前回よりBlackBerryを使うにあたり、「これだけは覚えておいた⽅が良い!!」といえる機能を紹介しています。今回も引き続き便利な機能を紹介したいと思います。

BlackBerryには文字入力に関する便利な機能がいくつも準備されています。今回はその中でも特に重宝しそうな物をいくつか紹介します。

文字入力に関する覚えておくと便利な基本機能

キー長押しによる小文字から大文字への英字の切り替え

文字入力モードが英数文字になっていると、英字は行頭以外では小文字が入力されるのが基本です。しかし、入力したいキーを長押ししていれば、自動で小文字から大文字に切り替える事ができます。

ローマ字入力中に途中で大文字を入力する必要があるときは、そのままキーを長押しすると、小文字から大文字に変更できます。画像ではbを長押しして大文字にしました

数字の連続入力

数字を入力する場合、通常はaltキーを押しながら数字に対応したキーを押します。この場合は両手で入力する必要があるのですが、片手で入力することも可能です。片手で入力するにはまず、altキーを押した後、shiftキー(altキーの右斜め下のキー)を押します。こうすることで、文字入力を数字モードに固定する事ができ、そのまま連続して数字の入力が可能になります(記号などの入力にも使えます)。

数字を連続して入力したい場合はAltの次にShiftを入力。すると文字の入力モードが数字に変わります

テキストを簡単にコピーペーストする

テキストのコピーペーストは、通常shiftキーを押しながらトラックパッドで文字を選択しますが、こちらも片手で操作可能です。片手でコピーペーストしたい場合は、以下のような手順で手軽にコピーペーストできます。

まず、Altキーを押す。続いて、トラックパッドを長押して「テキスト選択」を選ぶ。コピーしたい文字を選択したら、再度トラックパッドを長押しし、コピーを選ぶ。コピーが完了したら、ペーストしたい場所にカーソルを移し、shiftキーを押す。続いて、トラックパッドを押し込み「張り付け」を選択すれば完了です。

テキスト選択モードでトラックパッドを使い文字列を選択。選択したらトラックパッドを長押しして「コピー」を選びます

貼り付けたいところまでカーソルを移動して、トラックパッドを長押し。メニューから「貼り付け」を選択して実行します

変換候補の範囲を変更する

文字変換の際、たまに意図した範囲と異なる範囲が変換候補になっていたりします。こういった場合は、発話キーと終話キーを使って修正することができます。発話キーでは変換範囲を短く、終話キーで範囲を短くすることができるので、正しい変換範囲を指定することが可能です。

スピードダイヤルの活用

ホーム画面では、あらかじめ登録したキーを長押しすることで、一発で電話をかけることができる「スピードダイヤル」機能が利用できます。

ホーム画面で登録したいキーを長押しすると、「短縮ダイヤルを○キーに割り当てますか? 」というメッセージが表⽰されるので「はい」を選択。すると、アドレス帳が表示されるので、割り当てる連絡先を選択します。

ホーム画面で割り当てたいキーを長押しし、割り当てたい電話番号を選択します

これでスピードダイヤルの登録は完了です。その後は割り当てたキーを長押しすると電話がかかります。頻繁に電話をかける人などを登録しておくと便利です。また割り当てるキーは、登録したい人のイニシャルなどで設定しておくと覚えやすいです。

登録が完了すると、スピードダイヤル一覧が表示されるので、登録した番号を確認しましょう。次回からホーム画面で当該キーを長押しすると即座に電話がかかります

キーボードショートカットや文字入力関連機能など、前後編にわたってBlackBerryの便利な基本機能を紹介してきました。まだまだ便利な基本機能はたくさんあるのですが、一度に紹介しても覚えきれないので今回はこれぐらいにしておきます。次回からはBlackBerryを活用する際に非常に便利なアプリを紹介したいと思います。

Kuro(くろ) BlackBerryFanSite運営
1972年大阪府出身。紆余曲折を経て2009年から相方のIchigoとBlackBerryの情報を発信する日記「KuroとIchigoのBlackBerry日記」を開設。その後ユーザーグループなども開設しつつサイト名を「BlackBerryFanSite」として今に至る。サイトでは執筆、なんちゃってシステム担当、ボケなどを担当。単体運用にこだわらないので他機種との組み合わせの記事なども好んで書く。