携帯電話、とりわけスマートフォンの登場により、外出先からインターネット上で公営競技などの娯楽系サービスを利用している人が増えているという。競輪とオートレースの振興法人であるJKAと全国競輪施行者協議会が、20代~50代の男女500名を対象に商品やサービスのインターネットでの購入について調査。インターネットを利用して、どういった商品やサービスが購入・利用されているか報告している。調査期間は2月8日から2月13日まで。
同調査では、まず複数回答形式で「インターネットで購入経験があるもの」を聞いている。結果は、購入経験があるという人が最も多かったのは「雑誌・書籍」で80%。続いて、「食品」が73%、パソコン・関連機器・ソフトが71%、日用品・生活雑貨が70%、家電・AV機器が69%となった。
一方で、公営競技「競輪や競馬の投票券」を選んだ人は20%だった。また、生活用品などに比較すると少なかったものの、5人に1人が「競輪や競馬の投票券」をインターネットでの購入経験があると紹介。さらに、「宝くじやtotoBIG」を選んだ人も33%おり、娯楽分野でもインターネットを利用して商品を購入している人が一定数いると報告している。
ちなみに「競輪や競馬の投票券」を選んだ人にインターネットで購入するメリットを聞いたところ、手軽に利用できる点を挙げる回答や「仲間とワイワイしながらまとめて投票でき、かつ、そのまま観戦できる」(大阪府・38歳男性)、「現場に行けない時でも、ネット上の映像で、臨場感やリアリティのある雰囲気を楽しむことができる」(岡山県・29歳女性)といった答えがあったという。このほか、「インターネットでのスポーツ観戦経験」(複数回答)について聞いたところ、「サッカー」の52%と「野球」の49%に続き、「競輪・競馬などの公営競技」が22%と言う結果になったという。
JKAと全国競輪施行者協議会では同調査の結果にあわせて、「Dokanto!」を紹介している。Dokanto!は、複数のレースの勝者を的中させるタイプの競輪車券で、1口200円で最高払戻金12億円。「Dokanto! 7 (ドカント セブン)」「Dokanto! 4two (ドカント フォートゥー)」という2種類の賭式が用意されている。Dokanto! 7は発売対象競輪場の1日に開催されるレースのうち、後半7レースの1着の車番を当てる賭式、Dokanto! 4twoは後半4レースの各1着と2着の車番を当てる、といった内容だ。
Dokanto! 7とDokanto! 4twoは、「KEIRIN.JP」「チャリロト.com」「Kドリームス」「オッズパーク」の4サイトで購入可能。各サイトでは当せん可能性のある方の投票券数が確認できるほか、KEIRIN.JPではリアルタイムでレース動画を観戦でき、レースの臨場感を楽しむことができる。これらのサイトは、スマートフォンやパソコンを利用することで、外出先や自宅で競技会場の臨場感を味わえる点が支持されているとのこと。