「ThinkPadに、一家言アリ」というライター6人がリレー形式で展開する連載第六回には、PC雑誌編集者からライターとなった芹澤正芳氏が登場。彼がThinkPadに魅せられる大きな理由、豊富なラインナップとそれに共通する美学について、一筆啓上いたします!
ThinkPadは、薄型軽量のモバイルノートから性能を追求したモバイルワークステーションまでユーザーの幅広いニーズに応える豊富なラインナップをそろえている。さすが世界でトップクラスのシェアを誇るレノボ、というところだが、その最大の魅力は、どのモデルでも高い信頼性と使いやすいキーボードやポインティングデバイスを備え、安心・快適なPCライフを満喫できることにある。
私としては、一番注目したいのは伝統といっても過言ではないタイピングしやすいキーボードだ。職業柄キーボードにはこだわりがあり、ついついノートパソコンのレビューではキーボードの使い心地や剛性について細かく書いてしまいがち。ThinkPadのキーボードは連載第五回で小山氏も詳しく語っているが、重すぎず軽すぎずのキータッチで非常に心地いい。ダマされたと思ってぜひとも一度、店頭などで試してほしい。
このほかにも、連載第一回で山田氏が紹介しているWiMAXとWiFiの切り替えをシームレスに行える「Access Connections」、連載第二回で阿久津氏が紹介しているOSの起動時間やシャットダウン時間の高速化などをうたった認定ロゴプログラム「Windows(R) 7 Lenovo Enhanced Experience」など、ユーザーの利便性を高めるソフトウェアが充実しているのも見逃せない。
さらに、連載第四回で大原氏が紹介しているように、パーツ単位での注文や本体のメンテナンス性が高いことも大きなメリット。壊れたパーツだけをピンポイントで交換できるなど、長期にわたって安心して使用し続けられるのも強みといえる。
さて、ここから先はそんなThinkPadの現在のラインナップを紹介してきたいと思う。ThinkPad選びの参考になれば幸いだ。
ThinkPad Tシリーズ
薄型、高性能、長時間のバッテリー駆動と3拍子そろったのがTシリーズ。最新アーキテクチャであるSandyBridgeをはじめ、CPU内蔵のGPUと外部GPUを切り替えてバッテリー駆動時間を延ばすNVIDIA Optimus テクノロジーを選べるなど、パーツの選択肢も幅広い。液晶も1366×768ドットの14型ワイドから、フルHDの15.6型ワイドまでそろえ、PCの初心者からヘビーユーザーまでオススメできる柔軟性を持っているのが大きな魅力だ。
■「ThinkPad T420s」のオススメ構成例 ※構成はカスタマイズ可能
[CPU] インテル(R) Core(TM) i5-2520M プロセッサー (2.50GHz) [メモリ] 2GB [HDD] 250GB [光学ドライブ] DVDスーパーマルチ [ディスプレイ] 14.0型ワイド [グラフィックス] インテル(R) HD グラフィックス 3000 [無線LAN] IEEE802.11b/g/n [OS] Windows 7 Home Premium [最小構成価格] 149,940円~ 詳細はこちら
ThinkPad Edgeシリーズ
シンプルでソリッドなデザイン、アイソレーション(浮石型)キーボードの採用といままでのThinkPadの印象を大きく変えるのがEdgeシリーズ。しかし、小型ボディながらトラックポイントとタッチパッドの両方を備えるウルトラナビ、水に強い防滴下キーボードなど使いやすさを追求するThinkPadの魂はしっかり引き継がれている。11.6型/14.0型/15.6型ワイドを幅広いサイズの液晶が用意されているほか、44,940円から購入できる手軽も大きな魅力。サブノートや入門機としてオススメだ。
■「ThinkPad Edge E420」のオススメ構成例 ※構成はカスタマイズ可能
[CPU] インテル(R) Core(TM) i3-2310M プロセッサー (2.10GHz) [メモリ] 2GB [HDD] 250GB [ディスプレイ] 14.0型ワイド [グラフィックス] インテル(R) HD グラフィックス 3000 [無線LAN] IEEE802.11b/g/n [OS] Windows 7 Home Premium [最小構成価格] 49,980円~ 詳細はこちら
ThinkPad Xシリーズ
モバイルでの利用とパフォーマンスを追求しているのがXシリーズ。最軽量のX201sでは最小構成で約1.1kgの軽量ボディ、最長13.6時間のバッテリー駆動を実現している。ThinkPad伝統のキーボードによる快適な入力はもちろん、マグネシウム合金のトップカバーとボトムカバーと採用し、アメリカ軍向けツールの試験をパスするほどの堅牢なボディとなっており、安心して毎日持ち運べるのも魅力だ。なお、X100eはEdgeシリーズと同じアイソレーションキーボードを採用。タッチパネル液晶を備えるXシリーズTabletもラインナップされている。
