高いパフォーマンスを誇る「m-Book P」シリーズ最新モデル

マウスコンピューターのノートパソコンラインナップの中でも、CPUやグラフィックスに高性能なパーツを投入し、高い性能をウリとしている「m-Book P」シリーズが、新しい外観と最新パーツを加えて登場した。45nm Hi-kプロセス製造のインテル Core 2 Duo T9300を搭載、さらにNVIDIA GeForce 8600M GSを備えており、パフォーマンスも大いに期待できる。

「m-Book P」シリーズの新たな最上位モデルとなる、「m-Book P551X」。同社のA4ノートラインナップでは最も高い性能を誇る

AV家電とも親和性の高いHDMI端子を搭載

15.4型WXGAワイド光沢液晶(1280×800ドット)を備えたデスクトップノートである本機では、サイズを最大限に活用した豊富なインターフェースが目を引く。USBポートやIEEE1394端子、4メディア対応マルチカードリーダー、VGA端子といった一般的に搭載されている端子に加え、HDMIやE-SATA端子といった最新のインターフェースも搭載している。

HDMIはデジタル映像・音声出力用の端子で、主に家電やAV機器に搭載されているインターフェースだ。ケーブル一本で液晶・プラズマテレビ、プロジェクター、AVアンプなどにPCの画面や音声をデジタルのまま出力できる。自宅での動画鑑賞や、外出先でのプレゼンテーションで大いに活躍してくれることだろう。また、変換コネクタを用いてDVI端子としても利用できるので、PC用ディスプレイへの出力もOK。

E-SATAは、PCのHDDなどの内部接続端子として用いられているSATA(シリアルATA)の一種で、PC外部でも使用できるようにしたものだ。最高で150MB/sもの転送速度を発揮し、外付けハードディスクなどをより高速に動作させることができる。USB2.0の最高転送速度は60MB/sなので、実に2.5倍の速度を誇る。近年のHDDはシーク速度が向上しており、USB2.0ではその性能を活かしきれなかった。E-SATA端子で接続を行うことで、データのバックアップなども快適に行えるようになるだろう。

また、筺体が新しくなり、デザインも洗練された。動作確認用インジケーターやボタンには、美しい青色LEDを配置。ホットキーやマルチメディアキーはタッチパネル式となっており、スムーズな操作が行える。キーボードの配置はサイズを活かした余裕のあるもので、ノートPCでの入力を日ごろ行っている人なら戸惑うことはないだろう。液晶上部には130万画素のWEBカメラを標準搭載しており、ビデオチャットやテレビ電話もすぐに楽しめる。さらに、光学ドライブはすでに定番となっているDVD±R 2層書き込み対応DVDスーパーマルチドライブを内蔵。DVDへのデータの書き込みもどこでも簡単に行える。

ノートPC天面。金属のラインがアクセントになっている 底面はバッテリーのほか、HDDのスロット、ファンの吸気口などが見える
前面はシンプルな構成。開閉用のノッチと、無線LANのON/OFFスイッチがある 背面にはHDMI端子やE-SATA端子など多数のインターフェースが取り揃えられている
左側面にはDVDスーパーマルチドライブや、ExpressCardスロット、音声端子を搭載 右側面は比較的すっきりしており、USB端子とカードリーダーが存在している
余裕のあるキーボード配置。「PgUp」「PgDn」「Home」キーが若干特殊な位置にある 動作確認用インジケーターやホットキー、マルチメディアキーには青色LEDが内蔵されている
使用する機会の多いであろう、前面左の無線LANのON/OFFスイッチ。その左はIRポートだ 液晶ディスプレイ上部には130万画素のWEBカメラが搭載されている