充実のラインナップを誇るマウスコンピューターの地デジPC。今回はスリムなボディで置き場所を選ばず、一人暮しや書斎など個人用途にピッタリの「マイルームモデル」に迫る。小さくても4スレッドの処理も可能なデュアルコアCPUを搭載。テレビを観たり録画しながら、ほかの作業もラクラクとこなせる性能を凝縮している。
置き場所に困らないスリム型
「マイルームモデル」の魅力とは
3種類のモデルに分類されるマウスコンピューターの地デジPCで、一人暮しや書斎など個人用途にピッタリなのが「マイルームモデル」だ。スリムなボディを採用し、小さめの机の上にもラクラクと置けるだけではなく、横置きにも対応しているので、AVラックにHDDレコーダーのように設置できる。21.5型ワイドのフルHD液晶は大きすぎず、小さすぎずで机の上でも観やすく、TVのように設置しておいて、離れた場所からでも十分快適に地デジを視聴できる。
しかも、今回紹介する「Lm-iS600B-D3B-P22W」は、フルHDの液晶ディスプレイをセットにして10万円を切る低価格を実現。さらに、CPUはインテル最新のデュアルコア「Core i5-650」、メモリは4GB、HDDは1TBと十分なスペックを搭載している。さらにTVチューナーは地デジに加えて、BSデジタル/110度CSといわゆる“デジタル3波”をサポート。光学ドライブはブルーレイで、録画した番組をハイビジョン画質のままBD-R/REにダビングできる。低価格とは思えない充実ぶりだ。これなら個人用途でスペック不足を感じることはほとんどないだろう。
幅わずか10cmの小型ボディに
3波対応の高性能チューナーを搭載
Lm-iS600B-D3B-P22Wの魅力は、なんといってもスリムなボディにある。幅はわずかに10cmしかなく、ちょっとの隙間があれば十分に設置可能。PC内部を冷却するための吸排気口さえ塞がないように注意すれば、机の脇やディスプレイの背面など、空きスペースの都合に合わせて配置できるのがうれしい。横置きも可能なので、ラックや棚の隙間にも収納しやすい。通常のミドルタワーは幅が18~20cmあるので、本機がいかにスリムかわかるだろう。
スリムながら高スペックなのも大きなポイントだ。本機は、デュアルコアながら1コアで2スレッドの処理を可能にするハイパー・スレッディングをサポートし、最大4スレッドの処理が可能な「Core i5-650」を搭載。CPUの負荷や熱の状況に合わせて自動的にクロックアップするターボ・ブーストによって最大3.46GHzと高いクロックで動作するのも魅力だ。その実力は確かで、地デジの視聴中や録画中でもCPUの使用率はわずか10%前後。文書作成やウェブサイトの巡回などほかの作業を余裕で同時に進行できる。
液晶ディスプレイは21.5型ワイドの「iiyama PLE2208HDS-B2」を付属。解像度はフルHDでスピーカーも内蔵する | 液晶ディスプレイの入力は、DVIとD-Sub15ピンの2系統が用意されている |
地デジPCの心臓部といえるTVチューナーは、3波対応でしかも地デジチューナーとBSデジタル/110度CS衛星放送用のチューナーを別々に搭載。これによって地デジと衛星放送の2番組同時録画が可能となっている。ただし、それぞれチューナーは1基のみなので、地デジの2番組録画または衛星放送の2番組録画は行えないので注意してほしい。
ベンチマークで性能チェック
3Dゲームは少々厳しいか
CPUは高性能だが、3Dゲームはどうなのか。人気のオンラインゲーム「モンスターハンター フロンティア オンライン ベンチマーク」でその数値をチェックした。結果は、それほど高くはなく、さほど3D性能を求められないオンラインRPGなら何とか遊べるというレベル。3Dゲームをプレイしたいなら、BTOでグラフィックスカードを追加して注文するのがいいだろう。スリム型ながらグラフィックスカードを搭載できるのも大きな魅力だろう。Windows 7のエクスペリエンスインデックスのスコアも参考までに掲載しておく。
モンスターハンター フロンティア オンライン ベンチマーク | |
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1280×720 | 1250 |