NTTドコモは1月22日、2013年春モデルの新製品12機種を発売した。スマートフォン9機種、タブレット2機種、モバイル無線LANルーター1機種というラインナップで、高精細×高速通信×高速処理の「超高速フルHDスマートフォン」をキーワードに訴求していく。本稿では発表会の模様と合わせて、注目機種の特長をおさらいしていきたい。
フルHDディスプレイ搭載モデル
今春モデルには、5インチ(画面解像度440dpi)のフルHDモデルが5機種投入される。
NTTドコモの加藤薫社長が今春の「イチ押し」モデルとしてアピールしていたのが、「Xperia Z SO-02E 」と「Xperia Tablet Z SO-03E」。「同じ世界観でデザインされたスマートフォンとタブレットです。この高級感あるふたつの端末で生活を始めると、新しい世界が広がるような気がします」と紹介した。
Xperia Zは「従来機と比べて格段に高精細になったフルHDディスプレイ」(加藤社長)を備えるほか、1.5GHzクアッドコアCPU(APQ8064)を搭載し、下り最大100Mbpsの高速通信Xiにも対応するなど"超高速フルHDスマートフォン"の魅力をあますところなく体現した端末。Xperia Tablet Zは「世界最薄の厚さ6.9mm、国内最軽量の495g」という超薄型軽量ボディが特長となっている。
「ELUGA X P-02E」は、狭額縁の大画面ディスプレイを備えたモデル。パナソニックのHDDレコーダーやスマート家電などと連携することができる。「ARROWS X F-02E」は指紋センサーを搭載しており、高セキュリティで利用できる。1.7GHzの高速クアッドコアプロセッサと1,630万画素の高画質カメラを搭載する。「Optimus G Pro L-04E」は、滑らかなIPS液晶を搭載した端末。春モデルで最大となる3,000mAhバッテリを搭載するほか、1.7GHzクアッドコアプロセッサにより処理もスムーズに行える。以上のスマートフォン4機種、タブレット1機種がフルHDディスプレイ搭載モデルとなる。
受信時最大112.5Mbps対応モデル
112.5Mbpsに対応したスマートフォンとしては「Ascend D2 HW-03E」が投入される。4.7インチHD液晶を搭載したモデルで、濡れた手でも操作しやすい「水滴クリアタッチパネル」を採用した。また、モバイル無線LANルーター「HW-02E」も発表された。手のひらサイズの軽量コンパクトな端末となっている。ちなみに2013年春モデルでは「スマートフォン for ジュニア SH-05E」以外の全スマートフォン・タブレットが下り最大100Mbpsに対応している。
こだわりの機能を搭載したモデル
withシリーズには2モデルがラインナップに加わった。「AQUOS PHONE EX SH-04E」は、端末下部がイルミネーションで光るデザインが特長。資生堂の協力により、化粧をシミュレーションできるアプリもプリインストールする。「MEDIAS X N-04E」は、美しさと使いやすさを追求したモデル。画面のブルーライトを30%カットし、目の疲れを抑える機能を搭載している。
そして発表会でひときわ注目されていたのが、「MEDIAS W N-05E」。4.3インチの液晶を2枚搭載したモデルで、折り畳んで通常のスマートフォンとして利用できるほか、2つの液晶を並べて大画面のスマートフォンとしても使えるようになっている。
* * *
ちなみに春モデルでは、クアッドコアCPU搭載端末は計9機種、Android 4.1搭載端末は計10機種、スマートフォン9機種のうち7機種が2,000mAhの大容量バッテリを搭載しており、NFC(Felica+TypeA / B)対応端末は計6機種、モバキャス対応機種は計6機種となっている。
最後に加藤社長は「今後も、お子様から大人までご家族の皆さまが揃って満足していただける製品とサービスを提供していきます。ドコモではスマートフォンの先にある世界を広げていきます。ご期待ください」と結んだ。
(記事提供: AndroWire編集部)