エレクトロニック・アーツのFPS「Crysis」を筆頭に、最近では実写さながらの3Dグラフィックを実現したゲームが増えてきた。しかし、どの程度のスペックがあればお目当てのゲームが快適に動作するのか、おもにビギナーユーザーにはわかりにくいもの。そこでオススメしたいのが、ドスパラのゲーマー向けモデルで、つい先日発売されたばかりの新Core 2 Duoを搭載した「Prime Galleria XG」だ。

ゲーマー向けモデル「Prime Galleria XG

ヘビーユーザーも納得のハイスペック

ゲーマー向けモデルとして人気を集めるドスパラの「ガレリア」シリーズ。その中でも「Prime Galleria XG」は、最新ゲームを快適に遊べるスペックと手頃な価格を両立するバランスの取れたモデルだ。標準構成モデルでは、2008年の1月20日に発売がスタートしたばかりの実クロック3.16GHzのCPU「Core 2 Duo E8500」をいち早く搭載。従来よりも45nmへと微細化が進み、さらなるパフォーマンスの向上を達成しながら、消費電力は下がってるのが大きな魅力だ。
そのほか、2GBのメモリ、500GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載。そして、ゲーマー向けでは一番気になるグラフィックボードにはNVIDIAの最新アーキテクチャ(G92コア)を採用する「GeForce 8800 GTS」を装備と申し分のない内容だ。それでいて約15万円という価格を実現。ゲームはもちろん、動画の編集やエンコードといったヘビーな処理もラクラクこなせる。

前面にはマイク入力やヘッドホン出力のほか、各種メモリーカードに対応するリーダー/ライタも搭載

バックパネルにはeSATAのコネクタも用意。IEEE1394コネクタ以外はそろっている

3Dゲームの快適度は、CPUの速度やメモリの容量が影響するのはもちろんだが、キモとなるのはグラフィックボードの性能だ。中でも本機に標準搭載されるG92版「GeForce 8800 GTS」は、非常にコストパフォーマンスに優れた存在といえる。NVIDIAのグラフィックボードにおいてハイエンドに分類され、しかも採用されているアーキテクチャは上位モデルのそれよりも新しい。さらに圧倒的な省電力を達成しているのも見逃せないポイントだ。その実力については、次ページのベンチマークを確かめてほしい。

グラフィックボード「GeForce 8800 GTS」。大きいため直下の2スロット分使用している

拡張性と冷却性を兼ね備えたPCケース

本機は冷却性能も抜群だ。前面には空気を取り込むための大きなスリット、そして左側面にはCPUに直接空気を送るダクトとグラフィックボードを冷やすための吸気口を設置。さらに背面には12cm角の大型静音ファンが取りつけられており、ケース内の熱を確実に排出するエアフローを確保している。また、HDDを取りつけるための内蔵3.5インチベイ、光ドライブなど取りつける5インチベイともに4基あり、拡張性も十分。

側面から見たところ。ケーブルはキレイにまとめられ、メンテナンスも簡単だ

内蔵3.5インチベイ。HDDを4台取りつけ可能だ。ベイをケースから取りはずすこともできる

また、内蔵3.5インチベイには防振ゴムパッドを装備するなど静音性にも配慮。しかも、有償ではあるが、静音CPUクーラーへ変更する「まんぞくコース」と静音CPUクーラーに加え、静音ケースファンの取りつけやHDDの静音化も強化する「とことんコース」という静音パックも用意されており、ハイスペックと静音性の両立を目指すことが可能なのも大きなポイントだ。高性能を求めているけど、音がうるさいのはちょっと……という人でも安心だ。

背面のケースファンも電源ユニットのファンも静音タイプ

ネジの取りつけ部分には防振ゴムがあり、HDDの振動や騒音を防いでくれる