“画面にタッチしてPCを操作する”という発想は古くからあった。特にWindows XP Tablet PC Editionがリリースされた2002年には、キーボード、マウスに続くヒューマンインタフェースとしてのペンタブレットに期待がふくらんだ。ところが、通常のノートPCに比べ高価だったこと、ペン操作によるメリットが見いだせなかったこともあり、業務用端末としては一定の成功を収めたものの、コンシューマ市場では広がらなかった。あれから10年……現在ではスマートフォンやタブレットが普及し、画面に指でタッチして端末を操作するということへの違和感は完全になくなった。そんなタッチ操作全盛時代を象徴するかのようなオールインワンPCが「IdeaCentre A720」である。
10本の指を認識できる27型ワイドタッチスクリーン
1,920×1,080ドットのフルHD27型ワイド液晶を採用したIdeaCentre A720。レノボショッピングにてオーダーが可能。価格は168,000円からとなっている |
まずは基本スペックをチェックしてみよう。核となるCPUは、先日リリースされたばかりの第3世代インテル Core i7-3610QM プロセッサー。このCPUは4コア8スレッド処理が可能で、定格クロック2.30GHz、最大クロック3.30GHzで動作する。メモリはDDR3 1600の4GBモジュールが2枚で計8GB、ハードディスクは1TB、グラフィックにはディスクリートとなるNVIDIA GeForce GT630Mを採用する。HDD以外はノートPC向けのアーキテクチャだが、十分にハイエンドの性能といえる。これならば、動画エンコードやRAW画像編集、PCゲームプレイといったマシンパワーが必要となる作業にも十分対応するだろう。
ただしIdeaCentre A720は、単にパワフルなオールインワンPCというわけではない。最大の特徴は、1,920×1,080ドットの27型ワイドのタッチスクリーンにある。このタッチスクリーンは、最大10本の指で操作可能。10本の指でのコントロールするといわれてもなかなかイメージしにくいが、たとえばピアノアプリを操作した際に、10の鍵盤に触れると10の音の和音が鳴るといえばおわかりだろうか。なお、ディスプレイは-5度から90度の角度まで可変でき、床面とタッチスクリーンを平行にできる。フルフラットにすることで、エアホッケーのようなアプリなら、友人と相対してプレイすることも可能だ。
美しいデザインも同機の魅力である。前述のタッチスクリーンはフレームレスでスリム。裏側には「lenovo」のロゴのみとシンプルなデザインとなっている。付属のワイヤレスキーボードもスリムな設計で、本体とマッチしている。なお、インタフェース類は台座の役割もする本体部分に集約される。光ドライブはスロットイン方式のBD-ROMドライブ、HDMI端子は出力だけではなく入力も備えているので、BDタイトルを再生したり、家庭用ゲーム機のモニターとして活用できたりする。マルチメディアをフルに楽しめる仕様になっているのだ。
ワイヤレスキーボードは薄型。ThinkPad X1にみられるような、キートップが大きく凹んだキートップになっている |
インタフェースは台座部分に集中する。背面にUSB3.0を2基、左右にUSB2.0を1基ずつ備える。そのほかオーディオ入出力、HDMI入出力、LANを備える。IEEE802.11b/g/n対応の無線LANも内蔵している |
IdeaPad A720のスペック | CPU | Core i7-3610QM(定格2.30GHz、最大3.30GHz) |
---|---|
チップセット | インテルHM76エクスプレス |
メモリ | 8GB(DDR3 1600、最大8GB) |
ハードディスク | 1TB(シリアルATA) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GT630M(1GB) |
ディスプレイ | マルチタッチ対応27型ワイド液晶(1,920×1,080ドット) |
サウンド | HDオーディオ、ステレオスピーカー |
LAN | 1000BASE-T |
無線通信 | IEEE802.11b/g/n |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64ビット |
販売価格 | 168,000円~(レノボショッピング) |
(マイナビニュース広告企画)
[PR]提供: