G-TuneブランドのノートPC「NEXTGEAR-NOTE i950BA5-SP」

並みのデスクトップPCを凌駕する最強クラスのノートPC

マウスコンピューターが展開しているゲーマー向けPCのブランド「G-Tune」。美麗に表現されたグラフィックスが売りでゲームも軽快に動作する、屈指の超ハイスペック仕様のモデルがそろえられていることでおなじみだ。

今回紹介する「NEXTGEAR-NOTE i950BA5-SP」は、そのG-TuneブランドのノートPCにおいて、最上位シリーズに属するモデルとなる。CPUにCore i7を採用し、グラフィックスチップにはNVIDIA GeForce GTXを搭載するなど、並みのデスクトップPCを軽く上回るスペックを備えており、ノートPCとは思えないパフォーマンスを発揮する。さっそく、本製品の実力を検証して行こう!

外観はブラックを基調としたカラーリング。天板やパームレストなどはヘアライン加工が施されている
左側面にはLANやUSB 2.0、カードリーダーに加え、USB 3.0端子を2基備え、先進の技術にも対応。一方で、IEEE1394など、最近では珍しいインタフェースも搭載 右側面には光学ドライブのほか、USB 2.0、ヘッドフォン、マイクなどを用意している
本体背面にはe-SATAとHDMI出力、DVI-Iといった抜き挿しの少ないインタフェースを装備

パワフルなCPUと最高クラスのグラフィックスチップを搭載

まずは基本スペックをチェックしていこう。PCのパフォーマンスにおいて、最も重要なCPUには、4コア8スレッドで動作するCore i7-2670QMを採用している。動作クロック周波数も2.20GHz(ターボ・ブースト機能利用時最大3.10GHz)で、キャッシュメモリは6MB搭載。ノートPC向けの「Core i7」シリーズとしてはミドルクラスのCPUだ。

とはいえ、あくまでもエクストリーム・エディションなどの最上位ランクと比べればというレベルで、ノートPCの中では最速ランクではある。Windows エクスペリエンス インデックスのスコアでも「7.5」をマークしており、ハイエンド仕様のデスクトップと肩を並べている。

ハードディスクこそ「5.9」だが、それ以外はすべてが「7.5」を超える。ノートPCとは思えないスコアだ

一方のグラフィックスチップにはNVIDIAのGeForce GTX 580M(以下、GTX 580M)を搭載。現状、ノートPC向けのグラフィックスチップではGTX 580M以上のものは存在しないため、こちらは紛れもなく最速。ゲームをプレイする際、最もパフォーマンスを求められるのはグラフィックス性能であるだけに、ここはきっちりと押さえている。

試しに「モンスターハンター フロンティア オンライン」のオフィシャルベンチマークソフト(【絆】バージョン)の1280×800環境で計測してみたところ「13576」を叩き出した。これはデスクトップPCではCore i7-2600とGeForce GTX 460 768MB DDR5の組み合わせに匹敵するスコア。恥ずかしながら筆者が仕事用に利用しているデスクトップPCよりも好スコアで、ついしげしげと眺めてしまった(笑)。

「モンスターハンター フロンティア オンライン」オフィシャルベンチマークソフトではデスクトップ顔負けのスコアを叩き出した