メールには「署名」という習慣がある。名前や所属先、電話番号などが書かれた、メッセージ末尾にある文字列がそれだ。多くのメールソフトは署名機能を装備しており、文字列を登録しておけばかんたんな操作で末尾に署名として追加できる。iOSにも署名機能が用意されており、初期設定では新規メールを作成すると自動的に挿入されるようになっている。
しかし、初期設定の署名用テキストは「iPhoneから送信」(iPadは「iPadから送信」)とされている。署名機能を知らないのか、はたまた面倒なだけなのか、そのまま変更せずに使い続けているユーザも少なくないようだ。
署名はかんたんな操作で変更できるが、どうせならiOS 6からサポートされた新機能「HTML署名」を利用したほうがいい。メールなどからコピーしたテキストを貼り付ければ、ハイパーリンク付きの署名を登録できるのだ。TwitterやFacebookのアカウント、自分のブログのURLなどを掲示すると効果的だろう。
なお、署名欄に直接HTMLタグを入力することはできないため、パソコンのメールソフトでハイパーリンク付きの署名文を作成し、それをiPhoneで受信可能なアドレス宛に送信する、という作業手順を踏まなければならない。少々手間はかかるが、「iPhoneから送信」のまま使い続けるよりも実用的なはずだ。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |