アイ・オー・データ機器から発売されている「HDL-Cシリーズ」は、LAN接続にもUSB接続にも対応した外付けハードディスク。従来のLAN接続ハードディスクは、セットアップが面倒だという印象を持っているPCユーザーも多いかもしれないが、本製品はそんな思い込みを払拭してくれるほど簡単なセットアップで、PC初心者でもすぐに使用が可能なところが最大の特徴だ。

主な仕様  [対応OS]Windows XP/Vista/7  [動作環境]LANインタフェース及びUSBポートを搭載し、TCP/IPが正常に動作する機種。(本製品の設定にはInternet Explorer 6.0以上のWebブラウザが必要です。また本製品の詳細な設定はLAN接続時のみで利用可能です)  [価格]HDL-C500 13,600円/HDL-C1.0 18,900円/HDL-C1.5 24,200円(すべて税抜き)

NASという言葉を知らない人にぜひ使ってもらいたい

まずはLAN接続ハードディスクについて意味を説明しておこう。これは、PCにUSBケーブルなどで接続するのではなく、自宅に設置した無線ルータや有線ルータにイーサネットケーブルで接続し、そのネットワークにアクセスしているユーザーが自由に利用できるハードディスクのことを指す。これらを一般的にNAS(Network Attached Storage)と呼んでいる。NASはネットワーク経由で自由にファイルを共有できるので便利だが、PC初心者の場合、ハードディスクをルータに接続してもウィンドウズのマイコンピュータに接続したハードディスクを確認できず、結局マニュアルとPCとのにらめっこ……なんてことがよくある。

そんな煩わしい手間をかけたくない人や、PCに詳しくなくて無事に接続できるか心配な人にオススメしたいのが、今回紹介している「HDL-Cシリーズ」だ。

正面にはステータスランプが用意されており、ハードディスクのアクセス状況や、本体の状況がLEDで表示される

背面には、ファンの排気口、電源スイッチ、USBポート、LANポート、電源ケーブル差し込み口がある。LANポートがある以外は一般的なUSBハードディスクと変わらない