現在発売されているAndroidスマートフォンやタブレットの新製品には、必ずと言ってよいほど搭載されている「Bluetooth」。「これって何の機能? 何ができるの? 」と感じているスマートフォン初心者は多いだろう。そこで今回は、このBluetoothとは何か、どのような機能を備えているかを紹介していく。
Bluetooth(ブルートゥース)は、短距離無線通信技術のひとつで、同機能に対応した機器どうしで無線通信を行うことができる。例えば、携帯電話やノートPCを接続し、音声や画像などのデータを転送することができる。こう書くと「なんだ、赤外線通信と同じだよね」という声が聞こえてきそうだが、Bluetoothと赤外線は似て非なるものなのだ。
両者の最大の違いは、Bluetoothは障害物があっても通信でき、さらに赤外線に比べ大容量のデータも楽に送受信できる点だ。例えば、Bluetooth接続で利用するハンズフリーのヘッドセットやヘッドホンは、スマートフォンをカバンの中などに入れたままでも通信できる。また、赤外線のように端末同士を向き合わせずに通信することが可能だ。こちらの場合、スマートフォン同士をBluetooth接続し、画像ビューアやファイルマネージャの「共有」などのメニューからBluetoothを選び、送信先端末を選択するだけで送信を実行できる。
なお、Bluetooth接続が可能なのは、Bluetoothが内蔵された機器同士だけだ。一昔前のフィーチャーフォンなどBluetoothが搭載されていない機器でデータのやり取りを行う場合は、赤外線やmicroSDカードなどを使わざるを得ない。とはいえ、最近のAndroidスマートフォン/タブレットの多くは、Bluetoothを内蔵している。本稿を読むまでBluetoothの存在を知らなかった人は、自身のスマートフォンにこの機能が搭載されているかチェックしてみてはいかがだろうか? 気軽にデータをやりとりする手段としてBluetoothを上手に活用してみてはいかがだろうか?
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