iOS 7の「通知センター」には3つのタブが設けられ、アプリの機能によって表示エリアが分けられるようになった。そのうち「今日」タブには、現在時刻からプラスマイナス3時間の範囲で『カレンダー』のイベントが表示されるようになり、スケジュールを確認しやすくなった。イベントをタップすると『カレンダー』を起動できるので、スケジュール帳代わりにiPhoneを活用しているユーザにとってはありがたい新機能といえる。

しかし、現在時刻からプラスマイナス3時間に該当するイベントがない場合は、通知センターから『カレンダー』を起動できない。いちどロックを解除してホーム画面から起動するしかないので、直近のイベントがないと軽くストレスを感じてしまう。

この問題を解消する方法のひとつが、ダミーの繰り返しイベントを登録することだ。ただし、5分や10分など短いイベントを登録しても、現在時刻からプラスマイナス3時間に発生するタイミングでなければ意味がない。もうひとひねりが必要だ。

具体的には、自分の勤務時間なり学校にいる時間帯なりを繰り返しイベントとして登録すればいい。たとえば、適当な名前で朝8時から夕方5時までのイベントを登録するのだ。「仕事」や「ホーム」といったふだん使うカレンダーではなく、あまり使わない適当なカレンダーを使用すれば、イベントが重複しても表示が崩れないので使いにくくなることはない。なお、終日イベントは「今日」タブからクリックできないので、8時間から12時間程度といった長めの繰り返しイベントにすることがコツだ。

操作手順をカンタン解説

1 あらかじめ『カレンダー』に繰り返しイベントとして、日中の活動時間帯を登録しておく。午前8時から午後5時あたりが妥当だろう

2 ふだん使わないカレンダーのイベントとして登録しておけば、重複するイベントが存在しても背景のように表示されるのでジャマにならない

3 ダミーのイベントを短い時間で登録してしまうと、3時間以上経過すると表示されなくなってしまう。8時間や12時間といった長めのイベントとして登録することがコツだ

(提供:iPad iPhone Wire)