「type A」は、高画質な動画・静止画を編集できるフラグシップノート。ハイビジョン映像やデジタル一眼レフカメラの高画質写真を扱うのに適したAVノートだ。今回は3月7日に登場したデジタル一眼レフカメラ“α350”で撮影した画像を取り込んで、写真の整理をしたり、ウェブアルバムを作成してみた。
VAIOのフラグシップAVノート「VGN-AR95US」
まずは実機のスペックを確認しよう。今回お借りしたのは、VAIOオーナーメードモデルの「VGN-AR95US」。CPUにはインテルCore 2 Duo T9500(動作周波数2.60GHz)、メモリは4GB(2GB×2)、HDDは320GBを搭載。またチップセットにモバイルインテルPM965 Express、グラフィックス・メディア・アクセラレーターにNVIDIA GeForce 8600M GT GPUを採用している。 天板は、まるでピアノのように艶やかな光沢を放つ「プレミアムブラック」。ディスプレイは、ひときわ広く見やすい17型ワイドTFTカラー液晶(1920×1200ドット)。天面と背面にはマグネシウム合金を採用し、軽さと強度を両立している。ディスプレイ上部には有効画素数131万画素のWebカメラMOTION EYEも付いているので、Skypeでの通話やチャットなどですぐ使えて便利だ。また、地上デジタルチューナーを標準搭載しているので、デジタルハイビジョン放送の視聴もできる。CTOでブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)を選択すれば、ハイビジョン画質での録画も可能だ。その他の機能やインターフェイスについては以下の写真を見て欲しい。
デジカメ世代の一眼レフ“α350”
片や有効1420万画素を誇る「液晶フルオート一眼」“α350”。ファインダーをのぞくことなく、2.7型液晶モニター「クイックAFライブビュー」を見ながらシャッターを切るだけで撮影ができる。コンパクトデジタルカメラさながらの操作性が魅力の一台だ。ズームレンズ(18-70mm/F3.5-5.6)付きのレンズキット「DSLR-A350K」の販売価格は99,800円と10万円を切る価格で手に入る。お借りしたのは標準カラーのブラック。 サイズは、突起部を除いて約W130.8×H98.5×D74.7mm、重量は約582g(電池、記録メディアなどを除く)と非常にコンパクト。撮影時にホールドする際、もう少し重みがあったほうがしっくりくるような気もしたが、手ブレ補正機能も付いているし、持ち歩く際にはこの程度の重さがちょうどよいのかもしれない。 「クイックAFライブビュー」は、2.7型、23万ドット(TFT駆動)のクリアフォト液晶モニターを採用。上に約130度、下に約40度まで角度が変えられるチルト可動式である。液晶モニター部分が稼働するデジタルカメラは多々あれど、N字型に開いた状態で被写体を捉えられるのはαだけだ。人ごみの中で手を上に上げてハイポジションから撮影するときや、子供の目線で被写体にぐっと寄って撮影するときなどに威力を発揮する。
“α350”を上から見たところ。本体上部にあるスイッチを[OVL]から[LIVE VIEW]に切り替えると、「クイックAFライブビュー」を利用できるようになる |
テーブルに置いた人形を同じ視点で撮るとき、“α350”ならライブビューをぱっと開けば撮影できる。他のデジカメでは、横向きになってテーブルに顔を押し当てでもしなければ撮影できない |
「中央クロス9点AFセンサー」により、カメラが自動的にピント合わせをしてくれる。ピントが合っているところには緑色のマークが表示される。ここではほぼ中央の6箇所がマークされているのがわかる |
メディアはコンパクトフラッシュ(マイクロドライブ)を採用。別売のアダプターを使用すれば、メモリースティック デュオ、メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオを使用することもできる |