前回はハイスペックデスクトップPCのオススメ構成を紹介したが、今回はデスクトップ第二弾として液晶一体型のコンパクトデスクトップPCを紹介する。最近特に注目度が高まっている液晶一体型モデルについて、選び方のポイントやカスタマイズ情報をお届けしよう。
「デル」PCの賢い購入術の記事一覧
第1回 デスクトップのラインナップを理解する
第2回 ノートPCのラインナップを理解する
第3回 とにかくハイスペックなデスクトップPCを買う!
第4回 液晶一体型デスクトップPCが欲しい!
部屋に馴染むスタイリッシュなデザインが魅力
一昔前のデスクトップPCといえば大半がタワー型だったが、最近は「部屋の中にスッキリと設置したい」という需要が増えている。そんな人にピッタリなのが、デルが提供する液晶一体型のコンパクトデスクトップPC「Inspiron Oneシリーズ」だ。コンパクトかつ室内のインテリアにもなじむスタイリッシュなデザインは、一人暮らしから、家族共有のリビングPCとして利用まで幅広く活躍してくれる。液晶一体型は、Windows 7の登場以降、人気の高いタイプとなっている。
Inspiron Oneシリーズは、21.5型ワイド液晶一体型モデル「Inspiron One 2205」と、23型ワイド液晶一体型モデル「Inspiron One 2310」の2種類がラインナップされている。そこでまずはカスタマイズの前に、選び方の基準について見ていこう。
21.5型ワイド/23型ワイドという画面サイズの違いから、印象的には「省スペースさを求めるなら「Inspiron One 2205」と思いがちだ。しかし、実際に本体サイズを比べてみると「Inspiron One 2205」がW530×D87×H400mm、「Inspiron One 2310」がW570×D90×H420mmと、奥行き自体は3mmしか変わらない。設置環境によっては幅40mm、高さ20mmのプラス分が影響する可能性もあるが、省スペースを考えるなら、どちらのモデルも十分なサイズといえるだろう。
大きな違いは、ディスプレイサイズ以外では搭載CPUとHDD、グラフィックスだ。また、価格もベーシックパッケージでは3万円ほどの開きがある。ただし、「Inspiron One 2205」は地デジチューナーがオプション(+5,250円)なのに対して、「Inspiron One 2310」は標準搭載。もし、テレビを楽しみたいなら、HDD容量も大きいInspiron One 2310がオススメだ。そして、よりコストパフォーマンスを求めるならInspiron One 2205がいいだろう。
ベーシックパッケージでの「Inspiron One 2310/2205」の主なスペック
Inspiron One 2310 | Inspiron One 2205 | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i3-370M(2.40GHz) | AMD Athlon II 250u(1.6GHz) |
メモリ | DDR3-1333 4GB | DDR3-1333 4GB |
ストレージ | 1TB HDD | 750GB HDD |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon HD 5470 1GB | ATI Mobility Radeon HD 4270 1GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレイサイズ | 23型(1,920×1,080ドット) | 21.5型(1,920×1,080ドット) |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 | Windows 7 Home Premium 64ビット版 |
価格 | 99,980円(12月2日現在) | 69,980円(12月2日現在) |