個性的なカラーが魅力のVAIO「type C」がこの秋「感じるPC」として生まれ変わった。今回はこの「type C」とカラフルスリムな“サイバーショット”『DSC-T77』、位置情報と時刻を記録するGPSユニットキット『GPS-CS1KSP』でお出かけ記録を地図上にマッピングしてみた。
「華やかに、楽しく、私らしく」さらに個性的になった新VAIO「type C」
個性的なカラーを豊富に取り揃えたVAIO「type C」が、この秋新しく生まれ変わった。これまでの基本コンセプト「華やかに、楽しく、私らしく」を継承しながら、新たに「触れる」という感覚を加えた五感で感じるPCとしてより身近な存在となった。このページでは、まずこの「type C」のVAIOオーナーメードモデル「VGN-CS90」シリーズを見てみよう。続いて“サイバーショット”『DSC-T77』とGPSユニットキット『GPS-CS1KSP』を紹介する。そして次ページでは、この3点セットで写真を楽しむ醍醐味を紹介しよう。
新しくなった「type C」のカラーは、ピュアホワイト、ラグジュアリーピンク、ブレイジングレッド、アーバンブラック、ノーブルブラウン(VAIOオーナーメードモデルのみ)の5色展開。今回のモデルは、パームレスト部分にも外側の天板と同じ艶感のあるカラーが採用されることにより、美しい光沢が贅沢な印象を与えている。パネルの周囲は銀色に輝くルミナストリムで縁取られ、高級感を演出している。パネルの前面には、指が少しかかる程度のつまみが付いていて、パネルの開閉がしやすくなるような工夫が施されている。本体カラーに合わせたマウス、マウスパット、キャリングケースなどのアクセサリーも用意。今回は、新たに机の上に置けるコンパクト設計でありながら、サブウーファー搭載で実効出力25Wを誇るアクティブスピーカーシステム『SRS-D25』も用意されている(※1)。
※1:『SRS-D25』にノーブルブラウンはありません。
VAIOオーナーメードモデル「VGN-CS90」シリーズは、14.1型ワイド液晶搭載のA4ノート。サイズはW約335.8mm×H約29mm(最厚部約39.8mm)×D約245mm、質量は約2.6kgと片手で持ち運べるサイズだ。プロセッサーは、ハイパフォーマンスでありながら優れた省電力性を誇るインテル Core2 Duo T9400/P8600/P8400と、リーズナブルなCeleron 575から選択可能になっている。グラフィックアクセラレーターは、チップセット内蔵のインテル GMA 4500MHDか、プロセッサーにCore 2 Duoを選択した場合のみNVIDIA GeForce 9300M GS GPUが選択が可能。メモリーは4GB/2GB/1GB、HDDは320GB/250GB/160GBから選べるようになっている。ドライブはDVDスーパーマルチ・BD-ROM一体型ドライブとDVDスーパーマルチドライブのいずれかが選択できるようになっている。
そして何より大きく変わったのは、今回「触わる」という感覚的な要素が加わった点だ。たとえば写真に示すように、パネル上部を触れるとイルミネーションLEDの光が変化したり、AV関連の操作を行うタッチセンサーは、光と連動した動きで直感的な操作が可能になっている。「type C」はこのように感覚的な要素を強化して、使うのが楽しくなるPC、いつも傍らにいるペットのような存在を目指している。
片手操作でサッと撮影、その場で編集『DSC-T77』
続いて8月7日に発表された“サイバーショット”『DSC-T77』を紹介しよう。『DSC-T77』は、世界最薄13.9mm(※2、※3)を誇るアルミボディのコンパクトデジタルカメラ。背面は全面タッチパネルでスッキリしていて、撮影時質量も約151gとたいへん軽量だ。レンズカバーの開け/閉めが電源ON/OFFに連動しているので、ポケットからサッと出してパッと撮るスタイルが似合っている。カラーは、ピンク、ブラック、シルバー、ブラウン、グリーンの5色が用意されている。
※2:光学式手ブレ補正を搭載したデジタルスチルカメラとして(2008年8月時点、ソニー調べ)
※3:最薄部(レンズカバー除く)
