性能重視/容量重視/信頼性重視のそれぞれで設定を最適化できる

システム管理機能としては、OS最適化(OS Optimization)とオーバープロビジョニング(Over Provisioning)が用意されている。OS最適化は、トップ画面のSystem Informationからも実行可能だ。「Maximum Performance」(性能重視)、「Maximum Capacity」(容量重視)、「Maximum Reliablility」(信頼性重視)の3種類から選べる(写真10)。さらに、システム管理機能のOS最適化メニューからは、それぞれの設定状況の確認に加えて(写真11,12,13)、項目ごとに1つ1つ設定することもできる(写真14)。

(写真10)トップ画面の2番目の項目「System Information」では、OSや設定の最適化が可能。最適化の方法は「Maximum Performance」「Maximum Capacity」「Maximum Reliability」の3種類

(写真11)OS最適化は、システム管理機能の一項目としても用意されており、それぞれどのような設定になっているかを確認できる。これは「Maximum Performance」選択時の設定

(写真12)「Maximum Capacity」選択時の設定

(写真13)「Maximim Reliability」選択時の設定

(写真14)「Advanced」タブを選択すると、各項目ごとに設定を細かく変更できる

また、オーバープロビジョニング領域とは、SSDの性能や信頼性向上のために確保される予備領域を指す。Magician Software 4.0では、オーバープロビジョニングを使わないか、オーバープロビジョニング領域としてSSD容量の10%を確保するかを選択できる(写真15)。

(写真15)「Over Provisioning」では、オーバープロビジョニング領域を0%にするか10%にするかの設定が可能

データを完全に削除するセキュアイレース機能

データ管理機能としては、データを完全に削除する「セキュアイレース」(Secure Erase)機能が用意されている。Secure EraseはMagician 4.0上から実行するのではなく、Magician 4.0でブートディスク(USBメモリやCD/DVDメディア)を作成し、そこから起動して行う。

通常のフォーマットやファイル削除は、データの中身自体が消されるのではなく、ファイル管理領域を修正するだけだ。この状態でファイル復活ツールなどを使うと、再びファイルが読めてしまうことがある。が、Secure Eraseではデータが完全に削除されるので、他人にSSDを譲る場合なども安心だ。

また、Secure Eraseは、SSDの記憶領域(ブロック)をすべて削除するため、(語弊はあるが)新品とほぼ同様の状態になる。よって、リード/ライトのパフォーマンスも新品同様まで回復する可能性が高い。システムの再インストールやバックアップからのリストアが必要となるが、先述した「性能最適化」(Performance Optimization)機能でパフォーマンス回復が鈍いようなら、Secure Eraseを試してみる価値はある。なお、Secure Eraseを実行するとSSDの総書き込み回数は増えるので、SSDの寿命を気にする人は頻繁に実行しないほうがよいだろう。

データ管理機能として、データを完全に削除する「Secure Erase」が用意されている

Samsung SSDユーザー必携のユーティリティ

このように、Samsung Magician Software 4.0は、Samsung SSDの魅力をさらに高めてくれる、使いやすくて高機能なユーティリティだ。ここまで高機能なユーティリティが、Samsung SSD製品に無料で付属してくるのはありがたい。Samsung SSDを利用しているのなら、Samsung Magician Softwareもぜひインストールして、活用することをおすすめしたい。

(マイナビニュース広告企画)

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