気になる外国語といえば中国語だった。世界一の母語話者数を誇り、モノにできれば世界の8人に1人と話ができることになるという。ビジネスシーンでも今後ますます中国語を耳にすることは多くなるはず。まして私は日本語教師だ。中国語を話すことができれば現地の学校で中国語を教えるなんてことも夢じゃない。
とはいってもあの発音、どう考えたって難しそうだ。それに私は「語学挫折者」。けっこうな時間とお金を費やした英語は「ネイティブを前にするとおとなしい日本人になります」レベル。10年以上前に勉強を始めたタイ語だって実にイマイチだ。
それはまるで失恋を繰り返した女子高生のような自信のなさだった。中国語への憧れはあっても「どうせまた失敗するわよ」と勉強したい気持ちを押しこめてしまう。近所のショッピングセンターでは中国語の放送もあるのだが、それを耳にするたび、胸のどこかがチクチクしたものだ。
英語と同じ手法では中国語には太刀打ちできない!?
しかし、どこに発火点があるのかわからないのがこの人生。この春から日本語教師として教壇に立つようになった。「日本語を話したい」「日本語という壁を乗り越えて日本のことを知りたい」という学生たちの思いにふれ、気持ちが吹っ切れた。「自分も挑戦しなきゃ」。気がつくと中国語の学習方法をネット検索するようになっていた。
自分にはどんなスタイルの学習方法が合うのだろうか。中国語の文法はそれほど難しくないと聞く。問題はやはり発音だ。英語に比べると、日常の中でその発音に触れる機会も少ない。英語と同じような勉強方法では太刀打ちできなさそうだ。英語は文法のあとに後づけのような形で耳を鍛えようとして失敗した。素地のない状態でいきなりスクールへ通うよりも、自分のペースでじっくり耳を鍛えるのがよいかもしれない――。
「子どもが言葉を覚えるように学習できる」という魅力
そしてわたしがたどり着いたのが『超速中国語PLUS』という初心者向けe-ラーニング教材だ。400社以上の企業に導入されてきた実績ある中国語学習システムを個人向けにしたパッケージしたもの。「子どもが言葉を覚えるように学習できる」というフレーズに惹かれた。いま小学1年生の娘を見てきたからよくわかる。たっぷりとその言語の音を浴びることで耳が慣れ、やがて単語、そして文章を話すようになる。最新の認知言語学を生かした学習システムというから期待が高まる。
料金は月額4,980円(※)と手ごろだ。これでしっかりと基礎固めをして、それからスクールに行くのもいいかもしれない。早速Web上から申し込む。名前や住所、カード番号などを入力すればそれでOK。手続きは実に簡単だが、新しい世界にポーンと飛び込んだ高揚感はなかなかのものだ。 ※ 初回請求時に3ヶ月分の月額料金と初期費用(5,980円)が必要
数日後、教材が届いた。赤い箱を開けて教材を並べてみる。
テキスト2冊とCD6枚、ポケットブック2冊。「テキストで単語チェック→パソコン上で学習→テキストで復習」というのが大まかな学習の流れのようだ。CDとポケットブックがあるので外出先や電車の中でもちょこちょこ勉強できるのもいい。
学習を進めていくとキュートな先生が登場……!