マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」。このブランドサイトがリニューアルした。統一感のあるデザイン、まとまった情報、使いやすいインタフェースが揃った、親切設計の新サイトの歩き方を紹介しよう。

マウスコンピューターから独立しつつ統一感のあるサイトに

G-Tuneといえば、マウスコンピューターが思い切りハイスペックを目指したマシンばかりが並ぶ、ゲーミングPCブランドだ。黒基調の迫力あるデザインのサイトはすでにお馴染みだろう。しかしこのサイトを使ったことのある人は、小さな不便さを感じていたはずだ。その不便さが、今回のリニューアルで改善された。

まず、マウスコンピューターでありながら別ブランドという立ち位置が、G-Tuneのサイトを微妙な作りにしていたのだが、リニューアルによって、マウスコンピューターの一部であるという統一感と、独立性が両立した。G-Tuneサイトにアクセスするにはマウスコンピューターサイトの「ゲームPC(G-Tune)」というメニューボタンをクリックする。この時、ページ最上部に薄いグレーのメニューバーが表示されることに注目して欲しい。

以前はマウスコンピューターの一部ということで、G-Tuneサイトにアクセスしてから「デスクトップパソコン」というメニューボタンをクリックすると、マウスコンピューターのサイトに戻されてしまっていた。しかし、マウスコンピューターと共通して利用するメニューバーは最上部に小さく表示し、ページ内部に大きく表示するメニューバーはG-Tune専用としたことで、使い勝手が格段によくなった。

黒を基調としたG-Tuneのサイト内で、最上部にある共通メニューバーのグレーは、はっきりと浮いている。バーの左端にはマウスコンピューターのロゴも入っているし、うっかり押してしまうということはないだろう。一方で、マウスコンピューターに戻りたい時には、ここを押せばいいのだとわかりやすい。

全体のデザインも、リニューアルしたマウスコンピューターのサイトデザインを踏襲しており、マウスコンピューターとG-Tune間での移動の前後で、使い方が大きく変わらないのも好印象だ。

マウスコンピューターサイトのメニューバーで「ゲームPC(G-Tune)」をクリックすると、G-Tuneサイトにアクセスできる
リニューアルされたG-Tuneサイトのトップページ。最上部のマウスコンピューターの統一メニューバーと、その下にあるG-Tune専用メニューバーが別れたことで使いやすさが大きく向上した

各種情報にアクセスしやすくなったトップページ

新たに作られたG-Tune専用のメニューバーには、メガドロップダウンという技術が使われている。そのおかげで、メニューボタンにマウスカーソルを合わせるだけで、そのカテゴリの中のメニューがわかるようになった。

例えば「デスクトップパソコン」ボタンにカーソルを合わせると、「NEXTGEAR-MICRO」「NEXTGEAR」「MASTERPIECE」という3シリーズが画像入りで表示され、その下にそれぞれのラインアップが出てくる。もしすでに欲しいマシンが決まっているならば、トップページからワンクリックでたどり着けてしまう仕様だ。また、その右側には「コンセプトモデル」のメニューもあり、水冷や3D対応など、こだわりポイントを追求したマシンにも、すぐたどり着けるようになっている。

さらにトップページには、オススメモデル等を紹介する大バナーが、新たに設置された。購入したいモデルがまだ決まっていないならば、ここを見れば今イチオシのマシンがすぐにわかる。もちろんバナーをクリックすれば、対象モデルのページにジャンプ可能だ。

大バナーの右には、注目のゲームタイトルの推奨モデルにたどり着けるバナーエリアがあるし、大バナーの下にはインフォメーションをまとめたコーナーも設けられており、お得な情報も見逃さない。従来はこうした情報がページの各所に散在していたが、1カ所に集められたことで見落としもなくなった。

また、コンセプトモデルに関してはメニューバーのメガドロップダウンからだけでなく、トップページの中程にイメージカットと簡単な説明をつけてまとめられたコーナーができた。デスクトップやノートという形状や、搭載しているグラフィックス機能の種類ではなく、はっきりしたコンセプトのあるモデルを求めている人にとっては、とても便利なコーナーだ。

トップページのメガドロップダウンのおかげで、メニューバーから各モデルへのアクセスがしやすくなった
トップページ上部にはイチオシ機種がわかる大バナーと、インフォメーションのまとめ欄、注目のゲームタイトル推奨モデルへのリンクなどがまとまっている コンセプトモデルへのリンクもトップページ内にまとめられた