2010年から2011年にかけての、ベンキュージャパンのおすすめ液晶ディスプレイをまとめよう。シンプルだが実用性と使い勝手に優れた「BL2400PT」、豊富な映像入力が魅力の「EW2420」、デザイン重視で薄型の「VW2420H」、PCゲーマー向けの機能を満載した「XL2410T」と、個性的なモデルがそろっている。
■ XL2410T
本気でゲームを楽しみたい人に向けた、こだわりの23.6型液晶ディスプレイ
■ EW2420 / VW2420H
ベンキューの24型液晶「EW2420」と「VW2420H」を試す - 似て非なる両者の違いは?
■ BL2400PT
人感センサーでムダな電気をカット、堅実な実用主義の24型液晶ディスプレイ
各モデルの機能などの詳細は上記のレビュー記事を参照いただくとして、ここでは各モデルがどんな特徴を持ち、どんなユーザーにおすすめなのかを簡単に紹介しよう。
PCゲーマーに向けた「XL2410T」
「XL2410T」は、"PCゲーマー向け"という明確なコンセプトで開発されたモデルだ。120Hz駆動のリフレッシュレートをサポートし、NVIDIAの3D立体視システム「NVIDIA 3D Vision」に正式対応している。また、黒白間の応答速度が5ms、中間調(GTG)の応答速度が2msという、高速応答なのもポイント。
大きな見どころは、プリセット画面モードの1つである「FPS」モードだ。暗部をやや明るめに表示することで、暗い部分の階調をはっきりと表現する。細かい描画を含めて、全体の視認性が大幅に向上するため、ゲームのスコアアップにも貢献してくれるはずだ。この「FPS」モードの画質は、世界的な元プロゲーマー、Abdisamad "SpawN" Mohamed氏と、Emil "HeatoN" Christensen氏の協力でチューニングされている。
言うまでもなく、PCでゲームを楽しむユーザー、NVIDIA 3D Visionのユーザーや導入を考えているユーザーにおすすめしたい。
4系統の映像入力でマルチメディア向けの「EW2420」
「EW2420」は付加機能が充実したモデルだ。USBハブ×4ポートや内蔵ステレオスピーカー、4系統の映像入力(HDMI×2、HDCP対応DVI-D、D-Sub)と、これ1台あれば個人で使うメインの液晶ディスプレイとして大半のニーズをカバーしてくれる。
HDMI入力が2系統あるので、ブルーレイレコーダーや据え置き型のゲーム機などを2台同時につないでおけるのも便利だ。HDMIが2系統で足りないようなら、市販のHDMI切替器を追加すると一層快適に使えるだろう。PCやAV機器、ゲーム機など、複数のデバイスを1台のディスプレイに接続したいユーザーにおすすめだ。
薄型デザインでインテリアにマッチする「VW2420H」
「VW2420H」はデザイン性を重視したスリムなモデル。液晶ディスプレイとしての基本スペックは上記の「EW2420」とほぼ同じだが、USBハブや内蔵ステレオスピーカーは持たず、映像入力がHDMI×1、HDCP対応DVI-D、D-Subという3系統だ。
見た目がシンプルかつスタイリッシュなので、自室やリビング、PCデスクなど、いろいろなインテリアにマッチして雰囲気を出してくれる。かっこいい液晶ディスプレイが欲しいユーザーはもちろん、価格が比較的手ごろなので、マルチモニタ用の2台目、3台目の液晶ディスプレイとしても推薦したい。
省エネ性能に優れたエコモデルの「BL2400PT」
省エネエコセンサー(人感センサー)を搭載し、パワーセーブモード移行/復帰を自動で行うのが大きな特徴。画面の前にユーザーがいなくなると自動でパワーセーブモードへ移行し、画面の前にユーザーが戻ってくるとパワーセーブモードから自動で復帰する。これにより、無駄な電力を効率的に削減できるのだ。
液晶ディスプレイとしての性能と機能にもまったく問題なく、省エネ意識が高い個人ユーザーやホームユーザーとともに、オフィス、学校などへの導入にも適している。
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