ついに暑い季節を迎えた。今年はかねてから冷夏になりそうだといわれていたが、ふたを開けてみれば猛暑日に次ぐ猛暑日……。連日クライアント回りに走る営業マン、夏休みの子どもを外に連れ出すお母さんにとっては、実に辛い毎日だろう。
休日くらいは、部屋で涼しくのんびり過ごしたい。ただ、クーラーをフル回転させて乗り切ろうとすると、どうしても電気代がかさんでしまう。社会情勢の変化と相まって節電にも意識が向くし、それ以前に、少しでも財布に優しい生活をしたいのが人情だ。
「どうにか、少ない電力で快適に過ごせないものか」。これが、2012年夏の日本で暮らす人たちの共通認識だろう。
部屋の空気をフル活用!
そこで今回紹介するのが「エアマルチプライアー」だ。掃除機で知られるダイソン社が展開する、「羽根がない扇風機」の商品群である。名前を知らない人でも、リングが乗った不思議な形状を、一度は見たことがあるだろう。
部屋の空気を活用するのが、その特徴だ。まず気口や背面、そのほかの周辺部分の穴から外部の空気を吸い込む。続けて内側に隠されたモーターでぐるぐる回し、大きな気流を作る。最後は吸気時に比べ最大18倍もの風量にして、リング部分に空いた細かい穴から高速で吹き出すのだ。なお、高い費用対効果をもたらすこの仕組みは「エアマルチプライアーテクノロジー」と呼ばれている。
首振りや上下の角度変更もでき、ムラのない送風が可能なこの「エアマルチプライアー」。空気を断片的に打ちつけるような従来のプロペラ型のファンとは、一味違った感覚を与えてくれるだろう。
カバーなどがついておらず、誰でも簡単に掃除ができるところも評判。もちろん「羽根がない」から、運転中に触っても怪我にはつながらない。子どものいる家庭でも重宝されそうだ。多種多様なラインアップの中から、自分にピッタリな製品を見つけてほしい。
小部屋向けの「テーブルファン」と大部屋向けの「タワーファン」
まずワンルームのマンション、アパートなどに住む単身者にオススメなのは「テーブルファン」である。円形部分の直径は30cmとA4のコピー用紙程度の大きさで、高さは赤ちゃんの身長とあまり変わらぬ約55cm。部屋の景観を損なわない控えめなサイズなのが特徴で、大きめのタンスなど家具の上に置いてもよさそうだ。
ボディこそ小さいが、その機能は侮れない。吸気した際の約15倍もの風量を部屋に送り込めるうえ、本体の重心を利用した角度調節で、首の向きを自在に変えられるのだ。
重さはノートパソコン程度の約1.7kgと、持ち運びやすく女性にも扱いやすいだろう。所帯持ちのユーザーにとっては、寝室や小部屋で使うのにちょうどいいだろう。
そんな「テーブルファン」に次いで小型なのが、高さ約1mの「タワーファン」である。風を吹き出すリングが細長く、その横幅はおよそ19cmと小学生が履く靴のサイズとあまり変わらない。家具と家具の隙間でも収まりそうなデザインである。
自慢の「エアマルチプライアーテクノロジー」で吹き出される空気量は、最初に外気を吸い込んだ際の約16倍に及ぶ。首は左右に80度回るため、力強い風を広範囲に送ることができる。さらに、コンセントにつなぐコードは2mと長く、置く場所を制限しないし、マグネットで本体上部に取りつけられるリモコンもついている。リビングなどのスペースで使用するにはもってこいといえよう。「脱エアコン」を考える核家庭は、「テーブルファン」とセットで入手してはどうだろうか。
最大出力を誇る「フロアーファン」は多方面で活躍
ダイソン社が販売する画期的な「羽根がないファン」の中でも、最大出力を誇るのが「フロアーファン」だ。奥行28cm、幅45cm、高さは伸縮自在で、最長は約1m40cm。そんなボディの内部にあるモーターは、取り込んだ空気を約18倍もの風量に変えて外に送り出すのである。
留め具なしで上下の角度を調節できる首は、「タワーファン」と同じく左右に80度回転。大広間やセミナー向けの会議室といった広い部屋でも、まんべんなく送風できる。もちろん、本体に磁石で張りつくリモコンもついおり、ほかの作業をしながらの遠隔操作も可能である。大家族やオフィスの財布と環境には、実に優しい存在となりそうだ。
このように「エアマルチプライアー」は、小部屋から大会議室までさまざまなシーンで活用できる。賢い商品選択をして、心地良いエコライフを送ってほしい。
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