起動されたアプリは、メモリ上に作業領域を確保する。そして多数のアプリを起動しメモリ領域が不足してくると、iOSは古い(以前に起動した)アプリを終了させ、自由に使える領域を確保する。だから、ユーザはメモリのことなど気にする必要はないのだが、アプリの速度が低下してページスクロールが遅くなる、などの問題は起こりうる。
メモリの消費量はアプリごとに異なるため、一律に語ることはできないが、おおまかな傾向として「Webページを表示するアプリはメモリ消費量が大きい」ことは確かだ。そして、メモリ領域の空きは大きいに越したことはない。使い終わったアプリは手動で強制終了したほうがいい、といわれる理由はここにある。
Webページを表示するアプリといえば「Safari」を連想するが、それだけではない。たとえば、「App Store」に含まれるお勧めアプリを紹介する「App Genius」。この機能、表示内容にWebページが含まれるため、そもそもメモリ消費量が多めなうえに、お勧めアプリを探すためか、利用しているうちにメモリ消費量が急増することがある。あまり必要でなければ、オフにしておいたほうがいい。
その「App Genius」をオフにする手順は、以下に示すとおり。アプリの「App Store」からオフにすることはできないので、メモリ消費量のことはさておき、知っておいて損はないだろう。
操作手順をカンタン解説
1 App Geniusは「App Store」でオンにできるが、オフにすることはできない |
2 App Geniusをオフにする場合、最初に「設定」を起動し、「iTunes Store/App Store」をタップする |
(提供:iPad iPhone Wire) |