スタイリッシュなデザインが印象的なUltrabook「IdeaPad U310」

個性を演出できる3種類のカラーリング

インテルが提唱するスリム・軽量なノートPC「Ultrabook」。各PCメーカーから続々とUltrabookがリリースされ、百花繚乱の様相を呈している。数年前にネットブックが爆発的に市場にあふれたことを彷彿とさせるほどの賑わいぶりだ。ともすれば、同じような製品が増え“没個性”ともなりかねない。事実、ネットブックは各製品にあまり差異はみられなかった。ここで紹介するレノボ・ジャパンの「IdeaPad U310」は、パフォーマンスはもとよりデザイン性もほかの製品と差をつけられる内容となっている。

まず、外観をチェックしてみよう。注目といえるのが、約18mmフラットのスリムボディ。Ultrabookには、最薄部と最厚部で大きな差がある製品もあるが、カバンへの収納性を考えるとフルフラットのほうが望ましい。しかもU310は、約1.68kgと軽量なので、普段から持ち歩くメインモバイルとしての実力は十分だ。また、高級感が漂うデザインにも好感が持てる。天板と底面をアルミシェルで覆うことにより、剛性と高級感を生み出しているのだ。さらに見逃せないのが個性的なカラーリングが用意されていること。「グラファイトグレー」「チェリーブロッサムピンク」「アクアブルー」から選べ、個性を演出できる。なお、グラファイトグレーは全国の主な家電量販店で購入できるが、ほかの2色は7月27日よりレノボ・ショッピングでオーダーできる。

快適な使い心地を実現するヒューマンインタフェース

使い勝手の高さもIdeaPad U310の特徴だ。注目したいのは、扱いやすいヒューマンインタフェースを備えていること。キーボードは人間工学に基づいて開発された「AccuType キーボード」で、指の腹にキートップが馴染みやすい。クリック感もしっかりと得られ、快適なタイピングが行える。Ultrabookの中には、薄さを追求したため、極端にキーストロークが小さい製品も見受けられるが、IdeaPad U310はそういった製品と一線を画している。また、タッチパッドには「スマート・タッチ・センサー」を搭載。指の動きを認識し、誤って手のひらが触れても誤動作を起こしにくい。このように、操作感にこだわった設計になっているのだ。

最新CPUとマイクロSSDで軽快なレスポンス

基本仕様をチェックしてみよう。CPUは第3世代となるインテル Core i5-3317U。このCPUは定格1.70GHzだが、負荷がかかると2.60GHzまでクロックアップする「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」に対応。また「インテル ハイパースレッディング・テクノロジー」もサポートするので、2コアながら4スレッド処理が行える。なお、最大TDPは17Wと低く、消費電力が少ない。そのためIdeaPad U310はJEITA測定法1.0で約6.2時間のバッテリ駆動時間を確保している。

注目は500GBのHDDのほかに32GBのSSDを搭載している点だ。このSSDは、データをキャッシュする領域として使われるため、OSやプログラムの起動を高速化できる。SSDをシステムディスクにすると動作は高速化するが、容量が乏しくなるのがネック。ところがIdeaPad U310では、HDD500GBの大容量とSSDへのデータキャッシュによる動作の高速化を両立していることになる。

そのほかにも、サウンドの迫力を増す「Dolby Home Theater」や、迅速なシステム復元を可能にする「OneKey Rescue System」など、注目の機能を搭載。IdeaPad U310は、優れたデザイン性と扱いやすさ、充実の基本性能を備えた注目のUltrabookといえる。

　

IdeaPad A720のスペック
CPU	Core i5-3317U（定格1.70GHz、最大2.60GHz）
チップセット	インテルHM77エクスプレス
メモリ	4GB（DDR3 1600、最大4GB）
ストレージ	HDD500GB＋SSD32GB
グラフィック	インテル HD グラフィックス 4000
ディスプレイ	13.3型ワイド液晶、1,366×768ドット
サウンド	HDオーディオ、ステレオスピーカー
LAN	100BASE-TX
無線通信	IEEE802.11b/g/n
バッテリ駆動時間	約6.2時間（JEITA測定法1.0）
サイズ／重量	W333×D225×H18mm／約1.68kg
OS	Windows 7 Home Premium SP1 64ビット
販売価格	80,850円～（レノボ・ショッピング）

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