と同じく、キューブ型としては大ぶりで迫力のある外観が特徴的な「COOLER MASTER HAF XB」を採用している。ゲーミングPCは高性能なCPUやグラフィックボードを搭載するため、高効率な冷却機構を用いなければならない。その点このPCケースは、前面に120mmファン2基を備え、オプションで200mmファンを天面に追加可能だ。また、5インチベイ×2、内蔵2.5インチ×4のシャドーベイに加え、3.5/2.5インチ両対応の2基のリムーバブルベイも備える。筐体はキューブ型ではあるが、拡張性はマイクロATXを凌ぐほどといえる。

もちろん、BTOでのカスタマイズも可能だ。CPUについては標準が最上位だが、もう少し安価なものも用意されている。グラフィックス機能はさらに上位のものを選択することもできる。メモリの増設、SSDも搭載したツインドライブ構成、さらなる大容量HDDの追加なども自由に行える。

OSの選択肢にWindows 7の各エディションがあるのも魅力だ。Windows 8ではうまく動かないゲームで遊びたい、使い慣れたWindows 7を新しいマシンでも使いたいという人にはうれしい選択肢だろう。キューブ型PCといえどもタワー型PCに劣らない性能をそろえられるのが魅力。設置場所はコンパクトにしたい、予算は抑えたい、それでも性能に妥協したくはないという人に、ちょうど良いモデルといえそうだ。

次回からは2回に渡って、AMDのCPUを搭載したスーパーハイエンドマシンを紹介する。まずは「Storm Merlin」だ。この企画もいよいよラストスパート。どうぞ、ご期待ください。

■標準スペック
型番 Storm Power Gamer Cube FX
CPU AMD FX-8350
チップセット AMD 990FX＋SB950
メモリ 8GB
ストレージ 1TB HDD
グラフィックス HIS 7790 iCooler(Radeon HD 7790)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ネットワーク ギガビット対応LAN
サイズ W442×D423×H330mm
OS －
価格 105,000円

（マイナビニュース広告企画）

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