説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりが正しく理解していないこともあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「どうして画面が自動的に暗くなるの?」という質問に答えます。
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iPhoneには、いくつかのセンサーが内蔵されています。周囲の状況にあわせ、自動的に画面を明るくしたり暗くしたりできるのは、そのうち「環境光センサー」(照度センサー/輝度センサー)が明るさを検出し、その値に応じて画面の明るさを調整しているからです。常に画面が見やすい明るさとなるだけでなく、バッテリーの節約にもなります。輝度センサーで画面の明るさを自動調節させる場合は、『設定』→「明るさ/壁紙」にある「明るさの自動調節」スイッチをオンにしておきます。
環境光センサーは、iPhoneの前面上部、通話用スピーカー付近に配置されています。iPhone 4Sは通話用スピーカーの上、iPhone 5は左横と、機種により位置は異なります。外観は黒いため、ブラックモデルの場合は存在に気付きませんが、ホワイトモデルの場合はすぐ特定できるはずです。
最近iPhoneを使い始めた方はご存知ないかもしれませんが、環境光センサーはiPhone 4Sから大幅に性能が向上しています。iPhone 4までは、周囲の明るさの変化に対応できないことが多く、暗い部屋でも眩しいままということがよくありましたが、それは過去のことになっています。
その効果は、iPhoneがスリープしているとき環境光センサー付近を指でおさえ、スリープボタンをクリックすればわかります。「明るさの自動調節」スイッチがオンのときには、環境光センサーが周囲を暗いと判断するため、画面が暗い状態でスリープから復帰します。指を環境光センサーから離せば、画面はみるみる明るくなるはずです。