「Ultra-Mobile PC(UMPC)」の規格化と「Intel Ultra Mobile Platform 2007」の登場以来、準拠製品や同程度のスペックをもった製品が数多く発売され、盛り上がりを見せるミニノート市場。今回、日本HPが投入した「HP 2133 Mini-Note PC」は、同等製品に見受けられる“妥協”を排し、コンパクトなきょう体にメインPC並みのテクノロジーを凝縮している。

製品名
 HP 2133 Mini-Note PC
タイプ
 ミニノート
モデル
 スタンダード/ハイパフォーマンス
選択可能CPU
 VIA C7-M ULV(1.2GHz)/VIA C7-M ULV(1.6GHz)
メモリ
 1GB/2GB
HDD
 120GB/160GB
OS
 Windows Vista Home Basic/Windows Vista Business
ディスプレイ
 8.9インチワイドTFTカラーWXGA液晶ディスプレイ(1024×768)
無線LAN
 802.11b/g、802.11a/b/g+Bluetooth
内蔵カメラ
 なし/あり
バッテリー稼動時間
 約2.3時間(3セルバッテリ使用時)/約4.6時間(6セルバッテリ使用時)※スタンダードモデルは3セルのみ
サイズ
 約255(W)×166(D)×27.2-35.5(H)mm
重さ
 約1.27kg
価格
 59,850円/79,800円

 フルアルミボディを採用したデザイン

 安心して持ち運べる堅牢設計

 メインPC並みの性能を発揮

フルアルミボディを採用したデザイン

ミニノートPC製品では、価格やスペック等の兼ね合いを考えて、どこかで折り合いをつけている製品が一般的だ。特にデザイン面にしわ寄せがおよぶ場合が多いが、「HP Mini」ではこのクラスにありがちなプラスチックではなく、金属的な美しさを出せるフルアルミボディを採用。きょう体の表面には、アルマイト(陽極酸化)処理とヘアライン加工を施して、耐食性と耐摩耗性を強化している。

外観にはネジ1つなく、日本HP製品でおなじみの各種インジケータLEDが映える、丸みを帯びた美しいデザインに仕上がっている。

また、8.9インチのコンパクトなきょう体ながら、タッチパッドの配置を工夫することで、キーピッチ17.5mmの92%フルサイズキーボードを搭載。主要キーには凹面加工を、ファンクションキーには凸面加工を施しており、感覚的に操作が可能であり、長時間の使用にも耐える快適な操作性を実現した。

キーピッチ17.5mmの92%フルサイズキーボード

安心して持ち運べる堅牢設計

ヘアライン加工を施したきょう体の内部は、アルミニウムの下にマグネシウム合金を配した二層構造を採用している。一般的に壊れやすいヒンジ部分もマグネシウム合金を使用しており、毎日の持ち運びでもびくともしない高い強度を誇る。

ディスプレイ表面にはアクリル樹脂でコーティングしており、キズや落下などの衝撃からガードしてくれる点もチェックしておきたい。

さらに、3Dモーションセンサの働きにより、落下や振動を検知するとHDDのヘッドを退避させる「HP 3Dドライブガード」を備えるほか、キーボードの下に防水・防電効果のある特殊素材「マイラー」をはさみこんでいるなど、同社のPavilion Notebookの上位機種にも劣らない強固な設計となっている。

きょう体およびL字型ヒンジにマグネシウム合金を使用した強固なボディ

メインPC並みの性能を発揮

CPUにはモバイル向け超低電圧版「VIA C7-M ULV」を、チップセットには同じくVIAの「CN896 North Bridge / VT8237S South Bridge」を搭載する。VIAというと馴染みの薄いユーザーもいるかもしれないが、低消費電力と低発熱性に定評があり、組み込みシステム用などに人気のあるメーカーだ。

比較的安価ながら性能面でも優れており、チップセット内蔵のグラフィック機能で「Windows Aero」が使用できるうえ、8.9インチで1024×768という高解像度のディスプレイを実現した。

HDDには、ミニノートで採用されることの多いSSDではなく、2.5インチSATA対応のHDDをラインナップ。メモリは最大2GBのDDR2-SDRAMであり、大型ノートにも遜色のないスペックを備えている。

なお、本製品は、当初はBTOに対応せず、スタンダードおよびハイパフォーマンスの2モデルを6月上旬より発売する予定だ。


消費電力に優れた「VIA C7-M ULV プロセッサ」

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※価格については、2008/05/24現在のものです。最新の価格については日本HPのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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