オフィスにおいて、スペースのコストカットというのは重要な課題だ。実際にビジネスツールとして必須ともいえるパソコンをノートPCで統一し、スペースのコストカットを実践している企業も多い。だがノートPCは、搭載されているディスプレイのサイズによってデスクトップ画面の広さが制限されてしまい、場合によっては作業効率の低下にもつながりかねない。そうしたジレンマを解消してくれるのが、小型デスクトップである。

ゴルフボール3~4個分の小ささを実現したデスクトップ

超小型のデスクトップ「ThinkCentre ThinkCentre M92p Tiny」。レノボ・ショッピングでカスタマイズして購入可能だ。なお、ディスプレイはオプション

今回紹介するレノボ・ジャパン「ThinkCentre M92p Tiny」は、まさに設置スペースのコストカットに貢献する小型デスクトップだ。実はレノボ・ジャパンは、小型デスクトップPCに対し古くから取り組んでおり、IBM時代の2004年には「IBM史上最小のデスクトップ」として「ThinkCentre S50 Ultra Small」をいち早くリリースしている。ThinkCentre M92p Tinyは、その流れを汲む小型デスクトップPCだ。

同機の最大の特徴は、そのコンパクトなボディ。幅34.5×奥行き182×高さ179mm(縦置き時)と非常に小型で、その高さはゴルフボールを3~4個分並べた場合と同じくらいのサイズになっている。これならば、設置スペースのコストを最大限に抑えながら、大画面のディスプレイと組み合わせられる。さらには映像出力が、D-Sub15ピンとDisplayPortの2系統が用意されている点に注目したい。このため、コンパクトなボディながらデュアルディスプレイ環境を構築可能。広大な表を作成しなくてはならない職種や、多くの情報を同時にモニタリングしなくてはならないオフィスなどで活用できる。デュアルディスプレイをデスクに導入したいが、デスクトップ本体を置くスペースがない、といった場合でも同機ならば対応できる。なお、USB端子もボディサイズを考えれば豊富で、前面にUSB3.0×2基、背面にUSB3.0×2基、USB2.0×1基と、計5基備えていることになる。小型だからといって、拡張性が乏しいといったことはない。


 

小型ながらインタフェースは豊富。前面にUSB3.0×2基とオーディオ入出力、背面にUSB3.0×2基などを備えている

2系統の映像出力をさらに分岐させれば、計4台のディスプレイに表示できる

小型でもデスクトップアーキテクチャを採用

続いて基本仕様をチェックしてみよう。ディスプレイ一体型PCやコンパクトなデスクトップは、ノートPCなどで使われるモバイルアーキテクチャのCPUやチップセットが採用されることが多い。ところが同機では、チップセットにインテルQ77エクスプレス、CPUにCore i5-3470T(定格2.90GHz、最大3.50GHz)を採用。メモリはDDR3-1600のSO-DIMM、ハードディスクは2.5インチ型とノート向けの仕様となるが、CPUはデスクトップアーキテクチャとなる。モバイルアーキテクチャのCPUは、消費電力を抑えるためにデスクトップ向けに比べパフォーマンスが低いというのが相場だが、同機ではそれを避けたことになる。

 

オプションで無線LANを搭載可能。ケーブル類をスッキリさせたければオーダーしたい

本体の側面に貼り付けるかたちで光ドライブを搭載できる。こちらもオプション製品だ

最近は大型のディスプレイも低価格化し、フルHD液晶2台によるデュアルディスプレイ環境の構築も容易になった。だが、ディスプレイ2台を設置すると、PC本体の設置スペースが圧迫されるため導入に二の足を踏んでいたユーザーもいることだろう。ThinkCentre M92p Tinyは、そうしたユーザーにぜひ注目してもらいたい1台だ。

ThinkCentre M92p Tiny(ベーシックパッケージ)
CPU Core i5-3470T(定格2.90GHz、最大3.50GHz) メモリ 2GB(PC3-12800、最大16GB)
ハードディスク 320GB(シリアルATA、2.5インチ)
グラフィック インテル HD グラフィックス 2500
LAN 1000BASE-T
サイズ 幅34.5×奥行き182×高さ179mm
重量 約1.98kg(最大構成)
OS Windows 7 Home Premium SP1 32ビット
販売価格 89,880円~(8月中旬)

(マイナビニュース広告企画)

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