■「ThinkPad X220」のオススメ構成例 ※構成はカスタマイズ可能
[CPU] インテル(R) Core(TM) i5-2520M プロセッサー (2.50GHz) [メモリ] 2GB [HDD] 250GB [ディスプレイ] 12.5型ワイド [グラフィックス] インテル(R) HD グラフィックス 3000 [無線LAN] IEEE802.11b/g/n [OS] Windows 7 Home Premium [最小構成価格] 122,850円~ 詳細はこちら
ThinkPad SLシリーズ
SLシリーズは39,900円から購入できるエントリー向けのモデル。低価格でも使いやすいキーボード、トラックポイントとタッチパッドの両方を備えるウルトラナビなどThinkPadの魅力はしっかりと受け継がれている。HDMI出力、eS ATAなど豊富なコネクタ類を備えているのも魅力だ。液晶のサイズは15.6型ワイドのSL510、14型ワイドのSL410から選べるようになっている。解像度はどちらも1366×768ドットだ。
■「ThinkPad SL410」のオススメ構成例 ※構成はカスタマイズ可能
[CPU] インテル(R) Celeron(R) T3500 プロセッサー (2.10GHz) [メモリ] 2GB [HDD] 320GB [ディスプレイ] 14.0型ワイド [グラフィックス] インテル(R) GMA 4500M [無線LAN] IEEE802.11b/g/n [OS] Windows 7 Home Premium [最小構成価格] 39,900円~ 詳細はこちら
ThinkPad X シリーズ Tablet
ThinkPad X シリーズ Tabletは、液晶ディスプレイを回転させることで、ノートPCとしてもタブレットPCとしても利用できるコンバーチブル・タブレット。専用ペンによる直感的な操作が楽しめるのはもちろん、インテル(R) Core(TM) i7 プロセッサーの搭載や長時間バッテリー駆動も可能など、ノートPCとしても高いスペックを備えているのが魅力となっている。特に高画質のWebカメラを搭載でき、周囲の環境音やキーボードのタイプ音を低減するマイク「デュアル・アレイ・マイクロフォン」を備えるなど、ビデオチャットや会議の録音などコミュニケーションに役立つ機能が多いのも見どころだ。
■「ThinkPad X220 Tablet」のオススメ構成例 ※構成はカスタマイズ可能
[CPU] インテル(R) Core(TM) i5-2520M プロセッサー (2.50GHz) [メモリ] 2GB [HDD] 250GB [ディスプレイ] 12.5型ワイド [グラフィックス] インテル(R) HD グラフィックス 3000 [無線LAN] IEEE802.11b/g/n [OS] Windows 7 Home Premium [最小構成価格] 142,800円~ 詳細はこちら
ThinkPad Wシリーズ
性能を追求するフラグシップモデルとなるのがWシリーズだ。インテル(R) Core(TM) i7 プロセッサーなど高性能なCPUを搭載できるのはもちろん、3DCGやCADに最適なGPU「Quadro」シリーズを選択できるほか、カラー・キャリブレーションが可能なフルHD液晶も用意しており、DTPやレタッチにも利用できる。さらに、ストレージはHDDとSSDが用意され、RAID0/1構成で注文も可能。冷却性と静音性も考慮されており、長時間でも静かに安心して作業できるのも大きな魅力となっている。
■「ThinkPad W520」のオススメ構成例 ※構成はカスタマイズ可能
[CPU] インテル(R) Core(TM) i7-2820QM プロセッサー (2.30GHz) [メモリ] 4GB [HDD] 320GB [光学ドライブ] DVDスーパーマルチ [ディスプレイ] 15.6型ワイド [グラフィックス] NVIDIA Quadro 1000M [無線LAN] IEEE802.11b/g/n [OS] Windows 7 Home Premium [最小構成価格] 229,740円~ 詳細はこちら
芹澤正芳
PC雑誌の編集者からフリーライターになって7年ほど。マイコミジャーナルではおものPC本体のレビューを執筆しているが、フリーソフトや自作関連も好き。近年ではゲームの制作に関わることも。面白そうな仕事には後先を考えず飛びつくのが悪いクセ。ちなみに、モバイル環境はWiFiルーター&iPod touch&IdeaPadという組み合わせが多い。
(マイコミジャーナル広告企画)
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