『DSC-T77』の撮影はまさにスタイリッシュ。スライド式のレンズカバーを指で下げて、狙いを定めてシャッターを切るだけでよい。レンズカバーの右端には表面が凸凹したエンボス調の「Cyber-shot」ロゴがある。ロゴに触れると軽いひっかかりを感じるが、それがレンズカバーの開閉をしやすくしているように感じられた |
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『DSC-T77』上面の様子。中ほどにあるのが[Powerボタン/Powerランプ]、シャッターボタン、ズーム(W/T)レバー。ズームレバーをT側に動かすとズーム、W側に動かすと戻る |
『DSC-T77』の底面のカバーを開けたところ。左にあるのは外部との接続を行うマルチ接続端子、その隣には、上に“メモリースティック”、下にバッテリーの挿入口がある。その隣にあるのは三脚用ネジ穴だ |
『DSC-T77』はタッチパネルの操作が基本だ。液晶面のタッチ感度は非常によく、反応も早いため、たいていは指1本で操作できる。ただ、写真の編集や加工を行うときには、付属のペイントペンを使ったほうが操作しやすいだろう。
撮影した写真を日付別にカレンダー表示できる。サムネイルをタッチすれば写真が表示される |
人物の顔は顔認識機能で捉えられるが、液晶面をタッチするだけで、好きなところにピントを合わせることもできる |
撮影した写真をダイレクトに編集できるのは、タッチパネルならではの醍醐味。オリジナルは残しておけるので、心置きなく写真で遊べる。右の写真は上が魚眼、フレーム、下はクロスフィルター、放射の例 |
撮影した写真の絞り込み検索の機能はユニークで、人物の顔/子供の顔/赤ちゃんの顔の4種類で絞り込むことができる。検索した写真で、気に入ったものがあれば、お気に入りに保存して好きなときに見たり、BGMやエフェクトを付けてスライドショーで楽しむことができる。スライドショーでは、付属のソフト「Music Transfer」を使うと自分の好きな曲をPCから転送してBGMとして使用することもできる。
もちろん、『DSC-T77』にも「スマイルシャッター」は搭載されている。「スマイルシャッター」を利用するには、撮影モードを[AUTO]にして、スマイルマークを押してひたすら笑顔待ち。カメラが笑顔を検出すると自動的にシャッターが切られる。笑顔検出のポイントは、顔が正面を向いていて/前髪が目にかからないようにして/口を開けてしっかり笑うの3点だ。とは言うものの、実際には、カメラマンが被写体の緊張をいかにほぐすかがいい笑顔を検出するコツにつながるのかもしれない。
なお、ソニースタイルでは、『DSC-T700』と『DSC-T77』に好きなメッセージを刻印できる「メッセージ刻印サービス」を用意している。思い出の言葉やメッセージなどを40文字まで刻印できるソニースタイル限定のサービスだ。 サービス内容について詳しくは『DSC-T700』のページにある「メッセージ刻印サービス」の部分を参照して欲しい。
「いつどこで」が記録できるGPSユニットキット『GPS-CS1KSP』
さて、最後に紹介する『GPS-CS1KSP』は、位置情報を受信して、記録できる携帯用のGPSユニットキットだ。取得したGPS情報を使えば、旅行先で撮影した写真の位置情報を確認したり、移動経路を表示することができる。『GPS-CS1KSP』は、携帯することを前提としているので、持ち運ぶためのホルダーなどがたくさん同梱されている。徒歩ならバッグに付けて使用できるキャリングケースやカラビナ、自転車やバイクならハンドルなどに装着できるホルダーとブラケットを利用することができる。
左の写真中央にあるのが『GPS-CS1KSP』本体。単3電池で動作する。本体の前にあるのがキャリングケース。透明なので、本体を入れたままボタンの操作ができる。本体左上にあるのがカラビナ、その右がアームバンドだ。本体の左右にあるホルダーとブラケットをバイクに取り付けると、右の写真のようになる |
では、“サイバーショット”『DSC-T77』で撮影した写真を、GPSユニットキット『GPS-CS1KSP』で記録したGPS情報をVAIO「type C」に取り込んでマッチングしてみよう。